ニュースの天才

アメリカで実際に起きた、権威ある“THE NEW REPUBLIC”誌の記者による記事捏造事件を通じて、アメリカのジャーナリズムの暗部を描いた作品。
主演は「スター・ウォーズ/エピソード2」「海辺の家」のヘイデン“アナキン”クリステンセン。
共演は「K-19」「ボーイズ・ドント・クライ」のピーター・サースガード、「ドッグヴィル」「ブラウン・バニー」のクロエ・セヴィニーなど。
監督は「ボルケーノ」「ジャスティス」のビリー・レイ。
会社を立ち上げて製作の方にも力を入れだしてるトム・クルーズが製作総指揮を担当しています。

「スター・ウォーズ」で主役を演じる俳優はスターにはなれない運命なのでしょうか。
旧3部作のマーク・ハミルもそうでしたし、ヘイデン・クリステンセンもいまひとつパッとしない印象があります。
優等生的なイメージが強すぎるからかなぁ。

この「ニュースの天才」でのヘイデン・クリステンセンはまたもや(?)ダークサイドに堕ちて行くような役(苦笑)

嘘を隠す為にさらに嘘をつき精神的に崩れていくその堕ちっぷりは、端整な顔立ちだけに怖さと痛々しさの両方を強烈に体現していました。
ただ、その嘘があまりにも見え透いていたり、子供じみていたのには疑問が残りましたが。
「もうちょっとマシな嘘つけよ」と何度思ったことか。

まぁそんな稚拙な嘘に権威ある雑誌や世間が騙されたという事を強調したかったんでしょうけど、それに加えてあまりにも往生際が悪かったので全く同情出来ませんでしたね。
これで“そうしなければならないほどの重圧”をもっと描けていれば、ドラマとしては良くなったように思います。


ヘイデン・クリステンセン以外では、編集長役のピーター・サースガードがかなり良かったですね。
下手したらヘイデン・クリステンセンを食ってたかも。
今まであまり印象になかったんですが、こんなに上手い人だったんですね。
個人的にはこの編集長の背景についてもう少し深く掘り下げて欲しかったです。

普段何気なく受け止めているニュース。
その中にはこの作品のように創作されているものも少なくないのかも知れません。
ワイドショーなんかは特にそうでしょうね。
作られたニュース、作られた流行。
大切なのは真実を見抜く力を持つ事です。

なかなか興味深い作品でした。


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コメント

  1. Extremelife says:

    ニュースの天才

    この作品も結局は夢(空想)と現実が鍵である。空想と現実の迷宮に入り込んだ。

    アメリカのマスコミ界に衝撃をもたらした人気ジャーナリストによる記事捏造事件を、事実を基にリアルに再現した社会派ドラマ。捏造が発覚し次第に追い詰められていく青年記者と、複雑な思いを胸に事件と向き合う周囲の人々の姿をスリリングに綴る。監督はこれまで数々の脚…

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