9 月 21

wanted_nyccgalleryposter.jpg暗殺組織に素質を見出された青年が覚醒し、孤高の暗殺者へ成長していく姿を描いた人気グラフィック・ノベルの映画化。

出演:アンジェリーナ・ジョリー、ジェームズ・マカヴォイ、モーガン・フリーマン、テレンス・スタンプ 、トーマス・クレッチマン、コモンほか
音楽:ダニー・エルフマン
脚本:マイケル・ブラント、デレク・ハース、クリス・モーガン
監督:ティムール・ベクマンベトフ

ティムール・ベクマンベトフという監督を初めて知った「ナイト・ウォッチ」は映像はハリウッドに引けを取らない出来でしたが、映画としては酷い内容でした。
「もう少ししっかりとした脚本があれば違っただろうな」というのが当時の印象。
その後の「デイ・ウォッチ」は結局見ず、この「ウォンテッド」が久々のティムール・ベクマンベトフ作品だったわけですが、トレイラーの印象通りかなり荒唐無稽、ツッコミ所満載な内容でなかなか楽しめました。

一番インパクトがあったのはやはりアンジェリーナ・ジョリー。
アクション作品としては「Mr.&Mrs. スミス」以来かな?
しかも今回は久々のビッチキャラ。
あまりにもハマり過ぎてて笑ってしまいましたけど、キャラクターとしては今までで一番好きかも。
タナムスさんことジェームズ・マカヴォイもなかなか頑張ってたと思いますが、インパクトはちょっとなかったですね。
まぁアンジェリーナ・ジョリーのあの存在感に勝てる若手俳優(しかもダメ男系)はまずいないでしょう。
貫禄ありすぎ。
スピンオフを希望します。
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6 月 21

indianajones_cs.jpg米ソ冷戦下の1950年代を舞台に、宇宙の神秘を解く力を持つ秘宝を巡ってインディとソ連軍が熾烈な争奪戦を繰り広げる19年ぶりのシリーズ第4弾。

出演:ハリソン・フォード、シャイア・ラブーフ、レイ・ウィンストン、カレン・アレン、ケイト・ブランシェット、ジョン・ハートほか
音楽:ジョン・ウィリアムズ
脚本:デヴィッド・コープ
監督:スティーヴン・スピルバーグ



僕が映画というものに決定的にハマったのは「スター・ウォーズ」と「バック・トゥ・ザ・フューチャー」、そしてこの「インディ・ジョーンズ」を見た時から。
本当に何度見たか分かりません。
そんな「インディ・ジョーンズ」の新作、期待するなという方が無理ってもんです。

舞台は前作「〜最後の聖戦」から19年後の1957年。
前3部作では30代だったインディも既に58歳(演じるハリソン・フォードは66歳!)。
若干の不安も正直ありましたが、見事なまでに「インディ・ジョーンズ」でした。

抜群の行動力と知性、野性的な勘。
後先考えない頑固者で、女とヘビに滅法弱く、そしていつもどこか抜けている。
そんな、決して完璧じゃなく、人間味が溢れている所がインディの魅力であり、このシリーズの魅力。
ハリソン・フォードもスティーヴン・スピルバーグもジョージ・ルーカスも、そんな事は当然分かりきっていて、80年代を代表するこのヒーロー像を一切壊す事なく、年齢を重ね味わい深くなったインディを見事に作り上げています。

ストーリーもシリーズ共通のテーマである超常的な力にまつわる秘宝を巡る大冒険活劇。
冒頭のエリア51からペルーの遺跡、アマゾンの失われた都へと物語が進むにつれて激しさを増すアクション。
若いマットに美味しい場面を譲りつつも、インディもなかなか体を張ったアクションで頑張っています。
ストーリー的にもアクション的にも、荒唐無稽さで言えばシリーズ随一かも知れません。
インディが93歳まで生きるのは分かってるんですが、それでも放射能の影響はかなり気になります…。

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4 月 6

wedding_crashers_ver1.jpg他人の結婚式に忍び込んでは女の子をナンパするおバカなお調子者コンビそれぞれの恋の行方をコミカルに描いたラヴ・コメディ。

出演:オーウェン・ウィルソン、ヴィンス・ヴォーン、レイチェル・マクアダムス、クリストファー・ウォーケン、アイラ・フィッシャー、ウィル・フェレルほか
音楽:ロルフ・ケント
脚本:スティーヴ・フェイバー、ボブ・フィッシャー
監督:デヴィッド・ドブキン



本国アメリカでは全米No.1、興収200億円超えの大ヒット!
にも関らずビデオ・スルーされてしまった余りにも可哀想な作品。

最初はオーウェン・ウィルソンとヴィンス・ヴォーンの2人じゃちょっと弱いかなぁ、やっぱりベン・スティラーがいないとダメかなぁ、なんて思いながら見始めたんですが、とんでもない!
少しこの2人を見くびっていました。
2人とも”フラットパック”のメンバーだけあって息もピッタリだし、何より弾けっぷり、ダメ男ぶりが最高。
演じるのを楽しんでいる様子が画面を通して伝わってきます。
特にヴィンス・ヴォーンはガタイもデカければ、胡散臭い動きもデカい。
最近アメリカでもぐいぐい人気急上昇中らしいですが、これを見たらそりゃファンも増えますよね。
オーウェン・ウィルソンもあの捨て犬のような瞳と狡猾さで笑わせてくれるし、ゲスト出演のウィル・フェレル(クレジットなしでもバレバレ/笑)に至ってはインパクトありすぎ。
ほんと”フラットパック”恐るべしです。

