28週後…

51yei0fde8l.jpg世界的にスマッシュ・ヒットしたゾンビ・アクション・ホラー「28日後…」の続編。ウイルス感染発生から28週後、米軍主導のNATO軍監視の下、復興が始まったばかりのロンドンを再びウイルスの脅威が襲う様を描く。

出演:ロバート・カーライル、ローズ・バーン、ジェレミー・レナー、ハロルド・ペリノー、キャサリン・マコーマックほか
音楽:ジョン・マーフィ
脚本:フアン・カルロス・フレスナディージョ、ローワン・ジョフィ、ヘスス・オルモ、E・L・ラビニュ
監督:フアン・カルロス・フレスナディージョ


「ドーン・オブ・ザ・デッド」「ショーン・オブ・ザ・デッド」以来のゾンビ映画の傑作!(厳密に言うと”ゾンビ”ではなくて、レイジ・ウイルスに感染してしまった”感染者”ですが、前作も含めこのシリーズは明らかにゾンビ映画)

全編に漂う圧倒的な絶望感と悲壮感、画面を覆う暗澹とした色彩と人間を突き放すかのような冷たさと美しさを放つ音楽。
この世界観はハリウッドではまず作れないでしょう。
前作も従来のホラー映画的手法とは違う形で終末の恐怖や、人間の孤独や恐ろしさ、家族の絆といったものを描いた見事な作品でしたが、その中にも僅かに救いはありました。
しかし、今回はそれすらも皆無。
ほっと一息つけるようなシーンすらもなく、 徹底して危機的状況下における人間の、群衆の、そして国家の恐怖を描いています。
そういった意味では、ロメロが描いた名3部作の遺伝子を最も受け継いでいるゾンビ映画かも知れません。

前作「28日後…」とこの「28週後…」は、「エイリアン」と「エイリアン2」の関係に良く似ています。
忍び寄る静かな恐怖と混乱を描いた1作目。
そして、それが爆発的に広がり狂気へと変わる2作目。
スプラッター描写、アクション要素が格段にスケール・アップしている所も共通しています。
とても続編とは呼べないような形だけを借りた代物が当たり前に作られる今、それもホラーというジャンルで1作目を凌駕する作品を作り上げた事は称賛に値します。

これからも作られるであろう終末映画の新たな指針となる傑作。
必見!!


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