6 月 21

indianajones_cs.jpg米ソ冷戦下の1950年代を舞台に、宇宙の神秘を解く力を持つ秘宝を巡ってインディとソ連軍が熾烈な争奪戦を繰り広げる19年ぶりのシリーズ第4弾。

出演:ハリソン・フォード、シャイア・ラブーフ、レイ・ウィンストン、カレン・アレン、ケイト・ブランシェット、ジョン・ハートほか
音楽:ジョン・ウィリアムズ
脚本:デヴィッド・コープ
監督:スティーヴン・スピルバーグ



僕が映画というものに決定的にハマったのは「スター・ウォーズ」と「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、そしてこの「インディ・ジョーンズ」を見た時から。
本当に何度見たか分かりません。
そんな「インディ・ジョーンズ」の新作、期待するなという方が無理ってもんです。

舞台は前作「〜最後の聖戦」から19年後の1957年。
前3部作では30代だったインディも既に58歳(演じるハリソン・フォードは66歳!)。
若干の不安も正直ありましたが、見事なまでに「インディ・ジョーンズ」でした。

抜群の行動力と知性、野性的な勘。
後先考えない頑固者で、女とヘビに滅法弱く、そしていつもどこか抜けている。
そんな、決して完璧じゃなく、人間味が溢れている所がインディの魅力であり、このシリーズの魅力。
ハリソン・フォードもスティーヴン・スピルバーグもジョージ・ルーカスも、そんな事は当然分かりきっていて、80年代を代表するこのヒーロー像を一切壊す事なく、年齢を重ね味わい深くなったインディを見事に作り上げています。

ストーリーもシリーズ共通のテーマである超常的な力にまつわる秘宝を巡る大冒険活劇。
冒頭のエリア51からペルーの遺跡、アマゾンの失われた都へと物語が進むにつれて激しさを増すアクション。
若いマットに美味しい場面を譲りつつも、インディもなかなか体を張ったアクションで頑張っています。
ストーリー的にもアクション的にも、荒唐無稽さで言えばシリーズ随一かも知れません。
インディが93歳まで生きるのは分かってるんですが、それでも放射能の影響はかなり気になります…。

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4 月 26

10000bcposter.jpg先史時代の世界を舞台に、囚われの身となった愛する女性を救うべく壮大な冒険を繰り広げる若者の姿を描いたスペクタクル・アドベンチャー。

出演:スティーヴン・ストレイト、カミーラ・ベル、クリフ・カーティスほか
音楽:ハラルド・クローサー、トマス・ワンダー
脚本:ローランド・エメリッヒ、ハラルド・クローサー
監督:ローランド・エメリッヒ



ローランド・エメリッヒと言えば、毎回ビッグ・バジェットを投じて無駄にスケールの大きな作品を作ってはイマイチの出来という、マイケル・ベイと双璧を成す愛すべき監督。
そんなローランド・エメリッヒの4年ぶりとなる新作は先史時代が舞台。
予告編を見る限り中身の無さそうな感じで大して期待もしてなかったんですが、実際に観てみると本当にその通りでした。

ストーリーは無いも同然で、見所は映像のみ。
しかも、その映像もマンモスの群れとかピラミッド建造風景とか確かにスケール感はあるんですけど、何か違う。
リアルじゃないと言うか、出てくる映像がどれも綺麗過ぎるんです。
作品の中に出てくるもの全てが汚れていない。
顔に泥が付いていたりしても、「あぁ、メイクですね」ってすぐに思ってしまうような綺麗さ。
だから、常に生と死の狭間を行き来しているような世界なのに緊張感や切迫感が感じられないし、印象に残るシーンも無い。
殆どストーリーが一緒にも関わらず「アポカリプト」にはそれがありました。
だからこそあれ程の傑作になったのだと思います。

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4 月 7

waroftheworlds.jpg1898年にH・G・ウェルズが発表したSF小説の金字塔「宇宙戦争」を映画化した1953年版をリメイクした作品。

出演:トム・クルーズ、ダコタ・ファニング、ティム・ロビンス、ミランダ・オットー、ジャスティン・チャットウィンほか
音楽:ジョン・ウィリアムズ
脚本:デヴィッド・コープ、ジョシュ・フリードマン
監督:スティーブン・スピルバーグ


古典的な手法と現代の映像技術で描いたパニック・ムービーの傑作。

最近のパニック映画はどちらかと言うとグラフィック的な派手さで恐怖感を煽るものが多いのですが、この作品はそれとは対照的にもっと根源的な恐怖を描いています。
流石「激突!」や「ジョーズ」を撮ったスティーブン・スピルバーグ、画の見せ方が素晴らしい。
客観的な視点は殆ど登場せず、あくまで視点は主人公からのもの。
当然いちいち説明などありません。

何が起こっているのか、アレは何なのか、自分達はどうなるのか…。

その「分からない」事から来る不安、恐れ、そして恐怖の感染が作品全体を覆い、途方もない絶望感を描き出しています。
こういった危機的状況での集団パニックや、「100万年前から埋まってた」などの根も葉もない噂を信じてしまう判断能力の喪失は、現実世界でも有り得るだけに恐ろしさを感じました。

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4 月 5

cf_01.jpg大ヒットTVドラマ「LOST」「エイリアス」を生み出したJ・J・エイブラムスがプロデュースを務めた異色のパニック・ムービー。

出演:マイケル・スタール=デヴィッド、マイク・ヴォーゲル、オデット・ユーストマン、リジー・キャプラン、ジェシカ・ルーカス、T・J・ミラーほか
脚本:ドリュー・ゴダード
監督:マット・リーヴス



