ベストセラーを記録したニコラス・スパークスの原作を映画化した恋愛ドラマ。
出演は、「完全犯罪クラブ」「タイタンズを忘れない」のライアン・ゴズリング、「ミーン・ガールズ」「レッド・アイ」のレイチェル・マクアダムス、「大脱走」「スペース・カウボーイ」のジェームズ・ガーナー、「グロリア」「マイ・ハート、マイ・ラブ」のジーナ・ローランズ、「マグノリアの花たち」「ブラックホーク・ダウン」のサム・シェパード、「X-MEN」「ゴシップ」のジェームズ・マーズデンなど。
監督は「シーズ・ソー・ラヴリー」「ジョンQ」のニック・カサヴェテス。
ニック・カサヴェテスの父親は“インディーズの父”と呼ばれる映画監督ジョン・カサヴェテス。
この作品に出演しているジーナ・ローランズは母親。
ストーリー、展開、台詞、そのどれもが気持ち良いくらいにストレート。
ここまでストレートだと逆に新鮮さすら感じます。
正直かなりベタベタな話であまり起伏もないのですが、物語の純粋さと普遍性、そしてサウス・カロライナの美しい風景に片時も目が離せませんでした。
勿論原作が良いんでしょうが、これに関しては監督と俳優陣の力だと思います。
なかなかここまでの所謂純愛モノって作れないと思いますね。
「せかちゅう」とか「いまあい」とか(まぁ見てませんが)より普遍的な愛を感じます。
でも、「きみよむ」と略すのは最悪ですね。
浸透してないっぽいから良かったけど。
ライアン・ゴズリングはこの作品で化けしましたね。
もしかすると「16歳の合衆国」で既に化けてたのかも知れませんが(見てないので・・・)、これまでの印象が一気に変わりました。
前半と後半の落差のある演技が本当に見事です。
特に「I Want All Of You, Forever, You and Me, Everyday!」は泣く事必至の名場面&名台詞。
レイチェル・マクアダムズは「ミーン・ガールズ」を見て結構注目してたんですけど、この作品でもやや高飛車でちょっと嫌味のあるお嬢様でしたね。
これまた「ミーン・ガールズ」同様かなりハマってました。
非の打ち所のないヒロインではない所がこの作品をより深いものにしていた気がします。
そして、やはり何と言ってもジェームズ・ガーナーとジーナ・ローランズ。
この2人の演技が本当に素晴らしかったです。
その表情から作品の中では描かれない何十年が滲み出ていました。
この作品の重要なポイントのひとつにアルツハイマー症があります。
今の僕にとって思い出はそれほど重要ではありません。
勿論思い出は大切ですが、過去の記憶よりもこれから先の事の方が大事です。
しかし、年老いた時、「これから先」が残されていない時、一体思い出はどういう意味を持つのか。
それがどれほど大切なものになり得るかは想像に難くありません。
その大切な思い出たち、自分が愛した人たちの記憶が思い出せなくなってしまったら?
そして、自分の愛する人の中から自分と言う存在が消えてしまったら?
それは死よりも辛い事に思えます。
ノアは一体何度あの物語をアリーに読んだのでしょう。
それを考えると胸が締め付けられます。
「起伏がない」と書きましたが、だからこそラストの捻りは素晴らしかったですね。
あれにはヤラれました。
しかも「してやったり」的な嫌らしさが全くない。
きっと計算ずくだったんでしょうけど、全てがそうなるべくしてなったんだなと素直に思うほどさり気ない演出で非常に好感が持てました。
「ジョンQ」でも思いましたが、ニック・カサヴェテスはかなりセンスありますね。
これからも目が離せません。
ただひたすらに純粋で美しい物語。
★「きみに読む物語」
評価:★10点(10点満点)
監督:ニック・カサヴェテス
主演:ライアン・ゴズリング レイチェル・マクアダムス
ジーナ・ローランズ
2004年 123min
私はどこにでもいる平凡な人生を
…
2004年 アメリカ製作
「きみに読む物語」(★★★☆☆)
監督:ニック・カサベテス
OPの情緒ある夕焼けの景色が美しいです。
これは、ある女性が思い描いていた夢なのです。
平凡でどこにでもいる、ごく普通の男だが
たったひとつ、誰にも負けな…
A+ 面白い
A ↑
A-
B+
B 普通
B-
C+
C ↓
C- つまらない
『評価』
B+ (演技4演出3/脚本3/撮影3/音響2/音楽3/配役4/魅力3/テンポ2/合計27)
『評論』
教養も富もある富
「きみに読む物語」見ました。
以下感想です。
これが結構泣かされました。
典型的な純愛ものって感じだけど、やっぱりこういう話はまっすぐに見れて良いですね。
若かりし頃のノアとアリーというのは、実はこの話を読み聞かせている老人と、話聞いている老婆本…
生涯で一度でも純愛と呼べるものを経験できたなら、きっとそれだけで人は生きて行けるのではないか、そんなことを考えた作品でした。誰もが一途に人を愛したいと思っていても、どこかで妥協したり、諦めたりしてしまいます。だからこそこの物語に綴られた純愛に深く感動す…
