大ヒットを記録した前作「ボーン・アイデンティティー」から2年ぶりとなる続編。原作はロバート・ラドラムの「殺戮のオデッセイ」。
監督は「ブラッディ・サンデー」など、ドキュメンタリーやリアリズムに拘った作品で知られるポール・グリーングラス。
「オーシャンズ12」では完全にリラックスしきった演技でオーラゼロの情けないキャラを演じ、笑いを誘っていたマット・デイモンですが、この「ボーン・スプレマシー」では同じ人とは思えないほどの豹変ぶり。
「オーシャンズ12」を観てから一ヶ月ほどしか経ってなく、まだそのマット・デイモンのイメージが残ってたのでこの変わり様はインパクト大でしたね。
オーシャンな仲間たちである、ジョージ・クルーニーやブラッド・ピットがインタビューでマット・デイモンの人気を皮肉るほど、海外ではその2人以上に既に大スターの地位を確立しているのにも納得の存在感でした。
前作との大きな違いは、ジェイソンが自分が何者なのか最初から知っている事と、前作では追われる立場だったジェイソンが今回は追う立場になってるという事。
そういった意味で前作よりも映画化が難しい内容だったと思います。
“続編は1作目を超えられない”というのはジンクスにもなっていますしね。
結果的にこの「ボーン・スプレマシー」は1作目と同等か、やや上回る出来でした。
個人的にはジェイソンの不安や弱さが感じられる1作目の方が好きですが、そこらへんは好みの問題でしょう。
目立ったらダメなのに派手に銃撃戦を繰り広げたり、やたらと車や建物を爆破しまくる多くのハリウッド製スパイ映画とは違って、あくまで極力戦いは避け、冷静沈着に先手を取るリアリティあるスパイ像は非常に見応えがありました。
それに加え、前作よりも骨太かつシリアスになったせいか、全体的に緊張感が増してた気がします。
絶賛されてるカー・チェイスは個人的には前作の方が好きですね。迫力は今回の方がありましたが、あまり意外性を感じませんでした。
個人的には殺し屋役でカール・アーバン(エオメル!)が出てきたのが嬉しかったです。
出てるの知らなかったんでかなり意表を突かれました。
ちょっと最期が寂しかったですが、フランカ・ポテンテがあまりにも早くいなくなってしまった事にガッカリしていた僕の心の隙間を、見事に印象的な演技で埋めてくれましたね。
ストーリー的に観終わった後に爽快な気分になれる類の作品ではないので、そこらへんは気をつけて観に行った方が良いかと思います。
完結編はまた2年後かな?
エオメルですよね、やっぱり(笑)
私はこの予告をつい最近見て、問題の最初のシーンも知ってたので、CMの時点でショックが大きく、見るのをためらってたのですが、エオメルのことも同時に知ったので、「ああ、こいつは見に行かないと」って感じでした(笑)
マリーが死ぬのは知ってたんやけど、もう少し出番あるかなぁと思ってたのよ。
エオメルは今日見た「リディック」にも出てたよ(笑)
はじめまして。
きれいなブログですね。
トラックバックさせて下さい。
この映画は近年私が観たアクションものの中でもベスト3に入る快作です。
GOさん、はじめまして。
確かに「ボーン・スプレマシー」は最近のアクションものでは完成度の高い作品でしたね。
こちらからもTBさせて頂きますね。
TBありがとうございます♪
>やたらと車や建物を爆破しまくる多くのハリウッド製スパイ>映画とは違って、あくまで極力戦いは避け、冷静沈着に先>手を取るリアリティあるスパイ像は非常に見応えがありま>した。
本当ですね。こういう緊張感あるスパイもの、大好きです♪
カール・アーバン(エオメル)も凄く良かった-☆
どうもです♪
無駄に爆破とかしまくるのもそれはそれで好きですけどね(笑)
でもやっぱり「“スパイ”ならこうでないと!」と思わされる作品でした。
カール・アーバンいいですよねぇ。
ボーン・スプレマシー (映画館)
ボーンさん、かっこええ~!!!ストーリー展開といいアクション・シーンといい、スリルがあって、しかもどうなるどうなる・・・って展開で、もうっ目がスクリーンに釘付け状態っ!ボーン(マット・デイモン)ったらクールな顔してサラリと窮地をすり抜ける。ホント、かっこ…
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