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3 月 22

518gboxehl.jpg6月6日6時に産まれた悪魔の子ダミアンと彼の正体を探る父親の攻防を描いたオカルト・ホラーの傑作。

出演:グレゴリー・ペック、リー・レミック、デヴィッド・ワーナー、ビリー・ホワイトロー、ハーヴェイ・スティーヴンスほか
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
脚本:デヴィッド・セルツァー
監督:リチャード・ドナー


1976年公開という事は30年以上前の作品。
まだ生まれてません。
流石に映像には時代を感じますが、内容的には「エクソシスト」と並んで「これぞオカルト!」といった感じで、今でも十分鑑賞に耐えうる正統派ホラー映画です。

この作品の最も優れた点は、劇中で起こる様々な惨劇を悪魔の仕業とも偶然の積み重なりとも取れるように描いている事。
悪を明確に描かない事によって生み出される暗澹とした雰囲気が素晴らしいです。
その雰囲気が見ている者にも纏わりつき、緊張感を高めていきます。
ダミアン役のハーヴェイ・スティーヴンスによる悪魔の微笑みや、公開当時は相当衝撃的だったであろうガラスでの首切断などのショック・シーンも決定的なポイントのみ使われていて、最後までその緊張感が解ける事はありません。

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3 月 9

eternalsunshinepubv.jpg終わってしまった恋の思い出を捨てた彼女と捨て切れなかった彼の、かけがえのない楽しかった日々を辿っていく切ないラブ・ストーリー。

出演:ジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット、キルステン・ダンスト、マーク・ラファロ、イライジャ・ウッドほか
音楽:ジョン・ブライオン
脚本:チャーリー・カウフマン
監督:ミシェル・ゴンドリー


この作品、恋人の記憶を消すというSF的な設定はありますが、基本はあくまでラヴ・ストーリー。
しかも、映画でありがちな都合の良いラヴ・ストーリーじゃなくて、現実の世界でありふれているリアリティを感じられるラヴ・ストーリー。

そんなありふれたラヴ・ストーリーをここまで素敵な物語に仕上げたのは、やはり脚本の力が大きいと思います。
「現在」から「過去」へと恋人との記憶を遡りながら、楽しかった記憶、辛かった記憶、その全てを再び体験し、そして同時にその記憶が消えていってしまうという設定は、このありふれたラヴ・ストーリーを特別なものにしています。
全てが時系列で語られるわけではないので所々戸惑う所もありますが、次第にそれもチャーリー・カウフマンから観客への挑戦のように思えてきて、思わずにやっとしてしまいます。
記憶の中のファンタジックなシーンをCGを使わず、セットで表現していた拘りにも拍手を贈りたいですね。

ジム・キャリーはこの脚本に惚れ込み、ほぼノー・ギャラ(通常のギャラは約20億らしい…)で出演したそうですが、他のドラマ系作品で見せてきた演技とは違う、「普通らしさ」を前面に出した素晴らしい演技を見せています。
あの変幻自在の顔芸は見られないのは残念ですが、心の内面を見せない現実世界のジョエルと、生き生きとした表情を見せる記憶の世界でのジョエルの演じ分けは見事と言う他ありません。

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3 月 8

newdvd.jpg2004年度カンヌ国際映画祭で「華氏911」のパルムドールに次ぐグランプリを獲得し、タランティーノから「本当はオールド・ボーイにパルムドールをあげたかった」とまで言わせた作品。
原作は土屋ガロン&嶺岸信明。

出演:チェ・ミンシク、ユ・ジテ、カン・ヘジョン、チ・デハンほか
音楽:イ・ジス、チェ・スンヨン、シム・ヒョンジュン
脚本:パク・チャヌク
監督:パク・チャヌク


「凄い映画を見た」ではなく、「凄い映画を見てしまった」というのが見終わった後の正直な感想です。
その衝撃は体からなかなか抜けてくれず、全く寝付けなかったほど。
こんな作品は一生に何本かしか出会えません。

正直、タランティーノが絶賛したというのと、“ノンストップ・ヴァイオレンス・アクション!”の謳い文句にそこまで期待はしていませんでした。
ところが物語が進むにつれて、その巧みな脚本とチェ・ミンシクの恐ろしい演技力にぐいぐいと引き込まれ、2時間がアッと言う間に過ぎ去ってしまいました。
実際のところヴァイオレンス色はそれほどでもなく、サスペンスとドラマの要素が非常に強い作品ですがあまり気軽には見ない方が良いでしょう。
作品全体から発散されるパワフルなエネルギーに圧倒され、疲れる事請け合いです。

主人公オ・デスを演じるチェ・ミンシクの演技力は、韓国を飛び出して間違いなく世界レベルと言えます。
ハリウッド版リメイクで彼の演技を超える事は出来ないと思います。
それほどまでにこの作品でのチェ・ミンシクの演技には凄まじいものがあります。。
まるで自らの命を削るかのような、“演技”という一言では片付けてはいけないとさえ思わせる、まさに迫真の演技。
ユ・ジテやカン・ヘジョンの演技も十分素晴らしいものですが、このチェ・ミンシクの前では霞んでしまっています。

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