下弦の月

矢沢あい原作の同名マンガ「下弦の月」を映画化したファンタジー。
主人公の美月を演じるのは「バトル・ロワイアル」や「キル・ビル1」への出演で海外での評価も高い栗山千明。
物語の重要なキャラクターであるアダム役はL’Arc-en-CielのHYDE。
美月の恋人・知己役は成宮寛貴。
監督を務めた二階健はミュージック・ビデオ出身の人で、L’Arc-en-Cielのビデオを手掛けた縁でHYDEの出演が決まったらしいです。

矢沢あいの作品は何作か読んだ事があって、この「下弦の月」も友達から借りて読みました。
もともとファンタジーやミステリーが好きなので、その両方を上手く絡ませたこのストーリーは結構好きです。
ただ、それだけに映画化に対する不安もかなりありました。
結果から言うと、「期待してなくて良かった」って感じでしたね。
元々のストーリーがしっかりしてるのと栗山千明の存在感のお陰で心配してたほど酷い出来にはなってませんでした。

日本の映画って映像的にドラマ系はそれなりに見れると思うんですが、ことファンタジーやSFになるとレベル下がりますね。
ハリウッドみたいにお金掛けられないのも原因のひとつだとは思うんですが、きっとそれだけではないでしょう。
この作品もその例に漏れず、ファンタジックでミステリアスな映像を目指してる事は分かりますが、ハッキリ言ってTVドラマの延長線上のレベルです。
「セットで撮ってます!」と高らかに宣言してるようなシーンが幾つかあって、そういうシーンを見る度に冷めてしまいました。

栗山千明はなかなか良かったですねぇ。
ゴスな衣装も似合ってたし。
ただ、「バトル・ロワイアル」や「キル・ビル1」での印象が強いせいか、どうも“強い女性”の影がちらついて美月の持つ弱さや儚さみたいなものがいまひとつ感じられませんでした。
そこは残念でしたね。
でもまだまだこれから成長していく女優さんだと思うので世界を視野に入れて頑張っていって貰いたいです。



オリジナルとの違いは指摘してもしょうがないでしょうけど、探偵役となる子供たちはほんとに子供が演じた方が良かったですね。
その方がもっと自然な感じになったと思います。
あとさやか役も栗山千明が演じた方が分かりやすくて良いと思うんですけどねぇ。
何でなんでしょう。
伊藤歩を見て「スワロウテイル」思い出してしまいました。

急にミーハーになりますが(苦笑)個人的に一番良かったのは富田靖子!
あんまり出てきませんでしたけど相変わらずかわいかったなぁ。
最近悲壮感漂う役ばかりな気がするので、次はもうちょっと明るい役で見たいところです。

同じ矢沢あい繋がりでは、目下連載中の「NANA」が中島美嘉主演で映画化されるとか。
これまた期待しない事にします…。


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コメント

  1. ここ says:

    「下弦の月」御覧になったんですね!
    私も気にはなっていたんですが、原作といろいろ違う所が多いと聞いて、見る気を無くしてたんです…。

    >「NANA」
    >中島美嘉主演

    このことについて、前に妹が激怒してました。少なくともパンクじゃないだろう、と(笑)
    あと、どうやってあの濃いメンツを映画化するのか、それだけは気になります。でも期待はできそうにないですね(^^;

    はい、矢沢あいはけっこう好きです。「天使なんかじゃない」がバイブルです。

  2. sin says:

    おっ、RASMUS好きのここちゃん(笑)いらっしゃい。
    そう、ご覧になったんですよ。確かに原作とは何点か違う所あったけど、そこまで多くはなかったと思うよ。それに完璧に同じにするのは無理やしね。
    原作読んでなかったら結構普通に見れる気もする。

    「NANA」なぁ、中島美嘉ってどっちやるの?
    今度NANAの<リンク:http://www.hmv.co.jp/news/newsDetail.asp?newsnum=501250058>トリビュートも出るんやけど、なかなかメンツが凄いねん。実は前に2枚ほど出てるんやけどね(笑)映画は恐いもの見たさで見てしまいそうやわ。

    「天使なんかじゃない」いいよねぇ。泣ける。

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