Witch Hunt

東北地方太平洋沖地震から1週間。
まだまだ胸がざわついて平穏な日々とは言えないけど、生きている幸せを噛み締めながらこの週末のライヴに臨みます。

MottovsBTR468c

●3月20日(日) 京都 SilverWings
「田辺モット vs BTR(Rush Tribute) – The Time Machine Live – 」
開場:17:00 / 開演:18:00
前売:3,000円 / 当日:3,500円 (1drink別)
出演:モット歪みまShow (ロッキー長井(Vo), 大村里枝(Gt), 廣瀬鉄平(Gt), 岡田英之(Key), 田辺モット(Ba), 内田伸吾(Dr) ) / BTR (RUSH Tribute)

元Sense of Wonderの田辺モットさんを中心としたスペシャル・バンド”モット歪みまShow”と、恐らく関西唯一であろうRUSHのコピバン”BTR”の対バン。
何故か僕だけ2ステージ、実質ワンマンです。
“モット歪みまShow”の選曲はUriah HeepやMountainなんかのクラシック・ロック中心、そして、”BTR”は勿論RUSH。しかも、歴史的名盤「Moving Pictures」の完全再現+αをお届けする予定です。
BTRは全員の足技、小道具に注目が集まる事必至。きっと後ろから見た方が楽しめるんじゃないかと思いますが、前からで我慢して下さい。



さて、ここから少し長くなります。
これはあくまで僕個人の意見です。人それぞれ状況や価値観は違うので別の意見があって当然ですし、それを批判するつもりもありません。
ただ、奇しくも明日演奏するRUSHの”Witch Hunt”の歌詞にあるような恐ろしさも日々感じているのです。

今、音楽だけでなく娯楽全般が「自粛」ムードです。
何故「自粛」なのか?「節電」とは意味合いが違います。
娯楽性が少しでもあろうものならすぐに「不謹慎」と言われかねないことに対して、社会全体がビクビクしている。そんな空気。
楽しむ事、笑う事を「自粛」しなければいけない世の中に、僕は違和感を感じます。

確かに、地震、津波、原発と世界でも類を見ない程の未曾有の災害が立て続けに発生し、まだ被災地で苦しんでいる人が沢山いる中、「こんな事をしてる場合なんだろうか?」「いつも通り生活していていいんだろうか?」と誰もが自分に問いかけていると思います。それは凄く良く分かります。
でも、そんな状況だからこそ幸いにも被災を免れた人たちは普段通りに生活して、被災した人たちの分まで経済を支えていかなければいけません。
その経済には娯楽も含まれています。
経済を支えるという事は、仕事をし、収入を得て、お金を使うという事です。当たり前の事ですが、誰かがお金を使う事で誰かにお金が入るのです。
経済は食物連鎖と同じように複雑に絡み合ったサイクルで成り立っています。そのサイクルが崩れると、これからの被災地の支援や復興どころではなくなってしまいます。

専門家ではないので確かなデータがあるわけではありませんが、日本という国は娯楽に携わる事で生計を立てている(立てられる)人の割合が恐らく他の国よりも高いと思います。しかし、その多くは決して安定した収入を得られるものではありません。実際のところ、殆どが日雇い労働みたいなものです。
そんな状況で社会の無言の圧力に迫られ、「自粛」を続ければどうなるか?
娯楽を提供する人も、場所も無くなっていってしまいます。
娯楽を楽しむ側からは衣食住以外のものだったとしても、娯楽を提供する側にとってはそれが衣食住を得る為の手段なのです。

遠く離れた京都でいくら心に響く演奏をしたところで、被災地の人たちには届きません。
それは事実です。
でも、音楽に力がある事もまた事実です。
思い上がりでも、自己満足でもなく、現実的に一番ベストだと思える選択として、僕はライヴをやります。

冷静であること。
そして、人それぞれ環境は違うけど、日々、自分のやれる事を精一杯やること。
小さくても、目立たなくても、「自粛」なんかよりも、それが今一番大事な事なんじゃないかなと思います。

明日は自分に出来る精一杯の演奏をして、観に来てくれたお客さんも、共演するメンバーも、ライヴハウスもみんな幸せな気持ちにしてやろうと思っています。
チャリティ用の募金箱を設置する予定なので、幸せな気持ちになった分だけ募金に協力して下さい。
然るべき団体を通して義援金として被災地へ届けたいと思います。

2011年、スカイネットは稼働するのか?

