阿修羅城の瞳

松竹と劇団☆新感線の初コラボレイト作品として上演された、中島かずき作の傑作舞台を映画化した作品。
主人公病葉出門(わくらばいずも)は舞台と同じく市川染五郎。
ヒロインつばきには宮沢りえ。

その他の出演者は渡部篤郎、内藤剛志、小日向文世、樋口可南子など実力派揃い。
監督は「壬生義士伝」「陰陽師」の滝田洋二郎。

恋をすると鬼になる女と、かつて鬼殺しと呼ばれた男の悲恋物語。
「阿修羅城の瞳」を知ったのは実は舞台が最初でした。
何故かと言うと2000年に上演された第一回のつばき役が富田靖子だったからです。
勿論それだけじゃなく写真やポスターの、舞台とは思えない幻想的でいて何処か耽美的な雰囲気にも惹かれました。
結局舞台を観る事は叶いませんでしたが、こうして映画となってやっと観る事が出来たわけです。
そんなわけで、期待するなという方が無理ってもんです。

つばき役が富田靖子じゃなく宮沢りえだったとしても。

で、どうだったかと言うと…

正直、数年間の間に堆積した期待が大きすぎました。
衣装やセットなどのデザインや、菅野よう子が手掛けた音楽、そして勿論出演者の演技、どれも良かったですし、これまでにないタイプの作品に仕上がっていたと思います。

ただ、僕が気になったのは演出や撮り方が映画っぽくない、つまり中途半端に舞台的だった事。
確かに元々舞台用の作品だし、舞台版の良さを最大限活かした映画にするというのは分かります。
でも、どうせ映画でやるならもっと徹底的に映画にしてしまった方が良かったんじゃないかなと思うんですよね。
思うに、作り手側がこの作品の舞台版に思い入れがあり過ぎたんじゃないでしょうか。



市川染五郎の演技って今まであまりちゃんと見た事なかったんですが、こういう役似合いますね。
表情が凄く豊かだし、歌舞伎役者だけあって役柄にもピッタリ。
当たり前の事ですけど、「あぁ、ちゃんと出来るんや」と感心してしまいました。
最近評価の高い宮沢りえは、つばきの少女のような奔放さと女としての艶っぽさを同居させた良い演技でした。
特に出門の傷を舐めるシーンなんかはゾッとするほど官能的で美しかったです。
色気を出せる人は沢山いますけど、それと同時に子供のような表情も出せる女優さんってほとんどいませんからね。

でも、やっぱり富田靖子で観たかった…。
再演の天海祐希も捨て難いけど。

あとは、やっぱり渡部篤郎が良かったです。
濃いキャラが似合う、と言うか普通の役はアクが強過ぎて出来ないでしょうね。
髪型が素敵でした。
小日向文世も地味に良い味出してました。

とまぁ、何だかんだ言いながらも飽きずに最後まで楽しんだんですけどね。
STINGの「My Funny Valentine」も意外なほどハマってたし。
過度の期待をせずに、舞台を観るつもりで観ればかなり面白いかも知れません。

鬼の血はプレデターの血と同じ色でした(笑)


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コメント

  1. ★「阿修羅城の瞳」

    A+  面白い
    A     ↑
    A-
    B+
    B    普通
    B-
    C+
    C     ↓
    C-  つまらない

    『評価』 
    C (演技1/演出1/脚本2/撮影0/音響1/音楽2/配役2/魅力0/テンポ1/合計10)

    『評

    映画「阿修羅城の瞳」に出ていたんですけどね。
    Read more…

    映画「阿修羅城の瞳」に出ていたんですけどね。
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    配給:松竹
    監督:滝田洋二郎
    原作:中島かずき(劇団☆新感線)
    出演:市川染五郎、宮沢りえ、樋口可南子、小日向文世、渡部篤郎、内藤剛志、
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    2005年 日本 119分
    監督 滝田洋二郎
    原作 中島かずき
    出演 市川染五郎、宮沢りえ、樋口可南子、小日向文世、内藤剛志、渡部篤郎

    「阿修羅城の瞳」公式サイト→ココ

    ストーリー

    江戸時代が舞台。
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    予告を見て面白そうだったので「インファナル・アフェア? 終極無間」 見たあと、続けざまに鑑賞。
    2005年日本製作のロマンス・アクション・時代劇、130分。

    あらすじ
    江戸時代・・・平穏そうな町にも…

  2. >オニの血はプレデターと同じ色。
    確かに。(笑)しかも蛍光色。

    同じ日にコンスタンティンも見たんですよ。
    オニと悪魔(ハーフブリードだっけ?)を
    おもいっきし比較してましたね。
    どっちにおっかけられてもバイオハザードみたいで
    ・・・。映画いろいろまじってどうも。

  3. sin says:

    Agehaさん、いらっしゃいませ♪

    プレデターの血の色に反応するあたり良いですねぇ(笑)

    確かに「コンスタンティン」のハーフブリードと「阿修羅城の瞳」の鬼は似たような存在かも。
    「バイオハザード」ぽかったですか?
    僕の中で「バイオハザード」は逃げる系なので、あまりイメージはしなかったですねぇ。
    こっちは鬼御門が楽しみながら戦ってる感じだったので。

    また遊びに来て下さい♪

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