RUSH観戦ツアー in アメリカ!その8:RUSH Live @ Jiffy Lube Live

RUSH Live @ Jiffy Lube Live

IMG_0254D.C.名物(?)のぐるんぐるんランプ地獄へハマりながらも、何とか方向転換しD.C.から西へ向かう事30分。17時頃に会場であるJiffy Lube Liveに到着。
まだ夕方という事もあって昨日の夜に下見に来た時とは全然印象が違う。

既に数十人のファンが入場ゲート前に並んでいる。ライヴのスタートは19時半。それはチケットにも書いてあるんだけど、開場の時間は書いてない…。仕方ないので当日券売り場のスタッフに拙い英語で聞くと18時半からとのこと。まだ1時間半もあるし(汗)

ちなみに、このJiffy Lube Liveという会場、周りには何にもない。ぽつんぽつんと民家が点在しているくらいでどう考えても車でしか来られない立地条件。当然ながらほぼ全てのファンが車やバイクでやってくるわけで、駐車場もやたらと広い。駐車場は幾つかのエリアに分かれていて、追加料金を払えば優先的に出し入れが出来るVIP駐車場ってのもあった。しがないWorking Manである2人は勿論一般駐車場(苦笑)

入場ゲート前に並ぶも周りに何もないもんだからとにかく日差しが暑い。でも、どうしようもないから周りのファンを観察しながら過ごす(笑)
実際に見たRUSHファンの印象は、完全に思っていた通り。おっさん率が異様に高くて、その奥さんと子供という家族連れがちらほら(子供は大体オタクっぽい感じ)、あとはDREAM THEATERも間違いなく好きであろうメタラー、トラック運転手か森林伐採してそうなやたらと腕っぷしが強そうな兄ちゃんとその彼女、etc…って感じ。目を合わせたくないような雰囲気の人は皆無で全く平和そのもの。まぁRUSHにキャアキャア言うような若いファンがいてもね…(苦笑)
で、そんな待ち時間をアメリカ人たちはRUSHを大音量でかけながらバーベキューして過ごす。完全に週末のレジャーの様相(笑)

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そうこうしてる内にいよいよ開場!
ちゃんと入場出来るかどうか危ぶまれたチケットも全く問題なく、ゲートを通過した瞬間テンション急上昇。有り金ほぼ全てグッズに使う。TシャツはことごとくSサイズがなくてガッカリ…。まぁ周りの人の体型見てたら納得なんだけど。結局グッズは自分用にプログラムとTシャツ、缶バッジとピンバッジのセット、ピックセットを購入。あとはお土産用に色々と。入れられた袋が何故かMAROON5ので、売店のおばちゃんが「ごめんね(笑)」って謝ってた。
席に向かう途中、ここJiffy Lube Liveのライヴスケジュールの看板を発見。IRON MAIDEN, DREAM THEATER, KORN, GREEN DAYなど、その錚々たる顔触れに更にテンション上がる。

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会場はすり鉢状になっていて、アリーナが座席指定で、後ろは芝生で自由席。芝生ではみんなレジャーシートを敷いてまったり待機してる。今回の席はオーケストラピット。本物のオーケストラピットなわけじゃなくて、アリーナの最前ブロックでアレックス側の前から10列目くらい。ゲディ側じゃないのが残念だけどオークションなんかでも値段が全然違うらしい…。でも、生でRUSHを観られるだけで十分!幸せ過ぎるくらい。

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そうこうしてる内に時間は19時半。早くも会場は大歓声。ふいに暗転になり、さっきまでとは比べ物にならないほどの歓声が会場を包む。既に日本のライヴの盛り上がりとは全然違う。
スクリーンにはオープニング・ムービーが映し出される。
舞台はとあるダイナー。”RASH”(笑)という名の若者3人組が演奏している(曲はブラス風”The Spirit Of Radio”!)。ゲディはダイナーの主人、ニールは警察官、アレックスは太り過ぎのおっさん(苦笑)3人が楽しそうにあれやこれやと漫才を繰り広げてる内に、何故かダイナーに置いてあったタイムマシンが動き出してしまい、RASHが演奏する”The Spirit Of Radio”がロックンロールや80年代ディスコ風など、色んな時代のアレンジに変わっていくという傑作ムービー。よくもまぁこんなの作ったもんだ。次に出すライヴDVDに絶対に特典として入れて欲しい。詳しくは実際のムービーをご覧あれ。

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=vTueCKd-kHE&feature=related]

