マイ・ボディガード

軍隊で対テロ活動という名の暗殺に明け暮れ、生きる希望を失っていた1人の男が、ボディガードをすることになった少女によって生きる希望を取り戻して行く様子と、その少女を誘拐した犯罪組織に対する復讐を描いたA.J.クィネル原作の「炎の男」を映画化したアクション・ドラマ。
主演は2度のアカデミー賞に輝く、「トレーニング・デイ」「ジョンQ/最後の決断」のデンゼル・ワシントン。
少女ピタを演じるのは天才子役として知られる、「アイ・アム・サム」「コール」のダコタ・ファニング。
共演にクリストファー・ウォーケン、ラダ・ミッチェル、ミッキー・ローク、マーク・アンソニー。
監督は、この企画を20年間熱望していたという、「クリムゾン・タイド」「スパイ・ゲーム」のトニー・スコット。

いやぁ、思ってた以上に良かったです。
噂に聞いてた通り前半と後半のギャップが凄かったですが…。
「レオン」的な前半から一転して、タランティーノが喜びそうな血みどろの復讐劇へ。
ただ、確かに残酷な描写はありますが、それは無意味なヴァイオレンス色ではなく作品にリアリティと重厚さを与える為のもの。
実話を基に作られた作品には必要不可欠な要素だと思います。
そういったリアリティとドラマを追求した結果、この作品は最近では珍しいほど骨太で重厚な作品に仕上がっています。

主演2人の演技はとにかく素晴らしいですね。

デンゼル・ワシントンは大好きな俳優の1人なんですが、この作品でも期待を裏切らない深い演技を見せてくれます。
徐々に人間らしさを取り戻していく様子なんかはデンゼル・ワシントンの本領発揮といった感じ。
当初はロバート・デ・ニーロが演じる予定だったようですが、この作品はデンゼル・ワシントンの方が合ってると思いますね。
ロバート・デ・ニーロの「マイ・ボディガード」も見てみたかったですが。

ダコタ・ファニングはそのデンゼル・ワシントンに負けない存在感を出してました。
スペイン語もかなり流暢に話してる(ように見える)し、クリーシー(デンゼル・ワシントン)への慈愛に満ちた瞳なんかはとても10歳とは思えません。

ほんとに将来が楽しみです。
ドリュー・バリモアみたいにはならないでね。


あと、この作品で特筆すべきは映像と編集です。
赤やオレンジといったフィルターをかけたやや粒子の粗い映像と、早いテンポで切り替わるカメラワーク。

かなりセンス良かったです。

この独特の映像が舞台であるメキシコの風景と相乗効果を生み、作品を多くのハリウッド作品とは違ったエキゾチックなものにしています。

「再生」をテーマにした作品は数多くありますが、間違いなくこれはその上位に入る作品です。
安っぽい感動に飽きた人に是非見てもらいたい作品ですね。


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コメント

  1. TOMCAT says:

    この映画も、縁が無かった・・・
    もう既に2年ぐらい前に、Man On Fireという名前のUSのプログレバンドを探していて、いつもこのデンゼルワシントンが引っかかって・・何だろう?と思ってました。
    縁が深いようで居て無かった・・・
    結局見に行けないで、USアマゾンのバスケットにもつ込んだものの、買うに至っていない・・下らないのはたっぷり見たし買ったのに・・・

    何処かでしっかり買わなくては(笑)

    トマスジェーンのジャンクドという映画を見ました。今年のクレジットが入っています。
    ジャンキーの映画なので、かなりヘヴィな内容です。
    登場人物も個性的で演技派揃えてますが・・・
    なんだか切なくなる映画でした。

    やっと未視聴DVD少しずつ消化できるようになって来ましたわ(笑)

  2. sin says:

    どうも~。
    Man On Fire、前言ってましたねぇ。
    そりゃあこっちの方がヒットしますよね(笑)

    この作品なかなか硬派で良かったですよ。
    まぁ実話を基にしてるってのもあるんでしょうけど、作りが丁寧で好感持てました。
    無駄に派手にしてないし。

    ジャンキーの映画ってどんなんですか?
    想像つかないんですけど…。
    僕の方はあんまり見れてません(泣)

  3. TOMCAT says:

    Junkedって映画で、ハリウッドで実際にあった与太者の映画です。
    兄妹に麻薬中毒の中年チンピラと若い意気地なしの非行少年って4名が犯罪に手を染めながら自滅していく様を描いてます。
    特にトマスジェーンのやった兄は妹を思いながら撃たれて死ぬし、妹も麻薬に溺れて・・遣る瀬無い絶望の中に暮す若者がとてもとても理解できるものではないのです、悲しかったですわ。

    まぁ淡々とした与太者の日々を描いてるんですが・・日本ではちょっと考えられない情景なんです・・

    意識してだろうけど、ハンドカメラで撮ったみたいな、映像で・・臨場感はたっぷりです。

    http://www.rottentomatoes.com/m/junked/

  4. sin says:

    もしかして救いがない感じですか?
    かなりヘヴィですねぇ。
    でも、アメリカではそういう日常が実際にあるんでしょうね…。
    それを考えるだけで悲しいです。

    「マイ・ボディガード」もある意味メキシコの日常を描いてるのでヘヴィではありますけど、一応救いがあるので見終わった後はそれほど辛くはありませんでした。
    6月後半にリリースなので是非見てみて下さい♪

  5. リリー says:

    いやぁ~コレマジでよかったぁ~{パチパチ}
    よく出来てるしさぁ~
    やっぱデンゼルンいいわぁ~ダコタちゃんも凄いねぇ~

    えぇ~最初はデニーロがやる予定だったんねぇ~
    なんか観てみたい気もするけど私もデンゼルンのほうが合ってるかなぁ~って思う^^

    それにしてもダコタちゃんは何であんなにカワイイのかねぇ~

  6. Extremelife says:

    マイ・ボディガード

    少女に生きる希望を貰った孤独な男が立ち上がるアクション・サスペンス。原作はA・J・クィネルのベストセラー小説『燃える男』。ボディガード・クリーシーと少女・ピタの心温まる交流と壮絶な復讐劇を緊迫感溢れるタッチで描く。監督は「スパイ・ゲーム」のトニー・スコ…

  7. sin says:

    どうもどうも♪
    これ良いですよねぇ。
    個人的には映像が好きな感じでした。

    デンゼル・ワシントンもダコタ・ファニングもほんと良い演技してて釘付けになってしまいました。
    ダコタ・ファニングはこれからも目が離せませんね♪

  8. sin says:

    書き忘れました…。

    リリーさん、「デンゼルン」って(笑)
    かわいらしいですね。

  9. リリー says:

    私の相方がコレ観ながらデンゼルンって連呼してたから、ちょっと使ってみたんだけど結構かわいいねぇ{ラブラブ}

  10. sin says:

    あぁ、そうなんですか(笑)
    なかなか良いですね。
    使ってみようかな♪

    デンゼルン

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