いよいよ2010年も今日で終わり。
あと何時間か経てば2011年。21世紀になってから10年が経つんですね…(遠い目)ちなみに、「ターミネーター」ではスカイネットが稼働する年でもあります。
これから世界がどうなっていくのか不安もありますけど、僕たちは濃い時代に生きてるなと思います。物凄いスピードで変化し続けている世界を目の当たりに出来るのはある意味幸せな事なんじゃないかな。

まぁそこらへんは語り出すと長くなるので(笑)、とりあえず年越し前に今年の自分を今一度振り返ってみたいと思います。

1月

  • 大阪城ホールにMUSEのライヴ観に行ってテンション上がりまくる
  • 六合「真神楽」のプリプロ開始
  • 谷口守 @ 京都 Live Spot RAG
  • 六合とALL IMAGES BLAZINGでダブルヘッダーライヴ  @ 京都 都雅都雅
  • ドラムのレッスンを始める

2月

  • 六合、極寒の高速でガス欠 @ 東京 吉祥寺クレッシェンド
  • ALL IMAGES BLAZING @ 愛知 HeartLand STUDIO
  • 田辺モットさんのデビュー30周年記念ライヴ “Session of Wonder II”に参加。憧れの難波さんと共演! @ 京都 Live Spot RAG
  • SymphoreliX @ 大阪 西九条ブランニュー
  • 六合 @ 大阪 難波ロケッツ
  • 2月にも関わらず5本もライヴやって死にそうになる
  • 「ミレニアム」にハマる

3月

  • 六合REC開始
  • BTR主催で 「新約・プログレ大全」開催。 @ 京都 Live Spot RAG
  • 六合 @ 京都 都雅都雅
  • 冤罪オーケストラ初ライヴ! @ 京都 MOJO
  • ALL IMAGES BLAZING、潤くん渡英前ラストライヴ @ 大阪 西九条ブランニュー
  • It Bitesにメロメロになる
  • 月部、セッションイベントで初ライヴ

4月

  • 六合引き続きREC。強力なサポーターによりクオリティが劇的に向上する
  • 友人がやっているバー、radical BEAT siteのイベントでドラム叩きっぱなし
  • 六合 @ 大阪 西九条ブランニュー
  • ALL IMAGES BLAZING @ 大阪 西九条ブランニュー
  • ExhiVisionのライヴで映画音楽ライヴの構想を思いつく

5月

  • 六合REC終了
  • Dizzy Mizz Lizzyの再結成ライヴに涙
  • SymphoreliX @ 大阪 西九条ブランニュー
  • 六合 @ 愛知 ell.SIZE
  • 4月までの忙しさの反動で映画を見まくる

6月

  • 六合参加の「真神楽」発売
  • 冤罪オーケストラ @ 京都 MOJO
  • 谷口守 @ 京都 Live Spot RAG
  • 「A Night at the RAG」の準備開始

7月

  • 六合「TOUR 新神楽 2010」@ 沖縄 宜野湾HUMAN STAGE
  • 六合「TOUR 新神楽 2010」@ 京都 MOJO
  • 六合「TOUR 新神楽 2010」@ 東京 高円寺Mission’s
  • 一緒にツアーを回ったGoofy Style、ヴァ乳、蓮母に計り知れない刺激を貰う。3本は少なすぎた
  • iPhoneに乗り換える

8月

  • 冤罪オーケストラ @ 京都 MOJO
  • 六合 @ 東京 新宿Motion
  • 2010年になって初めて一息つけた月

9月

  • 仕事で幕張メッセに1週間監禁される
  • いつまで経っても来日しないRUSHを観にアメリカまで行く
  • ワシントンD.C.の素晴らしさにそのまま永住したくなる
  • 映画音楽ライヴの打ち合わせ開始。サントラを聞きまくる

10月

  • 冤罪オーケストラ、コピバンのクセに遠征する。そして餃子を食べ尽くす @ 静岡 浜松FORCE
  • 五人一首と大鴉を招いて六合主催イベント「凛音 第参幕」開催 @ 京都 都雅都雅

11月

  • SymphoreliX でSKYLARKのオープニングアクトを務める @ 大阪 梅田HOLIDAY
  • 谷口守 @ 京都 Live Spot RAG
  • 2年振りとなる「A Night at the RAG Vol.8」開催。Queenの素晴らしさを再認識 @ 京都 Live Spot RAG
  • 映画音楽ライヴの初リハ。アレンジに苦しむ

12月

  • 念願の映画音楽ライヴ開催。”大江戸捜査網”は最強のキラー・チューン @ 京都 Live Spot RAG
  • 六合、Bellfastのレコ発ツアーに参戦。フェイスペイントしてヴァイキングになる @ 大阪 心斎橋 club ALIVE
  • 六合 @ 大阪 難波ロケッツ
  • 「キック・アス」にハマる
  • LUNACYの黒服限定GIGの有り得ないセットリストに狂喜乱舞
  • 冤罪オーケストラ主催イベント「GUILT or INNOCENCE vol.1」開催。第一期冤罪オーケストラの幕を閉じる @ 京都 MOJO