原題:The Notebook
ニコラス・スパークスの米ベストセラー小説"THE NOTEBOOK"の映画化、夏のひとときに燃えた十代の激しい恋と、共に死を迎える永遠の愛・・・。
認知症で記憶を失った初老の女性(ジーナ・ローランズ)、その療養施設に通い若き日の恋…
ハピネット・ピクチャーズ
きみに読む物語 スタンダード・エディション
(2004)
出演 ライアン・ゴズリング (ノア・カルフーン)
レイチェル・マクアダムス (アリー・ハミルトン)
ジーナ・ローランズ (アリー・カルフーン)
『きみに読む物語』(2004・アメリカ)観始めは「うう~ん、こりゃーありきたりの恋愛+青春ものかなぁ~」って感じで、ちょっと引き気味に観ていたのですが・・・(・_・;)でも、徐々に物語が進むにつれ、この純愛ストーリーの世界に惹き込まれていきました。。。☆ストーリ…
「メッセージ・イン・ア・ボトル」の著者ニコラス・スパークスの長編デビュー小説を映画化したラブ・ロマンス。運命的な恋に落ちながらその関係を引き裂かれてしまった一組の男女の、時を経た永遠の愛をロマンティックに描く。監督は「ジョンQ-最後の決断-」「シーズ・…
★本日の金言豆★昔の観覧車は座席むき出し 今の大観覧車ほど大きくないとはいえ、大きめのブランコみたいな座席にのったまま回転する観覧車は、スリリングな乗り物だったんでしょうね?。私よう乗りませんわあんなの。Σ(T□T) 浅草花やしきのジェットコースターを彷彿…
こんばんわ、maiです。
今日の映画はこれを紹介したいと思います↓
著者: ニコラス・スパークス, 雨沢 泰
タイトル: きみに読む物語
バン!!今日はこの映画をご紹介しちゃいます。
この映画は、もともと小説「the notebook」という小説が超売れて、…
米 2004年 123分
監督 ニック・カザヴェテス
原作 ニコラス・パークス
製作総指揮 トビー・エメリッヒ 、アヴラム・ブッチ・カプラン
脚本 ジャン・サーディ 、ジェレミー・レヴェン
音楽 アーロン・ジグマン
出演 ライアン・ゴズリング、レイチ…
ファボーレ東宝で2月5日公開の『きみに読む物語』を観て来ました。
『北の零年』にするか『アレキサンダー』にするか迷ったんですが、今回は感動を選びました。
原作は『マディソン郡の橋』をも超えたベストセラー「ニコラス・スパークス」著『The NoteBook きみに読む…
——アルツハイマーの夫婦の映画って
『アイリス』があったよね。
「そうだね。でもあの映画に比べてこれは
いかにもハリウッド的。
一番の違いは『アイリス』では妻が徐々に正気を失っていく課程を
描いていたのに対して、
この映画ではそれを省き、
かつて、どこかで…
『世界の中心で、愛を叫ぶ』、『今、会いにゆきます』、『ぼくの彼女を紹介します』、『君に読む物語』・・・さてどれが正しい送り仮名でしょうか?
恋人同士で観に行くのはやめたほうがいいのかもしれない。80歳になる主人公と比べたら、彼の愛情の深さにかなうわけ…
3月1日映画の日、2本目。
予定外なんだけど、チネチッタに移動。
映画館のはしご、しちゃいました。
さすがチネチッタ、7割くらいの入りでした。
この作品、結構評判はいいらしいので見とこうかなぁ・・・てな感じ。
2004年製作のラブ・ストーリー、123分もの…
劇場で観たいと思っていたのですが観逃したので、ぜひDVDで観たいですw
皆さん評価が高いようなので-☆
どうも~
なかなか良かったですよ。
たまにはこういう作品もいいなぁと思いました。
決して好んで見るようなタイプの作品ではないんですけどね(笑)
感想楽しみにしてまーす♪
やっほぉ~{流れ星}
やっと借りれたぁ~ってビデオだったけどw
いやぁ~マジでよかったぁ~
情熱的過ぎてクラクラきちゃったぁ
ここまで誰かを愛せるってホント素晴らしいねぇ
ライアン・ゴスリングとレイチェル・マッカダムズのキスシーンが印象的だったなぁ
こんにちは~
これ良かったでしょ?
僕もあんまり期待してなかったんですけど、最後にはしっかりウルウルしてしまいましたよ(笑)
結構レイチェル・マクアダムズには「ミーン・ガールズ」から注目してたので、この作品でのお嬢様っぷりには満足しました。
TBありがとうございます!
こんばんは♪
先日、やっとレンタルで観ることが出来ましたw
初めはベタそうだったので、観るつもりがなかったのですが、皆さんの評価がよかったのでw
泣けました;
ジェームズ・ガーナーとジーナ・ローランズ、良かったです-☆
TBいただいていきますw
こんばんは♪
気持ち良いくらいベタだったでしょ?(笑)
それがなかなか新鮮に感じました。
ストーリー自体もシンプルながらちょっと捻ってあったし。
ジェームズ・ガーナーとジーナ・ローランズはほんと良かったですよね。
レイチェル・マクアダムズはこれからも要チェックです!