ターミナル

トム・ハンクスとスティーブン・スピルバーグが再びタッグを組んだ感動ドラマ。

いやぁ、良かった!
久々に良い映画を観たな、って感じです。
予告編からかなり期待して観に行ったんですが、それにも関わらずこの満足度。

ベタと言えばベタな“映画らしい映画”なので、好き嫌いは結構分かれるかもしれませんが、正直な話、僕はかなり笑いましたけど、3回くらい泣きもしました。

しかも、いつもはうるうるくらいなんですが、「ターミナル」はほんとに泣きましたからね。

これはかなりオススメです。

この「ターミナル」、実際にパリのシャルル・ドゴール空港に16年間(!)住み続けたアルフレッド・マーハン・カリミ・ナセリという男性の話が基になっています。

このストーリーを映画化する際、スピルバーグもトム・ハンクスも彼に会いに行ったとか。

それだけではなく、ドリームワークスは彼に2000万(だったかな)を支払い、さらにはアメリカ政府が市民権を与えたみたいですね。
世の中には色んな人がいるもんです。

僕の中でトム・ハンクスの評価は元々かなり高いんですが、この「ターミナル」を観て更に評価が上がりました。
今までも思ってましたけど、やっぱり演技が上手い!
言葉が通じない事や、これから自分がどうなるのか分からない事への不安や怖れを感じながらも、ポジティヴに未来を切り開いていこうとするビクター・ナボルスキーというキャラクターを見事に演じていましたね。

ちょっとした仕草や表情だけでこれほど豊かで自然な演技を魅せてくれる俳優はなかなかいませんね。
他に思い浮かぶのはショーン・ペンくらいかな。
トム・ハンクスがポジティヴだとするとショーン・ペンはネガティヴな演技が上手いですね。


内容はと言うと、社会問題を織り込みつつもスピルバーグ流ユーモアで彩られたエピソードが全編に散りばめられていて、その一つ一つがどれも本当に素敵でした。
空港の中だけという閉ざされた空間ながら、決して単調にはならず、でもゆったりと進んでいくという独特のテンポ感も良かったなぁ。

キャサリン・ゼタ=ジョーンズをはじめ良い役者さんもいっぱい出てくるんですが、この「ターミナル」はほぼトム・ハンクスの一人舞台。
悪い意味ではなく、みんな本当に脇役って感じです。

それがこの作品には必要ですからね。

そういえば、この作品のキャサリン・ゼタ=ジョーンズの演技、ちょっとメグ・ライアンぽかったです。

ネタバレになるので内容は書きませんが、ネットの感想なんかを見てると“約束”が期待外れだったとか書いてありましたけど、僕はあれだったからこそ良かったと思います。
期待外れだったって言う人はどんな約束を期待してたんでしょうね。
あんなに素敵な約束はないと思います。

ただ、最後のシーンはなくても良かったかなとは思いました。
きっとスピルバーグがベニー・ゴルソンをどうしても登場させたかったんでしょうけど。

スピルバーグ作品には欠かせないジョン・ウィリアムズの音楽も素晴らしかったですね。
今回は「いかにもジョン・ウィリアムズ」的なサウンドじゃなく、クラリネットが主旋律を奏でる民俗色がやや入ったシンプルなスコアでした。
方向性としては「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」とかが近いかな。
軽快なメロディとリズムが映像と絡み合って、これ以上ないほど見事に重なり合っていました。

長々、だらだらと書きましたが本当に良い映画なので少しでも多くの人に観て貰いたいですね。

とりあえず僕はDVD出たら間違いなく買います。


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コメント

  1. 「タ?ミナル」劇場にて

    『ターミナル』

    2004年アメリカ(129分)

    監督:スティーヴン・スピルバーグ
    音楽:ジョン・ウィリアムズ
    出演:トム・ハンクス
       キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
       スタンリー・トゥッチ
       チー・マクブライド
       ディエゴ・ルナ

    「ターミナル」テレビCMとかを見ていて、空港で9ヶ月暮らす話?どんなんだろ、と思って見に行きました。

    いや~、面白かったです。もっと悲しい話なのかな、と思っていたんですが、主人公が前向きで、明るくて良かったですね。心温まる話です。これはオススメ!

