4人の男女が織り成す4角関係をスタイリッシュに描いた恋愛ドラマ。
出演は「プリティ・ウーマン」「オーシャンズ12」のジュリア・ロバーツ、「スカイ・キャプテン/ワールド・オブ・トゥモロー」「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」のジュード・ロウ、「レオン」「スター・ウォーズ:エピソード1~3」のナタリー・ポートマン、「グリーンフィンガーズ」「キング・アーサー」のクライヴ・オーウェン。
監督は「卒業」「心の旅」のマイク・ニコルズ。
予想してた通りイマイチな作品でした。
ただ、これはかなり人によって好き嫌いが分かれる作品だと思います。
登場人物に共感出来る人なら、「あぁ、そういうの分かる分かる」みたいな感じになってそれなりに面白いのかも知れません。
ただ、僕には共感出来る部分が殆どありませんでした。
結局の所、浮気や不倫をオシャレに描いた作品なんですが、一体何を表現したかったのか伝わってきませんでした。
あと4人の職業に何の意味があったのかも謎。
「心の中を覗く=嘘を見抜く」っていう事なんでしょうか。
あんまり職業自体は活かされてなかった気がします。
あと、「これが大人の恋愛なのよ」的な雰囲気が全体に漂っていて、尚且つそれをキレイに見せようとしてるのが一番ダメだったのかも。
過激な台詞は出てくるけどどこかオシャレを気取ってる感じなんですよねぇ。
まぁ所詮僕が子供なだけなのかも知れませんが。
そんなわけで作品としてはイマイチでしたが、映像や音楽の使い方、台詞なんかはなかなか良かったですね。
元々戯曲として書かれただけあって、映画でありながらほぼ4人しか出てこない舞台的な見せ方がなかなか新鮮でした。
時間が一気に飛ぶのも面白かったです。
あと勿論4人の演技も見所。
ジュリア・ロバーツは若干浮いてる気もしましたが(最初はケイト・ブランシェットが演じるはずだったらしい)、あとの3人はハマリ役。
特にナタリー・ポートマンはかなり良かったです。
破滅的で子供っぽい部分を持っているストリッパーという難しい役だったと思いますが、見事に明暗を演じ分けていました。
赤い髪かわいかったなぁ。
ますます今後が楽しみです。
ジュード・ロウとクライヴ・オーウェンのダメ男っぷりも良かったですね。
と言うか、クライヴ・オーウェンのキャラ、あれはちょっと引きます…。
結局一番面白かったのはジュード・ロウとクライヴ・オーウェンがエロ・チャットをするシーンでした(笑)
「クローサー」@ヤマハホール
■邦題:クローサー■原題:CLOSER■上映時間:103分■ジャンル:ドラマ・ロマンス■製作国:アメリカ■配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント■提供:パラマウントピクチャーズ■公開:2005/05/21
■監督:マイク・ニコルズ■製作:ケイリー・ブロコウ、ジョ…
たった4人の登場人物だけで繰り広げられる恋愛の駆け引き・・。これほど登場人物の少ない映画もないんじゃないかな・・。元ストリッパーでNYからロンドンにやってきたアリス=ナタリー・ポートマンと編集者のダン=ジュード・ロウが路上で出会う。「ハロー、ストレンジ…
KAZZのこの映画の評価
今、話題の純愛ラブストーリー”電車男”とは、
対極の感じの映画かな
恋愛偏差値かなり高い人向けです
大人向けのぐちゃぐちゃした恋の話が好きな人には◎
男の気持ちが、凄く良く現れてる
ジュード・ロウのだめっぷりには脱帽
ナ…
試写会「クローサー」開映19:00@ガスホール
「クローサー」CLOSER 2004年 アメリカ
配給:ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメント
監督:マイク・ニコルズ
製作:ケイリー・ブロコウ、ジョン・コーリー、ロバート・フォックス、
マイク・ニコルズ…
あるHPで見たのですが、今日の会場のヤマハホールの隣にある「銀座ガスホール」が2005年7月末で閉館になってしまうとの事。本当に残念です。よくお世話になったのに・・・たまーに「ヤマハホール」と「銀座ガスホール」とで同じ映画の試写会をやったりした事もあったよねぇ…