また色んな人から意外に思われそうですが、結構フォーク好きです。
何故かと言うと、音楽の入口がビートルズとフォークだったんです。
まぁ親の影響なんですけど。
でも今みたいに、メタルやプログレに走るかなり前(小学校くらいかな)は好んで聴いてた記憶があるようなないような…。
そんなわけでこの「みんなのうた」を見たんですが、見てちょっとビックリ、
これってなんちゃってドキュメンタリー!?
普通の映画だと思ってました…。
これ普通にTVとかで流したらきっと誰も気付かないですよ。
それぐらい細かい所まで無駄に丁寧に作ってあります。
内容は基本的にインタビュー中心であとは練習風景やコンサートの様子、60年代当時の映像など。
登場人物すべてが演技を感じさせない演技をしてるので、まるで本物のドキュメンタリーを見ている気分になってしまいます。
キャストの胡散臭さやストライクゾーンを微妙に外した笑い、バカバカしい歌詞も見事で、「今の笑うとこかな?」とか考えてるうちに、いつの間にかこの偽ドキュメンタリーに引き込まれてしまいます。
あ、ちょっと(あくまでちょっと)ジーンとくるシーンもあり。
こういう作品ってきっと普通の映画撮る以上に大変なんでしょうね。
“音楽をはじめ、芸術はその時代背景を確実に反映する”
この事を踏まえた上で見れば、ある意味現代への皮肉、問題提起、と考えられなくもない作品です。
微妙な作品好き(そんな人いるのか?)の人は是非。
いや、結構おもしろいですよ、ほんと。
因みに監督、脚本、主演のクリストファー・ゲストの奥さんはあのジェイミー・リー・カーティスとか。
個人的にはこっちの方がインパクトありました。
木瓜の花キネマ倶楽部?モキュメンタリー特集?
映画レビュー、今回はクリストファー・ゲスト系を中心にしたモキュメンタリーにフォーカスします。
★:デレックのアレよりチンケ
★★:Give Me Some Money (Back)♪
★★★:ロックンロー!
★★★★:東京「神戸ホール」並みの盛り上がり
★★★★★:10点満点