ファイナル・カット

final_cut.jpg人の一生の記憶が脳に埋め込まれた小さなチップに記録されている近未来の世界を舞台に描くSFスリラー。

出演:ロビン・ウィリアムズ、ミラ・ソルヴィノ、ジム・カヴィーゼル、ミミ・カジクほか
音楽:ブライアン・タイラー
脚本:オマー・ナイーム
監督:オマー・ナイーム


曖昧なものである記憶。

この作品は記憶が既に個人のものではなくなり、他人が編集する事が当たり前となっている近未来の物語。
“記憶の編集者”という斬新な設定を用い、現実の謎と記憶の中の謎が絡み合い、色褪せたような映像と共に独特の閉塞感を生み出しています。
一気に引き込まれるオープニングに比べるとエンディングがやや弱く、サスペンス色も薄いですが、淡々としていながらもテンポは良く、決してダレる事はありません。

この作品でロビン・ウィリアムズが演じる編集者は、故人(とその家族)に都合の悪い記憶をカットして、良い思い出だけを残します。
これは現実のニュースなどでも同じで、僕たちは常に「編集済み」の映像を見ているわけです。
そして多くの人はそれを「真実」として受け取り、それを信じて疑わない。
必要なのは真実を見極める事です。
現実と虚構の世界は紙一重なのですから。

これがデビュー作となるオマー・ナイーム、今後が楽しみな監督ですね。


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