セルラー

「フォーン・ブース」の脚本家、ラリー・コーエンが原案を手掛けたサスペンス。
主演はアカデミー賞女優キム・ベイシンガー。共演に「トランスポーター」のジェイソン・ステイサムと名脇役ウィリアム・H・メイシー。
監督は「デッドコースター」のデヴィッド・R・エリス。

聞くところによると、ラリー・コーエンは「フォーン・ブース」の為に2つ案を用意していたらしく、そのボツ案がこの「セルラー」になったとか。

そんな話やイマイチとの感想を何人かから聞いてたんであまり期待してなかったんですが、これがかなり面白かったです。

2週間限定公開らしいですが、そんな短期間の上映が勿体ないくらい良い出来で、ある種の“お得感”まで味わってしまいました。

良い意味で予想してたのとかなり違う内容で意表を突かれましたね。

サスペンス色が強い作品だと思ってたんですけど、意外や意外、アクション(カー・チェイスも!)&コメディ要素満載、全編スリリングでスピード感溢れるシーンの連続で、しかもそのバランスが絶妙。

オープニングからエンディングまで全くダレる事なく観終わってしまいました。

今や誰もが持っていると言っても過言ではない携帯電話の特徴をフル活用し、それを物語の中で最大限に活かしきったこの脚本は見事という他ありません。
「フォーン・ブース」では公衆電話から動けなくなる主人公を描いてましたが、この「セルラー」ではそれとは対照的に、自由に動きまわれる携帯電話が大活躍します。

でもある意味では、自由に動けるはずの携帯電話に縛られ、身動きが取れなくなる話でもあるという辺りがちょっと現代社会への皮肉めいてて良かったですね。
エンドロールの拘りもツボでした。

Scroll to top