青の6号


サムライ7」や「LAST EXILE」「岩窟王」などハイ・クオリティな作品を次々と発表し、今や日本を代表するアニメ・プロダクションへと成長したGONZOの長編第1作目となったフルデジタル海洋SFアドベンチャー。

当時としては画期的なフルデジタル、そして2DCGと3DCGの融合、ドルビー5.1chサラウンドの導入など現在のGONZOのスタイルに通じる様々なアイデアが既にかなり盛り込まれ、特にその映像美は今見ても圧倒的なクオリティを誇っています。
小澤さとるのオリジナルは読んだ事ないですが、本人の意向もあってストーリーや設定などかなり大胆な解釈でアレンジされてるみたいですね。
陸の生物(=人間)対海の生物(=獣人)という構図や、争いとは、命とは何なのか、というテーマが、単に映像が素晴らしいというだけの作品ではない深みを与えています。


ただ勿体無いのは全4巻で2時間強という時間の短さ。
もっと各キャラクターの背景や物語が始まるまでの経緯なんかを描けていれば更に素晴らしい作品になってたでしょうね。
まぁ初めてだらけで相当お金も掛かったでしょうし、短くならざるをえなかった原因はきっとそこらへんにあるのでしょう。

村田蓮爾草彅琢仁によるキャラクター・デザインも素晴らしく、特に村田蓮爾は「LAST EXILE」で見られる程作風は未完成といった印象ですが、後の成長を十分感じさせる仕事をしています。
個人的に結構好きなデザイナーなので(容貌には驚きましたが)、この人には是非またGONZOと組んでファンタジックな作品を作り出してもらいたいものです。


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