年間を通して印象深いのはやはり「真神楽」のレコーディングとツアー、プログレまみれだった2月〜3月のライヴ、冤罪オーケストラでの活動、そしてRUSHを観にアメリカに行った事。
どれも音楽関連ですけど、今年は本当に充実した一年でした。
それもこれも、沢山の人との出会い、そして温かい応援のお陰です。自分一人では何一つ実現出来ませんでした。
心から感謝しています。ありがとうございました。
来年もこの感謝の気持ちを演奏で返していきたいと思います。

ただ、今年のライヴ本数はちょっと常軌を逸していたので(苦笑)、来年は少し本数を減らそうと思っています。
今年一年思い切り走り続けてきて、ドラマーとして、ミュージシャンとしてもっと成長したいという気持ちがこれまで以上に強くなったんですよね。やっぱりやる以上は本気でやりたいんですよ。ちゃんと自分が死んだ後も聞いてもらえる作品を残したいし、自分にしか出来ない演奏をしたいんです。
だからもっと自由に生きていこうと思います。
妄想だけはもう頭いっぱい広がってるので、後はそれを一つずつ実現していくだけです。どんな2011年になるのか乞うご期待。

それでは、2011年もどうぞ宜しくお願いします!
皆さん、良いお年を!

RUSH観戦ツアー in アメリカ!その9:ワシントンD.C.〜京都

9月19日 ワシントンD.C.〜京都

昨夜の興奮も醒めやらぬ中、アッと言う間に帰国の朝。なお、デジカメはRUSHのライヴ途中でバッテリーが切れてしまったのもあって、この最終日だけ極端に写真が少ない。きっともう精根尽き果ててたんだろうな(苦笑)

個人的にかなりワシントンD.C.近辺が気に入ったこともあって、このまま居座ってやろうかとも思ったけど帰国してからのあれやこれやを考えると流石にそういうわけにもいかず、名残惜しいながらもホテルを後にする。
結局一度もホテルで朝食を食べなかったけど、帰る段階で「もしかしてタダで食べられたんじゃないの?」という疑惑が持ち上がるも今さらなので2人とも気にしないふりをしたのはここだけの話(笑)

まずはワシントン・ダレス空港に行く前に、この旅の戦友であるレンタカーを返しにいかなくてはいけない。
しかし、レンタカー屋の場所が分からないという難問にぶち当たる…(汗)行きは空港からレンタカー屋まで送迎バスに乗っていったんだけど、アメリカ上陸にテンション上がりすぎてGoogle Mapのピン立てるの忘れてたんだなぁ。空港の近くという事は分かってるけど空港の周りはランプ地獄…これはヤバい。
と、ろくまんさんが何とか契約関係の書類からレンタカー屋の住所を探し出してくれた。住所さえ分かればこっちのもの。Google先生におうかがいを立てて、いざ出発!実際のところ、iPhoneとGoogleがなかったらこの旅は実現しなかったと言っても過言ではない。出発前に「まぁiPhoneさえあれば何とかなりますよ(笑)」とか冗談で言ってたけど、本当にお世話になりっぱなしでした(汗)
そうこうしてる内に空港が近づいてきた。すると、レンタカーの看板がデカデカとあるじゃないですか。これには2人とも脱力(笑)まぁそりゃそうですよね。


IMG_0317レンタカーも無事返却し、送迎バスで空港へ。
カウンターが開くまでまだ少し時間があったので、すぐ側にあったHARRY’Sっていうカフェで朝ご飯。
見た目は結構美味しそうなんだけど、実際のところは不味くはないけど残念な味…。あと店員の態度がこっちで見た中で一番酷い(苦笑)きっと悪気はないんだろうけど、もうちょっと笑顔見せてほしいな。滞在中に行ったお店がどこも親切すぎる店員ばかりだったから(マクド除く)余計にそう感じたのかも知れないけど。


IMG_0319残念な感じだったけどとりあえず一息はつけた。
カウンターで荷物を預け、出国手続きを済ませ、手荷物検査。日本から出る時は割とあっさりだったのに流石アメリカ、デフォルトで上着や靴まで脱がされる。検査するところも9.11以降新しくされたのかかなり厳重な感じ。スタッフの数もかなり多い。
2人とも特に問題なく通されたけど、あれ後ろめたくないのにドキドキしてしまうのは何でなんでしょうね。


