ショーン・ペンの演技、存在感はやはり凄い。
瞬きや息遣いまで一切の無駄を許さないストイックさを感じる。
ナオミ・ワッツもここまで激しい感情の振り幅を表現出来る女優だったのか。
ベニチオ・デル・トロに至ってはそこにいるだけで目がいってしまう。
音楽も殆ど無く、ほぼこの3人の演技力だけで成り立っているような作品。
時間軸が不規則に飛ぶ為、中盤になるまでストーリーが分かりにくいが話自体は思っていたほど難解ではなかった。
平凡な俳優が演じていたら見られたものではなかっただろうけど。
生きるとはどういう事かを死を通して描いた秀作。
ただし万人に薦められる作品ではない。
人はいずれ死ぬ。
死の重みを残して。
それでも人生は続いてゆく。
死と向き合わないのは生と向き合わないのと同じだ。
<色:#3300ff>はじめまして。そら(28)です。
エンタ項目から飛んできました。
「21g」私も観ましたー。
素敵なレビューで感心してしまいました。
ベニチオ・デル・トロの存在感はすごい、としか言いようがないですね。
しっとりとした大人の作品でした。
私は単館系の映画が好きです。
今までで良かったのは「ハッシュ!」「ヴァイブレータ」「28日後…」などなど。
また読ませていただければと思います。
BY;そら色>
はじめまして、そらさん。
僕も単館系の映画は結構好きですね。
勿論モノによりますけど。
今までの単館系の映画だと「ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア」や「デッドマン・ウォーキング」が特に印象に残っています。
「28日後…」は思っていた感じ(もっとゾンビぃ感じ)と違いましたけど人間の闇と言うか、本質的な部分を描いていて興味深かったです。
気の利いたものは何もありませんが、よろしければまたお越し下さい。