そして、このムービーから本人たちの”The Spirit Of Radio”へ繋がって遂にライヴがスタート!
生ゲディ!生ニール!生アレックス!
しかも、よく見るとゲディのTシャツが”RASH”!そのTシャツ欲しいし!
もうこの時点で早くも感無量。観る事は叶わないと半ば諦めていたRUSHが今目の前で演奏してるなんて!この瞬間、大袈裟じゃなく生きてる事に、これまでの色んな出会い、経験、その全てに感謝した。
演奏は勿論全く問題なし、音も驚くほどクリア。3人ともが楽しみながらプレイしてるのが伝わって来る。

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アッと言う間に”The Spirit Of Radio”が終わり、次に始まったのは何と”Time Stand Still”!大好きなシンセ全盛時代の曲を聞けるとは。サビではアレックスもシンセを弾いて活躍する。この曲のコード進行は本当ずるい。泣ける、と言うか泣いた。
3曲目は”Presto”。あまり人気のない(笑)「Presto」のタイトルチューン。ライヴで披露されるのは初めてのはず。個人的にはそれほど好きな曲じゃないけど、ニールのプレイはどんな曲でも興味深いのでドラムばっかり見てたな。

RIMG0386ゲディの挨拶の後にプレイされたのは”Stick It Out”。ヘヴィなリフがライヴではより一層映えてカッコ良い!実は初めて買ったRUSHのアルバムが当時最新作だった「Counterparts」。聞きまくったアルバムだけに周りのイマイチな盛り上がりに関係なく飛び跳ねまくってた。
「Snakes & Arrows」からの”Workin’ Them Angels”を挟んで、またもや「Counterparts」から”Leave That Thing Alone”。この曲はラストのテーマに戻る前のフィルがニールらしさ満点で最高。こういうクールなインストものでもありきたりにしないのがRUSH。
再び「Snakes & Arrows」に戻って”Faithless”。これも初披露のはず。最近のアルバムの曲になると途端に歓声が少なくなるのが分かり易くて面白い(笑)新しめの曲が続いてるのは後半で「Moving Pictures」やるから仕方ないのかも。
続いては今回のツアー前に発表されたシングルから”BU2B”。当然だけどCDよりも何倍もヘヴィに響いて来る。未だにこういう冒険的なアプローチが出来るのがRUSHの凄さ。変化を恐れないと言うか、ドキュメンタリー「Beyond The Lighted Stage」でも言ってたけど、本当に自分たちのやりたいようにやってるのがよく分かる。

RIMG0410新しめの曲が続いて若干落ち着いてきたところで”あの”イントロが!”Freewill”が始まるやいなや凄まじい盛り上がり。アメリカ人は本当に分かりやすい(笑)でも、仕方ないよな名曲中の名曲だもん。この曲の中間部、聞いての通りかなり複雑にギター、ベース、ドラムが絡み合ってるんだけど、無事に(って当然だけど)歌メロに戻った時の歓声はそれはもう凄かった。やっぱりみんなハラハラしながら観てるんだろうか(笑)ちなみに、この時隣のギークっぽい兄ちゃんと一緒に夢のRUSHエアドラムを果たしました。
そして、まさかの”Marathon”と”Subdivisions”2連発!反則でしょこれ。アレックスは割と暇そうだけど(笑)、この2曲はゲディとニール大忙し。生で聞いて改めて自分はこの時期の曲が好きなんだと再認識した。”Subdivisions”でまた泣いたし。RUSH史上一番切ないメロディだと個人的には思ってる。

ここで前半終了!「ちょっと休憩しよう。またすぐに戻って来るよ!」と言って去って行く3人。客電が点くとステージ前には機材を撮影する人だかりが…って勿論撮りに行った(笑)
今回のステージの凝りようは恐らくRUSH史上一番じゃないかな。アンプの類いはステージ脇によけてあって、ツアータイトルであるタイムマシンをデザインしたセットがドラムの両脇に並んでいる。更には最前列とかからじゃないと分からないような足下にも全部装飾が施してあって、その拘りっぷりに感心。

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で、休憩と言えばトイレ。
しかし、この会場、2ヶ所しかトイレがなくて凄まじい行列。みんなしょっぱなからビールの消費量がハンパじゃないからそりゃ仕方ないか。でも、休憩は恐らく15分程度。しばらく並ぶも間に合わないと判断し、席に戻ったのだがこれが後に悲劇を招くとは…。
そうこうしてる内にいつの間にやらスクリーンには思わせぶりなカウンターが!