IMG_0324そしてターミナルへ。奥が見えないくらい広い、というか長い(笑)
ここまでかなりスムーズにきたので、搭乗までは2時間ほどある。する事は一つ。買い物だ(笑)
とりあえず端から端まで歩いてひたすら物色。機内で爆睡する為に、2人揃って安い首枕探しに奔走する(笑)あと、ターミナル内にもスミソニアン博物館のギフトショップが出店してて、まんまと色々買わされてしまった。しかも何故かスター・ウォーズ・グッズまで買ってしまったし(苦笑)結局土産物で手荷物が増えるはめに。


そうこうしてる内にいよいよ搭乗。アメリカともお別れ。しばらくは領空内だけど(笑)
行きは13時間起きっぱなしだったけど、流石に帰りは半分くらい爆睡。映画は「プリンス・オブ・ペルシャ」「ヒックとドラゴン」「ナショナル・トレジャー」の3本だけ。「ヒックとドラゴン」が予想に反してかなり面白かった!これはおすすめ。


IMG_0326アッと言う間に成田到着。19日の12時にワシントン・ダレス空港を出発したのに、時間は20日の15時。めちゃくちゃ損した気分…。
成田からはリムジンバスで羽田へ移動。時間は1時間程。このバス内にWi-Fiが飛んでてビックリした。
三連休最終日とあって、羽田は案の定人でいっぱい。疲労が増す。



IMG_0329ここでも1時間ちょっと待ち時間があったので、五人一首の百田さんおすすめのアカシアで夕飯。しばらく並んで、一番の売りらしいロールキャベルとカレーのセットを注文。
確かに美味い。濃厚な中にもしっかりと色んな具材の味が感じられる。この味で日本に帰ってきたんだと実感(笑)
個人的にはロールキャベツのスープが天一のスープに通じるものがあると感じたんだけど、未だに誰からも同意を得られず。勿論良い意味ですよ。


羽田から伊丹までのフライトは1時間ほど。もうこの時点で相当クタクタ。伊丹を家にしてもいいと思った程。なので、そこからはあんまり記憶もない(苦笑)モノレールと阪急を乗り継いで、21時48分、5日ぶりに帰宅!!風呂入って、荷解きして、メールやTwitterにレスして、気付いたら寝てた(笑)


こうして短いようで長いRUSH観戦ツアーは幕を閉じたのでした。


このツアーで感じたのは、当たり前だけど世界は広いということ。自分の知らない文化、価値観がまだまだ沢山あって、その殆どには出会えないまま死んでいくということ。
如何に自分が狭い世界で生きてるのかという事を頭では分かっていたけど、体で実感した。RUSHのライヴはその象徴であって全てではなく、今回の旅そのものが凄く貴重な体験だった。
やっぱり”行動する”という事は凄く大切。
思ってるだけじゃ変わらないし、変えられない。


メールやTwitterで応援してくれたみんな、後押ししてくれたみんな、家族、友人、バンドメンバー、そして旅を共にしたろくまんさん、偉大すぎるRUSH。
ありがとう!!
これからは、iPhone片手に旅をするのが癖になりそうかも(笑)


最後に、ここまで読んで下さった方へ。
こんなに長いレポにお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

RUSH観戦ツアー in アメリカ!その8:RUSH Live @ Jiffy Lube Live

RUSH Live @ Jiffy Lube Live

IMG_0254D.C.名物(?)のぐるんぐるんランプ地獄へハマりながらも、何とか方向転換しD.C.から西へ向かう事30分。17時頃に会場であるJiffy Lube Liveに到着。
まだ夕方という事もあって昨日の夜に下見に来た時とは全然印象が違う。

既に数十人のファンが入場ゲート前に並んでいる。ライヴのスタートは19時半。それはチケットにも書いてあるんだけど、開場の時間は書いてない…。仕方ないので当日券売り場のスタッフに拙い英語で聞くと18時半からとのこと。まだ1時間半もあるし(汗)

ちなみに、このJiffy Lube Liveという会場、周りには何にもない。ぽつんぽつんと民家が点在しているくらいでどう考えても車でしか来られない立地条件。当然ながらほぼ全てのファンが車やバイクでやってくるわけで、駐車場もやたらと広い。駐車場は幾つかのエリアに分かれていて、追加料金を払えば優先的に出し入れが出来るVIP駐車場ってのもあった。しがないWorking Manである2人は勿論一般駐車場(苦笑)