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    笑えて,少しほろっ。人生を感じさせる上質ムービー
    スピルバーグ版の「キャスト・アウェイ」でした。

    スピルバーグとトム・ハンクスが「プライベート・ライアン」「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」に続き3度目の顔合わせを果たしたヒューマン・ドラマ。突然の祖国消滅により出入国を禁じられ空港内で生活する羽目になった男が、ある約束を果たす機会を待ちわびながら…

    今日映画館でみてきました
    トム・ハンクスの映画をはじめてみたっていう(笑)
    いや~演技すっごい上手い
    途中笑えるところもあるし感動するところもあるし結構いい映画だと思います
    終わり方がう~ん・・・ってかんじだったのは残念だったなぁ
    キャサリン・ゼタ・ジョ…

    予約しておいた『永遠の片想い』のDVDをやっと取りに行ってきました。某家電量販店でポイントを利用したので、実質1200円ほどで購入。いずれゆっくり見直したいと思っています。

    ファボーレTOHOで『ターミナル』を観てきました。
    監督は「スティーブン・スピルバーグ」、…

  2. TOMCAT says:

    私も昨年見てきました。
    笑いあり、涙ありで、見終わったときには少し軽かったかなと思いましたが(笑)

    トムハンクスが画面にいるだけで、安心感と非日常であるにもかかわらず、身近に感じてしまうのはとても不思議です。

    アクション物が好きな私ですが、観たいと思った映画で、実際劇場へ足を運んでよかったと思います。

    AVPの方が観た~~!って感じは強かったんですが、後々まで残るほのぼのとした余韻が楽しめる秀作でした。
    次はネバーランドですかね・・・

    あ・・TOMCAT一番贔屓の俳優さんはSean Beanです(笑)関係ないっすか・・(笑)だからナショナルトレジャーとても楽しみにしてます。

  3. sin says:

    どうもです~。

    TOMCATさんも観に行かれましたか。ほんとに<太>笑いあり涙ありって感じでしたよね。観に行ってよかったです。

    AVPも劇場で観て良かったと思いましたね。僕は次は「オペラ座の怪人」かな。あ、来週「ジャッカス/ザ・ムービー」誘われてるんやった…(苦笑)

    ショーン・ビーン僕も結構好きですよ~。ボロミアのイメージがなかなか抜けませんけど(笑)

  4. mimi says:

    やっと見に行けました!
    楽しかったぁ~(^^)八時以降の上映が¥1000は
    ありがたいです!!
    カップル二組に私、計5人。滑り込みでも特等席での鑑賞(笑)
    実話に基つ(「つ」の濁点が出来ない・・)いた映画とは知りませんでした!びっくり@@
    自然に素直に笑え、見終わった後には感動の余韻に浸れた映画でした。言葉の通じない者同士の会話は現実味があって人事とは思えず本当に面白かったです。

    >この作品のキャサリン・ゼタ=ジョーンズの演技、ちょっとメグ・ライアンぽかったです。
    誰かに似てると思ったんですよ!!メグ・ライアンだ!!

  5. sin says:

    やっと観に行けたんですね!おめでとうございます♪
    待った甲斐があったようで何よりです。
    ほんとに映画全体に素直な優しさが溢れてましたよね。僕も海外に行った時言葉が通じない怖さを経験してるので、余計ビクターに感情移入出来ました。

    メグ・ライアンでしたよね!僕だけじゃなかった(笑)

  6. リリー says:

    こりゃ~面白かったぁ~{ルンルン}
    実はあんまり期待してなかったんだけど、いろんな面でやられちゃったw
    私もあの約束めちゃくちゃステキと思ったよ
    あぁ~ビクターの優しさに包まれたぁ~いw

  7. sin says:

    あら、期待してなかったんですか?
    まぁ僕もそんなに期待してたわけじゃないですけど、劇場観に行って良かったなぁと思いました。
    約束、素敵ですよね。
    この作品は愛や優しさに溢れてます。
    それと同時に社会問題に対する風刺を忘れないところがスピルバーグらしいですね。
    きっと何回見ても泣けます。

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