3 月 31

51jcbnre8fl.jpgモニカ・ベルッチ、ヴァンサン・カッセル共演の「アパートメント」をリメイクした、運命の悪戯と愛によって翻弄される男女を描いたラヴ・サスペンス。

出演:ジョシュ・ハートネット、ダイアン・クルーガー、ローズ・バーン、マシュー・リラードほか
音楽:クリフ・マルティネス
脚本:ブランドン・ボイス
監督:ポール・マクギガン



ある意味ではロマンティックなラヴ・ストーリーでありながら、プロットよりも登場人物たちを重視したドラマ性の高い作りによって、この作品はありきたりなサスペンスとは一線を画す仕上がりとなっています。
謎だらけの現在に過去がフラッシュバックし、ぼやけていた真実の輪郭が少しずつハッキリしてくるという最近ではありきたりな手法を使いながらも、その見せ方が巧みで、真実が明らかになった時のある種の切なさはなかなか普通のサスペンス作品では味わえない感覚。
これは物語と一定の距離を保ちながら、決して多くを語り過ぎない抑えた演出に拠るところが大きいのでしょう。

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3 月 21

51yei0fde8l.jpg世界的にスマッシュ・ヒットしたゾンビ・アクション・ホラー「28日後…」の続編。ウイルス感染発生から28週後、米軍主導のNATO軍監視の下、復興が始まったばかりのロンドンを再びウイルスの脅威が襲う様を描く。

出演:ロバート・カーライル、ローズ・バーン、ジェレミー・レナー、ハロルド・ペリノー、キャサリン・マコーマックほか
音楽:ジョン・マーフィ
脚本:フアン・カルロス・フレスナディージョ、ローワン・ジョフィ、ヘスス・オルモ、E・L・ラビニュ
監督:フアン・カルロス・フレスナディージョ


「ドーン・オブ・ザ・デッド」「ショーン・オブ・ザ・デッド」以来のゾンビ映画の傑作!(厳密に言うと”ゾンビ”ではなくて、レイジ・ウイルスに感染してしまった”感染者”ですが、前作も含めこのシリーズは明らかにゾンビ映画)

全編に漂う圧倒的な絶望感と悲壮感、画面を覆う暗澹とした色彩と人間を突き放すかのような冷たさと美しさを放つ音楽。
この世界観はハリウッドではまず作れないでしょう。
前作も従来のホラー映画的手法とは違う形で終末の恐怖や、人間の孤独や恐ろしさ、家族の絆といったものを描いた見事な作品でしたが、その中にも僅かに救いはありました。
しかし、今回はそれすらも皆無。
ほっと一息つけるようなシーンすらもなく、 徹底して危機的状況下における人間の、群衆の、そして国家の恐怖を描いています。
そういった意味では、ロメロが描いた名3部作の遺伝子を最も受け継いでいるゾンビ映画かも知れません。

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