入場ゲート前に並ぶも周りに何もないもんだからとにかく日差しが暑い。でも、どうしようもないから周りのファンを観察しながら過ごす(笑)
実際に見たRUSHファンの印象は、完全に思っていた通り。おっさん率が異様に高くて、その奥さんと子供という家族連れがちらほら(子供は大体オタクっぽい感じ)、あとはDREAM THEATERも間違いなく好きであろうメタラー、トラック運転手か森林伐採してそうなやたらと腕っぷしが強そうな兄ちゃんとその彼女、etc…って感じ。目を合わせたくないような雰囲気の人は皆無で全く平和そのもの。まぁRUSHにキャアキャア言うような若いファンがいてもね…(苦笑)
で、そんな待ち時間をアメリカ人たちはRUSHを大音量でかけながらバーベキューして過ごす。完全に週末のレジャーの様相(笑)

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そうこうしてる内にいよいよ開場!
ちゃんと入場出来るかどうか危ぶまれたチケットも全く問題なく、ゲートを通過した瞬間テンション急上昇。有り金ほぼ全てグッズに使う。TシャツはことごとくSサイズがなくてガッカリ…。まぁ周りの人の体型見てたら納得なんだけど。結局グッズは自分用にプログラムとTシャツ、缶バッジとピンバッジのセット、ピックセットを購入。あとはお土産用に色々と。入れられた袋が何故かMAROON5ので、売店のおばちゃんが「ごめんね(笑)」って謝ってた。
席に向かう途中、ここJiffy Lube Liveのライヴスケジュールの看板を発見。IRON MAIDEN, DREAM THEATER, KORN, GREEN DAYなど、その錚々たる顔触れに更にテンション上がる。

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会場はすり鉢状になっていて、アリーナが座席指定で、後ろは芝生で自由席。芝生ではみんなレジャーシートを敷いてまったり待機してる。今回の席はオーケストラピット。本物のオーケストラピットなわけじゃなくて、アリーナの最前ブロックでアレックス側の前から10列目くらい。ゲディ側じゃないのが残念だけどオークションなんかでも値段が全然違うらしい…。でも、生でRUSHを観られるだけで十分!幸せ過ぎるくらい。

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そうこうしてる内に時間は19時半。早くも会場は大歓声。ふいに暗転になり、さっきまでとは比べ物にならないほどの歓声が会場を包む。既に日本のライヴの盛り上がりとは全然違う。
スクリーンにはオープニング・ムービーが映し出される。
舞台はとあるダイナー。”RASH”(笑)という名の若者3人組が演奏している(曲はブラス風”The Spirit Of Radio”!)。ゲディはダイナーの主人、ニールは警察官、アレックスは太り過ぎのおっさん(苦笑)3人が楽しそうにあれやこれやと漫才を繰り広げてる内に、何故かダイナーに置いてあったタイムマシンが動き出してしまい、RASHが演奏する”The Spirit Of Radio”がロックンロールや80年代ディスコ風など、色んな時代のアレンジに変わっていくという傑作ムービー。よくもまぁこんなの作ったもんだ。次に出すライヴDVDに絶対に特典として入れて欲しい。詳しくは実際のムービーをご覧あれ。

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=vTueCKd-kHE&feature=related]

そして、このムービーから本人たちの”The Spirit Of Radio”へ繋がって遂にライヴがスタート!
生ゲディ!生ニール!生アレックス!
しかも、よく見るとゲディのTシャツが”RASH”!そのTシャツ欲しいし!
もうこの時点で早くも感無量。観る事は叶わないと半ば諦めていたRUSHが今目の前で演奏してるなんて!この瞬間、大袈裟じゃなく生きてる事に、これまでの色んな出会い、経験、その全てに感謝した。
演奏は勿論全く問題なし、音も驚くほどクリア。3人ともが楽しみながらプレイしてるのが伝わって来る。

RIMG0392

アッと言う間に”The Spirit Of Radio”が終わり、次に始まったのは何と”Time Stand Still”!大好きなシンセ全盛時代の曲を聞けるとは。サビではアレックスもシンセを弾いて活躍する。この曲のコード進行は本当ずるい。泣ける、と言うか泣いた。
3曲目は”Presto”。あまり人気のない(笑)「Presto」のタイトルチューン。ライヴで披露されるのは初めてのはず。個人的にはそれほど好きな曲じゃないけど、ニールのプレイはどんな曲でも興味深いのでドラムばっかり見てたな。