「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の優れた点は、情報の露出を極端に抑え、更には偽物のWEBサイトや書籍を複数作り、それがあたかも事実であるかのようなメディア・ミックスでのプロモーションを展開したこと。
だからこそたった3万ドルの製作費で全世界で3億ドル以上もの興行収入(製作費に対し最も収益率の高かった映画のギネス記録)を得る事が出来たのです。
この「クローバーフィールド」は「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」という前例があったからこそ作る事が出来た作品。
ハンディ・カメラを用いた撮影方法も徹底した情報戦略も間違いなく影響を受けています。

ただし、この作品はスケールが全く違います。
崩れ落ちるビル、逃げ惑う人々、容赦の無い軍隊の攻撃。
誰しもが容易に9.11を想起するそのどれもが凄まじい迫力。
全編で使用されているハンディ・カメラが恐ろしい程効果的に機能し、従来の映画とは異なる緊張感を観客に強いります。
「宇宙戦争」でスピルバーグが描いたものを、更にハンディ・カメラという個人の視点へとシフトさせた作品と言えるかも知れません。

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3 月 26

51ne7vcjcjl.jpgフランク・キャプラ監督の「ポケット一杯の幸福」をリメイクした、1989年製作のアクション娯楽大作。

出演:ジャッキー・チェン、アニタ・ムイ、グロリア・イップ、トン・ピョウ、ユン・ピョウほか
音楽:スー・ソン
脚本:エドワード・タン、ジャッキー・チェン
監督:ジャッキー・チェン


「酔拳」や「スパルタンX」、「プロジェクトA」シリーズ、「ポリス・ストーリー」シリーズなどジャッキー作品には数多くの名作がありますが、ゴールデン・ハーベスト社設立20周年記念として製作されたこの作品も、ストーリー、アクション共に最高水準のクオリティを誇る傑作。
熱心なジャッキー・ファン以外にはあまり知られてない作品かも知れませんが、ジャッキー自身が「一番好きな作品」と語っているように、ジャッキー作品の中では異色と言えるほど人情ドラマがメインとなっていて、そのほのぼのとした魅力的なストーリーが見る者の心を温かくしてくれる作品です。

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3 月 16

jumper.jpgテレポート能力を持つ主人公に迫る宿命的な危機を最新のVFXを駆使しサスペンスフルに描いたSFアクション・アドベンチャー。

出演:ヘイデン・クリステンセン、ジェイミー・ベル、レイチェル・ビルソン、サミュエル・L・ジャクソン、ダイアン・レイン、アンナソフィア・ロブ、マックス・シエリオットほか
音楽:ジョン・パウエル
脚本:デヴィッド・S・ゴイヤー、サイモン・キンバーグ、ジム・ウールス
監督:ダグ・リーマン


もし自由にどこへでも瞬間移動出来る力があったら?

きっとみんな同じような事するでしょう。
デヴィッドほど私利私欲に走るかどうかは人それぞれでしょうけど。

そう、アナキン役でダーク・サイドが気に入ってしまったのか、ヘイデン・クリステンセンはこの作品でも悪い顔してます。
「僕は何も悪くない。そうするしかなかったんだ。環境がそうさせたんだ!」と言いたげな表情をさせれば世界一(褒めてます)のヘイデン・クリステンセン。
年を取るにつれてどんどん魅力が減ってきてるような…。
お腹も出てたし、身長以外では完全にジェイミー・ベルに負けてました。

そんなヘイデンを追跡するのが”メイス・ウィンドゥ”サミュエル・L・ジャクソン。
ライトセーバー似の武器を手に徐々にヘイデンを追いつめていくのですが、このパラディンという職業(?)の位置づけがよく分からない。
ジャンパーvsパラディンという構図は単純明快で良いのですが、困った事にどちらも善でも悪でもなく、その両方を併せ持つ存在なので、最後までどちらにも感情移入することが出来ませんでした。
これでサミュエル・L・ジャクソンがいつものように「マザファッカ!」と一言言ってくれれば、断然そっちを応援したのに。

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3 月 13

51u2ij5pvrl.jpg135階建ての超高層ビル”グラス・タワー”で発生した大火災からの脱出劇を描いたパニック超大作。

出演:スティーヴ・マックィーン、ポール・ニューマン、ウィリアム・ホールデン、フェイ・ダナウェイ、フレッド・アステア、O・J・シンプソン、リチャード・チェンバレン、ロバート・ヴォーンほか
音楽:ジョン・ウィリアムズ
脚本:スターリング・シリファント
監督:アーウィン・アレン、ジョン・ギラーミン


「ポセイドン・アドベンチャー」と並ぶ、パニック映画の金字塔。

160分もの長尺にも関わらず、見る度にその凄さを見せつけられる恐ろしい作品です。
どんなに遅い時間に見始めても、一度スタートボタンを押したが最後、決して眠る事を許してくれません。
これが30年以上も前に作られた作品とは…。

最近の作品とは違ってヴィジュアルに頼らない、あくまで脚本とカメラワーク、編集によって生み出されるスリリングな展開と、幾つもの人間ドラマによって一気に最後まで見せきってしまう構成の上手さ、そして全編に漂う、まるで自分もその場にいるかのような緊迫感はとにかく圧巻の一言。
特に後半のガス爆発によって崩れてしまった階段を捩れた手摺りをつたって下りていくシーンや、ゴンドラで隣のビルへ移動するシーン、ビルの外壁から落ちそうになるエレベーターの救出シーンなどは、後のパニック・ムービーに多大な影響を与えた屈指の名場面です。
この作品にはパニック映画に必要なものが全て詰まっていると言えるでしょう。

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