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そう、後半の目玉は「Moving Pictures」の完全再現!観客の期待が高まる中、1分に1年くらいのテンポで少しずつ動いていくカウンター。ちょうど1980になったところで、再びオープニング・ムービーが流れ始める。よっぽど演技するのが楽しいらしい(笑)きっとアレックスだな。
今回の舞台はRASHのPV撮影現場。曲は”Tom Sawyer”。ゲディは監督、ニールはカメラマン、アレックスはやっぱり太り過ぎのおっさん(苦笑)またもやタイムマシンが動き出してRASHのメンバーが子供になったり、猿になったり、魔法使いみたいなRUSHのメンバーになったり。こっちも笑わしてくれる。これも詳しくは実際のムービーで。

[youtube:hhttp://www.youtube.com/watch?v=yaQ9zOx1x-U&feature=related]

RIMG0377そして、太ったアレックス(ムービーのね/笑)のカウントから”Tom Sawyer”がスタート!場内割れんばかりの大歓声、そして大合唱。凄いなアメリカ。ちなみにさっき一緒にエアドラムした隣の兄ちゃんは今度はエアキーボードしてる(笑)いや、分かるぞその気持ち。RUSHファンは大体一人四役くらい出来るよね。
当然ここから”Red Barchetta”、”YYZ”、”Limelight”とRUSHの代表曲が目白押し。”YYZ”では「Rush In Rio」みたいにテーマ歌ってやった!テンション上がり過ぎて倒れるかと思ったし。でも、大人しく観ろって方が無理だよなこれは。周りももうお祭り騒ぎ。特にギターソロになると凄い歓声が飛ぶ。アレックスが人気なのか、アメリカ人がギターソロ好きなのかどっちかは分からないけど(笑)
続く”The Camera Eye”、”Witch Hunt”、”Vital Signs”でも前半の4曲程じゃないけど、みんな凄く聞き込んでるのがよく分かる。挙げた手がきっちり変拍子に合ってるもんね。いやぁ、ほんと「Moving Pictures」の人気を改めて思い知らされた。

IMG_0301MCなしだった「Moving Pictures」完全再現の後、「今度は新しい曲をやるよ」的な事を言って最新シングルから”Caravan”がプレイされる。新曲だから気合い入ってるのか、この曲だけやたらとパイロがバンバン上がって熱い空気が流れて来る。そして、それと共にどうしようもない程トイレに行きたくなる(苦笑)我慢出来るものなら最後まで我慢しようかとも思ったけど、行くならここだろうと(笑)意を決してトイレへダッシュ。しかし、同じ事を考えてる人多数…。しばらく並ぶ羽目に。
ようやくスッキリしたところで会場から漏れ聞こえてきたのはもしかしてドラムソロ!?ダッシュで席へ戻ってライヴ復帰。最初を見逃しただけで済んだようで一安心。それにしても、ニールのドラムソロは本当に芸術の域に達してる。技術をひけらかすようなソロが多い中で、これほど観客にアピールする魅せるソロってないと思う。テクニックだけでいったらもっと上手いドラマーは沢山いるけど、あそこまでストイックに自分独自のスタイルを貫けるドラマーはなかなかいない。
ちなみにニール師匠、今回はシンバル全部に模様入ってたけどあれは特注なのかな?

ドラムソロの後はアレックスが一人で登場。12弦のアコギで軽くフォークっぽいソロを弾いてから”Closer To The Heart”へ。これも名曲。勿論会場大合唱。いつも遊ぶエンディングは3連ヴァージョンで、ピョンピョン飛び跳ねるゲディが可愛い(笑)
そろそろ終わりかと思いきや、聞こえてきたのはあのイントロ!

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“2112”!
流石に全部はやらずに”Overture”から”The Temples Of Syrinx”までだったけど、ゲディとアレックスに煽られながら「ダラダダッダダ、Hey!」の掛け声も勿論やった。これもやはり相当人気があるようで、斜め前で椅子の上に立って観てる小学生くらいの男の子ですら一緒にやってた。悲しい事に日本では考えられない…。
本編ラストは「Snakes & Arrows」から”Far Cry”。現時点での最新作なだけにやっぱり「Snakes & Arrows」の曲が多くなるのは仕方ないか。でも、エンディングのニールの畳み掛けるようなフィルには痺れた。