RIMG0386ゲディの挨拶の後にプレイされたのは”Stick It Out”。ヘヴィなリフがライヴではより一層映えてカッコ良い!実は初めて買ったRUSHのアルバムが当時最新作だった「Counterparts」。聞きまくったアルバムだけに周りのイマイチな盛り上がりに関係なく飛び跳ねまくってた。
「Snakes & Arrows」からの”Workin’ Them Angels”を挟んで、またもや「Counterparts」から”Leave That Thing Alone”。この曲はラストのテーマに戻る前のフィルがニールらしさ満点で最高。こういうクールなインストものでもありきたりにしないのがRUSH。
再び「Snakes & Arrows」に戻って”Faithless”。これも初披露のはず。最近のアルバムの曲になると途端に歓声が少なくなるのが分かり易くて面白い(笑)新しめの曲が続いてるのは後半で「Moving Pictures」やるから仕方ないのかも。
続いては今回のツアー前に発表されたシングルから”BU2B”。当然だけどCDよりも何倍もヘヴィに響いて来る。未だにこういう冒険的なアプローチが出来るのがRUSHの凄さ。変化を恐れないと言うか、ドキュメンタリー「Beyond The Lighted Stage」でも言ってたけど、本当に自分たちのやりたいようにやってるのがよく分かる。

RIMG0410新しめの曲が続いて若干落ち着いてきたところで”あの”イントロが!”Freewill”が始まるやいなや凄まじい盛り上がり。アメリカ人は本当に分かりやすい(笑)でも、仕方ないよな名曲中の名曲だもん。この曲の中間部、聞いての通りかなり複雑にギター、ベース、ドラムが絡み合ってるんだけど、無事に(って当然だけど)歌メロに戻った時の歓声はそれはもう凄かった。やっぱりみんなハラハラしながら観てるんだろうか(笑)ちなみに、この時隣のギークっぽい兄ちゃんと一緒に夢のRUSHエアドラムを果たしました。
そして、まさかの”Marathon”と”Subdivisions”2連発!反則でしょこれ。アレックスは割と暇そうだけど(笑)、この2曲はゲディとニール大忙し。生で聞いて改めて自分はこの時期の曲が好きなんだと再認識した。”Subdivisions”でまた泣いたし。RUSH史上一番切ないメロディだと個人的には思ってる。

ここで前半終了!「ちょっと休憩しよう。またすぐに戻って来るよ!」と言って去って行く3人。客電が点くとステージ前には機材を撮影する人だかりが…って勿論撮りに行った(笑)
今回のステージの凝りようは恐らくRUSH史上一番じゃないかな。アンプの類いはステージ脇によけてあって、ツアータイトルであるタイムマシンをデザインしたセットがドラムの両脇に並んでいる。更には最前列とかからじゃないと分からないような足下にも全部装飾が施してあって、その拘りっぷりに感心。

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で、休憩と言えばトイレ。
しかし、この会場、2ヶ所しかトイレがなくて凄まじい行列。みんなしょっぱなからビールの消費量がハンパじゃないからそりゃ仕方ないか。でも、休憩は恐らく15分程度。しばらく並ぶも間に合わないと判断し、席に戻ったのだがこれが後に悲劇を招くとは…。
そうこうしてる内にいつの間にやらスクリーンには思わせぶりなカウンターが!

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そう、後半の目玉は「Moving Pictures」の完全再現!観客の期待が高まる中、1分に1年くらいのテンポで少しずつ動いていくカウンター。ちょうど1980になったところで、再びオープニング・ムービーが流れ始める。よっぽど演技するのが楽しいらしい(笑)きっとアレックスだな。
今回の舞台はRASHのPV撮影現場。曲は”Tom Sawyer”。ゲディは監督、ニールはカメラマン、アレックスはやっぱり太り過ぎのおっさん(苦笑)またもやタイムマシンが動き出してRASHのメンバーが子供になったり、猿になったり、魔法使いみたいなRUSHのメンバーになったり。こっちも笑わしてくれる。これも詳しくは実際のムービーで。

[youtube:hhttp://www.youtube.com/watch?v=yaQ9zOx1x-U&feature=related]

RIMG0377そして、太ったアレックス(ムービーのね/笑)のカウントから”Tom Sawyer”がスタート!場内割れんばかりの大歓声、そして大合唱。凄いなアメリカ。ちなみにさっき一緒にエアドラムした隣の兄ちゃんは今度はエアキーボードしてる(笑)いや、分かるぞその気持ち。RUSHファンは大体一人四役くらい出来るよね。
当然ここから”Red Barchetta”、”YYZ”、”Limelight”とRUSHの代表曲が目白押し。”YYZ”では「Rush In Rio」みたいにテーマ歌ってやった!テンション上がり過ぎて倒れるかと思ったし。でも、大人しく観ろって方が無理だよなこれは。周りももうお祭り騒ぎ。特にギターソロになると凄い歓声が飛ぶ。アレックスが人気なのか、アメリカ人がギターソロ好きなのかどっちかは分からないけど(笑)
続く”The Camera Eye”、”Witch Hunt”、”Vital Signs”でも前半の4曲程じゃないけど、みんな凄く聞き込んでるのがよく分かる。挙げた手がきっちり変拍子に合ってるもんね。いやぁ、ほんと「Moving Pictures」の人気を改めて思い知らされた。

