死霊のえじき

生者と死者の数が逆転した世界で、生き残った科学者たちとゾンビの攻防を描いたリビングデッド3部作の最終章。
監督は勿論ジョージ・A・ロメロ。

「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」に続いて、「ランド・オブ・ザ・デッド」鑑賞前の復習。
第2作の「ゾンビ」はちょっと前(と言っても半年以上前ですが)に見たので今回は見てません。

恐怖やアクションといった点は前2作に譲るものの、絶望感で言えばこの作品が断トツだと思います。
何しろ映画が始まった時点で既に人類の殆どはゾンビと化してるんですからね。
周囲をいくら探しても生存者は見つからず、シェルターに避難し一応の安全は確保されてるものの食料や銃弾には限りがあり、一向に打開策を見つけられないまま時が過ぎ、徐々にストレスから常軌を逸していく人間たち。

この作品には、閉鎖された空間でじわじわと迫ってくる恐怖と途方もない絶望感が満ちています。
人間の愚かさ、傲慢さを大いなる皮肉をもって描いてきたリビングデッド3部作は、本作をもって遂にその頂点に達したと言っても過言ではないでしょう。

ちょうど20年前に作られた作品ですが、その残酷描写(今回の再発に伴い復活)は最近のホラーよりも断然上。

このトム・サビーニによる特殊メイクは必見です。

グロいのがダメな人には絶対お薦めしませんが…。

この作品の特異な点として知能を持つゾンビ、バブの存在がありますが、これは賛否両論分かれる所のようですね。
確かに、本能のみに従って生きるゾンビという存在に知能があればそれは既にゾンビではなくなってしまうんですが、このバブの存在が本作をよりドラマティックにしているのは間違いありません。
醜い人間たちより人間らしいバブの行動にちょっとうるっときますしね。

それにしても昔から思ってましたが、この邦題は何とかならないもんですかねぇ。


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コメント

  1. はじめまして。ゾンビ映画ファンのものです。この「死霊のえじき」は前作「ゾンビ」に続いて2番目に好きな作品です。ロメロ作品のゾンビ映画はドキュメンタリタッチでいいですね。TBさせてもらいますね!では!

  2. ランド・オブ・ザ・デッド!!

    見てきました「ランド・オブ・ザ・デッド」!!監督はもちろん、あのジョージ・A・ロメロ!20年ぶりの本家本元ゾンビ親父が炸裂します!
    今日は毎月1日の「映画の日」なので入場料は1,000円。これでも外国の映画代に比べれば結構高いほうらしく、「ほんなら普段…

  3. sin says:

    じゅんたろうさん、はじめまして!
    TB&コメントありがとうございます。
    まさかこれにコメントが来るとは思ってもみなかったので驚きました(笑)
    「ランド・オブ・ザ・デッド」をまだ観に行けてないのでじゅんたろうさんのブログは観てから遊びに行かせてもらいますね。
    ではでは、ゾンビ万歳!

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