IMG_0305あっさりとステージを去る3人だけど、これで終わるはずもなくすぐにアンコールへ。この時点で帰りの混雑を避ける為か帰る人たちもちらほら。これは万国共通(笑)
アンコール1曲目は”La Villa Strangiato”。RUSHの曲の中でも最高難易度の曲。本人たちも「Beyond the Lighted Stage」の中で「あの曲は当時の自分たちの力量を超えていた」と言ってたけど、この曲は本当に難しい。特にベースとドラム。それなのにドライブ感がハンパじゃない。構築美とラフさが絶妙のバランスでミックスされていて、それが極限のスリリングさを生み出してるんだよな。そんなスリリングな曲でさえノッてしまうアメリカのファンたち、恐るべし…。
ラストを飾ったのは”Working Man”。1コーラス目は意表を突いたレゲエ・アレンジで、2コーラス目の途中からオリジナル・アレンジに戻るという展開。「Beyond the Lighted Stage」との絡みでの選曲なのかと勘繰ってしまったけど、どうなんだろ?ギターソロのパートがかなり引き延ばされてアレックスが弾きまくる!そして、やっぱり客席は大盛り上がりの中、大団円。アレックスが人気なのか、アメリカ人がギターソロ好きなのか、その謎は最後まで解ける事はなかった(笑)

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メンバーがステージから去り、RUSHのライヴが終わってしまったという寂しさを感じ出すタイミングで三たびスクリーンにムービーが登場。
一部と二部のものとは全く別の内容で、誕生日を迎えたにわかRUSHファンがダブルネックのベースにサインを貰おうと偽物のバックステージパス(キンコーズで作った/笑)でRUSHの楽屋に侵入するというもの。ニール専用のサンドイッチを無断で食べるくだりや、微妙に違う曲名で必死にファンである事をアピールするところが最高(笑)コメディ映画のワンシーンのような素敵なエンディング・ムービーで別れの寂しさを吹き飛ばしてくれるなんて、何て粋な心意気!徹底してファン思いのその姿勢に惚れ直しましたとも。

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=3uXmEUKgmY8&feature=related]

結局ライヴが終わったのは23時前。休憩込みで3時間強!
これまでに観たどんなライヴとも違う、全く別の感動を味わえたライヴだった。それは勿論アメリカまで観に来たというのもあるし、10年以上も観る事を熱望していたというのもあるんだけど、純粋に芸術としてもエンタテインメントとしても超一流のショウだったと思う。
こんな刺激この先あるんだろうか?来年またアメリカまで足を運んでライヴを観たとしても、きっと今日のこの感動は二度と味わえないんだろうな。
そんな事を考えながらこの日は眠りについたのでした。

-Set List-

1.The Spirit Of Radio (Permanent Waves)
2.Time Stand Still (Hold Your Fire)
3.Presto (Presto)
4.Stick It Out (Counterparts)
5.Workin’ Them Angels (Snakes & Arrows)
6.Leave That Thing Alone (Counterparts)
7.Faithless (Snakes & Arrows)
8.BU2B (Caravan)
9.Freewill (Permanent Waves)
10.Marathon (Power Windows)
11.Subdivisions (Signals)

-Intermission-

12.Tom Sawyer (Moving Pictures)
13.Red Barchetta (Moving Pictures)
14.YYZ (Moving Pictures)
15.Limelight (Moving Pictures)
16.The Camera Eye (Moving Pictures)
17.Witch Hunt (Moving Pictures)
18.Vital Signs (Moving Pictures)
19.Caravan (Caravan)
20.Drums Solo
21.Closer To The Heart (A Farewell To Kings)
22.2112:Overture~The Temples Of Syrinx (2112)
23.Far Cry (Snakes & Arrows)

-Encore-

24.La Villa Strangiato (Hemispheres)
25.Working Man (Rush)


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3 Comments

  1. […] This post was mentioned on Twitter by BlackTower_B, Shingo Uchida. Shingo Uchida said: 遂に完成!「RUSH ライヴレポ @ Jiffy Lube Live」長文注意! http://bit.ly/avJgnb […]

  2. ひるるん
    2010/10/03

    いやぁ~。興奮ぶりがよく伝わるレポですね~(≧ω≦)!
    10年来の夢。実現おめでとうございますっ!
    暑い中、3時間強のライブ。堪能されたご様子。
    夢中で追いかけるものがあるって、何だかいいですよね( ゚ー゚)( 。_。)ウンウン
    ちょっと羨ましいw

  3. sin
    2010/10/04

    ですよね(笑)
    あまりにも長文すぎて途中でどうしようか途方に暮れました。
    人生の半分くらいずっと抱き続けてきた夢なんで、本当に感動も桁外れでした。
    また行きたいです!

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