IMG_0301MCなしだった「Moving Pictures」完全再現の後、「今度は新しい曲をやるよ」的な事を言って最新シングルから”Caravan”がプレイされる。新曲だから気合い入ってるのか、この曲だけやたらとパイロがバンバン上がって熱い空気が流れて来る。そして、それと共にどうしようもない程トイレに行きたくなる(苦笑)我慢出来るものなら最後まで我慢しようかとも思ったけど、行くならここだろうと(笑)意を決してトイレへダッシュ。しかし、同じ事を考えてる人多数…。しばらく並ぶ羽目に。
ようやくスッキリしたところで会場から漏れ聞こえてきたのはもしかしてドラムソロ!?ダッシュで席へ戻ってライヴ復帰。最初を見逃しただけで済んだようで一安心。それにしても、ニールのドラムソロは本当に芸術の域に達してる。技術をひけらかすようなソロが多い中で、これほど観客にアピールする魅せるソロってないと思う。テクニックだけでいったらもっと上手いドラマーは沢山いるけど、あそこまでストイックに自分独自のスタイルを貫けるドラマーはなかなかいない。
ちなみにニール師匠、今回はシンバル全部に模様入ってたけどあれは特注なのかな?

ドラムソロの後はアレックスが一人で登場。12弦のアコギで軽くフォークっぽいソロを弾いてから”Closer To The Heart”へ。これも名曲。勿論会場大合唱。いつも遊ぶエンディングは3連ヴァージョンで、ピョンピョン飛び跳ねるゲディが可愛い(笑)
そろそろ終わりかと思いきや、聞こえてきたのはあのイントロ!

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“2112”!
流石に全部はやらずに”Overture”から”The Temples Of Syrinx”までだったけど、ゲディとアレックスに煽られながら「ダラダダッダダ、Hey!」の掛け声も勿論やった。これもやはり相当人気があるようで、斜め前で椅子の上に立って観てる小学生くらいの男の子ですら一緒にやってた。悲しい事に日本では考えられない…。
本編ラストは「Snakes & Arrows」から”Far Cry”。現時点での最新作なだけにやっぱり「Snakes & Arrows」の曲が多くなるのは仕方ないか。でも、エンディングのニールの畳み掛けるようなフィルには痺れた。

IMG_0305あっさりとステージを去る3人だけど、これで終わるはずもなくすぐにアンコールへ。この時点で帰りの混雑を避ける為か帰る人たちもちらほら。これは万国共通(笑)
アンコール1曲目は”La Villa Strangiato”。RUSHの曲の中でも最高難易度の曲。本人たちも「Beyond the Lighted Stage」の中で「あの曲は当時の自分たちの力量を超えていた」と言ってたけど、この曲は本当に難しい。特にベースとドラム。それなのにドライブ感がハンパじゃない。構築美とラフさが絶妙のバランスでミックスされていて、それが極限のスリリングさを生み出してるんだよな。そんなスリリングな曲でさえノッてしまうアメリカのファンたち、恐るべし…。
ラストを飾ったのは”Working Man”。1コーラス目は意表を突いたレゲエ・アレンジで、2コーラス目の途中からオリジナル・アレンジに戻るという展開。「Beyond the Lighted Stage」との絡みでの選曲なのかと勘繰ってしまったけど、どうなんだろ?ギターソロのパートがかなり引き延ばされてアレックスが弾きまくる!そして、やっぱり客席は大盛り上がりの中、大団円。アレックスが人気なのか、アメリカ人がギターソロ好きなのか、その謎は最後まで解ける事はなかった(笑)

IMG_0313

メンバーがステージから去り、RUSHのライヴが終わってしまったという寂しさを感じ出すタイミングで三たびスクリーンにムービーが登場。
一部と二部のものとは全く別の内容で、誕生日を迎えたにわかRUSHファンがダブルネックのベースにサインを貰おうと偽物のバックステージパス(キンコーズで作った/笑)でRUSHの楽屋に侵入するというもの。ニール専用のサンドイッチを無断で食べるくだりや、微妙に違う曲名で必死にファンである事をアピールするところが最高(笑)コメディ映画のワンシーンのような素敵なエンディング・ムービーで別れの寂しさを吹き飛ばしてくれるなんて、何て粋な心意気!徹底してファン思いのその姿勢に惚れ直しましたとも。

