スパイダーマン2

大ヒットシリーズ第2弾。
今回もサム“死霊のはらわた”ライミが監督。

個人的に1作目は全然良いと思いませんでした。
テンポも良くなかったですし、技術先行な感じもしました。
それにかわいそうなヒーロー的イメージを強く押し付けられてる感じがしてどうも感情移入出来ませんでした。
ところがこの2作目は前作の問題点をことごとく高いレベルでクリアし、尚且つ前作では未完成だった“スパイダーマン”というヒーロー像を見事に完成させています。

とにかくストーリーの練り込み方が前作とは明らかに違いましたね。
主人公のピーターだけでなく、MJやハリー、そして敵役のドック・オクまでそれぞれに様々なストーリーを周到に配し、観客がどの登場人物にも感情移入出来るようにした脚本がこの作品の大きな勝因だと思います。
小さな一つ一つのネタ、例えばコインランドリーのシーンのような遊び心もかなり良かったです。
ああいう部分がないとこの話は暗くなりすぎますからね。

そしてオープニングからの徹底した映像への拘り。
これも良かった。
強めに光を当てたような明るい独特の色調と、細部まで緻密に描かれたCGは見事なコントラストを生んでいます。
オープニングのクレジットのバックに前作のあらすじをアメコミタッチで見せる演出もなかなかセンス良かったです。

技術の進歩によって可能になった更にスピード感を増したアクションや、予測出来ない複雑なカメラワークもこれまでになかった新しい映像を幾つも見せてくれました。
特にビルの壁面や高架鉄道でのバトルは最高にスリリングでしたね。ジェットコースターに乗ってる気分でした。



勿論ピーターを演じるトビー・マグワイアの役者としての成長も大きいと思います。
前作の経験を活かしてか、ピーター・パーカーとスパイダーマンとの間で葛藤する一人の人間としてのヒーローを見事に演じていました。

ただ、やっぱりキルスティン・ダンストはだめです…。
どうしてもしたたかに生きていけるような女性に見えてしまうんです(そう言った意味では「モナリザ・スマイル」での役はまさにハマリ役)。
だから、ピーターを求めながらも寂しさに耐えられず別の男性に走ってしまうような演技で説得力を感じないんですよねぇ。
まぁこれは好みの問題かも知れませんが。

他人の不幸の中でしか輝く事の出来ない才能。
自分を犠牲にしなければならない運命。

弱みがあればあるほど、人間臭ければ人間臭いほどヒーローは魅力的になるのだと思います。
完全無欠のヒーローなんておもしろくないですからね。
続編が楽しみです。


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コメント

  1. リリー says:

    こんばんわんこぉ~{流れ星}
    私も最近観たんだぁ
    1に比べて内容もCGもかなりよく出来てたよねぇ
    やっぱ劇場に行くべきだった・・・

  2. sin says:

    どうもです♪
    僕も劇場行けなかったんですよ…。
    そして同じくちょっと後悔してます。
    やっぱりアクション系の映画は大画面で見る方が良いですね!

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