[youtube:http://www.youtube.com/watch?v=3uXmEUKgmY8&feature=related]

結局ライヴが終わったのは23時前。休憩込みで3時間強!
これまでに観たどんなライヴとも違う、全く別の感動を味わえたライヴだった。それは勿論アメリカまで観に来たというのもあるし、10年以上も観る事を熱望していたというのもあるんだけど、純粋に芸術としてもエンタテインメントとしても超一流のショウだったと思う。
こんな刺激この先あるんだろうか?来年またアメリカまで足を運んでライヴを観たとしても、きっと今日のこの感動は二度と味わえないんだろうな。
そんな事を考えながらこの日は眠りについたのでした。

-Set List-

1.The Spirit Of Radio (Permanent Waves)
2.Time Stand Still (Hold Your Fire)
3.Presto (Presto)
4.Stick It Out (Counterparts)
5.Workin’ Them Angels (Snakes & Arrows)
6.Leave That Thing Alone (Counterparts)
7.Faithless (Snakes & Arrows)
8.BU2B (Caravan)
9.Freewill (Permanent Waves)
10.Marathon (Power Windows)
11.Subdivisions (Signals)

-Intermission-

12.Tom Sawyer (Moving Pictures)
13.Red Barchetta (Moving Pictures)
14.YYZ (Moving Pictures)
15.Limelight (Moving Pictures)
16.The Camera Eye (Moving Pictures)
17.Witch Hunt (Moving Pictures)
18.Vital Signs (Moving Pictures)
19.Caravan (Caravan)
20.Drums Solo
21.Closer To The Heart (A Farewell To Kings)
22.2112:Overture~The Temples Of Syrinx (2112)
23.Far Cry (Snakes & Arrows)

-Encore-

24.La Villa Strangiato (Hemispheres)
25.Working Man (Rush)

RUSH観戦ツアー in アメリカ!その7:航空宇宙博物館(別館)〜アレキサンドリア

9月18日 PM 航空宇宙博物館(別館)

IMG_0214D.C.に別れを告げ、ワシントン・ダレス空港の南側にある航空宇宙博物館(別館)へ。

昨日テンション上がりまくったモールエリアの本館に収納しきれなかった飛行機を収蔵しているのがここ。
別館というだけあって、本館よりもちょっとこじんまりしてるのかと思いきやとんでもない!
玄関ホールを抜け、吹き抜けの空間に出ると左右見渡す限り飛行機だらけ。しかも、この別館は本館と違って飛行機の機体そのものがメイン。建物自体もデッカい格納庫を改造したような作りになっていて、とにかくその空間がとてつもない大きさ…。そこに160機も飛行機が展示されてるんだから、機体の迫力はこの別館の方が本館の何倍も上。

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MOVIE:航空宇宙博物館(別館)の様子

大好きな複葉機たちにときめいたり、エンタープライズ号のデカさに圧倒されたり、エノラ・ゲイに複雑な気持ちになったり、「RUSHのライヴ前にこんなにテンション高くなってしまって大丈夫かな?」と心配になるほど満喫してもう大満足ですよ。
個人的にはここがD.C.観光で一番お気に入り。

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館内のマクドで腹ごしらえをして、お土産も買い込み、時計を見るとまだ14時半。ライヴ会場に向かうにはちょっと時間がありすぎたので、急遽”オールドタウン”と呼ばれるアレキサンドリアに寄り道することに決定!

9月18日 PM アレキサンドリア

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アレキサンドリアは18〜19世紀の石畳にレンガ造りの建物が並ぶ歴史保存地区。なるほど、確かにどの家もレンガ造り。しかもドアまでほぼ統一されてる。京都の町家みたいな感じか。
これまで目にした郊外の家は一軒ごとの敷地が結構広かったけど、このアレキサンドリアは完全に密集住宅。でも窮屈そうに見えないのはやっぱりレンガ造りで統一されてるからかな。いいなぁ、一度住んでみたい。
で、ここでもリスに遭遇(笑)

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そうこうしてる内に時間は良い頃合い。
アレキサンドリアを後にしていよいよライヴ会場へ向け出発!

が、D.C.名物(?)のぐるんぐるんランプ地獄へハマってしまいライヴ会場とは逆方向のハイウェイへ乗ってしまった2人。ランプが入り組み過ぎてここばかりはiPhoneも役に立たない…。
果たして無事ライヴ会場へ辿り着くことが出来るのか!?

次回、乞うご期待!!

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