深夜の地下鉄を舞台に、そこに閉じ込められた主人公と彼女を狙う謎の存在との攻防を描いたホラー。
主演は、「ラン・ローラ・ラン」「ボーン・アイデンティティー」シリーズのフランカ・ポテンテ。
共演に、「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「ミーン・マシーン」のヴァス・ブラックウッド、「エニグマ」「アドルフの画集」のポール・ラットレイ、「Holby City」「アンナ・カレリーナ」のジェレミー・シェフィールドなど。
監督・脚本はこれが長編デビュー作となるクリストファー・スミス。
久々になかなか良いホラーを見たなと思える作品でした。
最近のホラー映画の多くはやたらとスプラッター的な派手さに走りがちで、雰囲気がないがしろにされてるものが多いと思うのですが、この作品はそこら辺の雰囲気作りが非常に良く出来ていましたね。
非日常的な空間ではなく、地下鉄という日常的な空間に潜む恐怖をベースに構築されたその異界との狭間とも思える世界観は、ホラーにしては珍しく明るい、しかし冷たく澱んだ映像と相俟って見る者に生理的な嫌悪感を覚えさせ、主人公の孤独や恐怖を見る者に体感させる事に成功していました。
特に前半部分の出来は秀逸で、普段は大都会の喧騒が溢れている場所でたった一人になってしまうという、誰しもが不安と孤独を感じる設定をストーリーと映像に活かしていたと言えるでしょう。
こういった単純で根源的且つ本能的な恐怖を描く事は、実は容易ではないと思います。
やっぱり基本は大切ですね。
ただ、中盤以降登場人物が増えるにしたがってこの恐怖感や孤独が薄まってしまったのは残念でした。
どうせなら最後まで徹底して一人きりの方がより怖い作品になったと思いますね。
犯人が何故「そう」なったのかを明確にしていない点に関しては賛否両論ありそうですが、僕はあれくらいで丁度良かったと思います。
一から十まで説明してしまうと「分からない」という怖さが半減してしまいますからね。
フランカ・ポテンテは結構好きな女優さんなのですが、その恐怖演技は「アナトミー」で既に実証済み。
この作品でも見えない存在に怯える主人公を好演しています。
ただ、今回の役柄は結構嫌な感じの女性なのであまり感情移入は出来ませんでした。
あと、ケバい化粧はあまり似合わないなと。
化粧が落ちてきてからの方が断然かわいかったです。
とにかく今後も頑張って欲しい女優さんですね。
思いのほか正統派なホラー映画なので、ホラー好きにはお薦め出来ると思います。
ただ、結構グロいシーン(あまり直接的ではないですが)もあるのでそういうのが苦手な人は見ない方が良いでしょうね。
この監督の次回作も見てみたいなと思わせる作品でした。
試写会「0:34 レイジ34フン」
ホラー映画洋画
ホラー映画初心者のすけきよです。微妙と評判の「0:34 レイジ34フン」見ました。
あらすじ:パーティーを一人抜け出し、ロンドンの地下鉄チャリング・クロス駅に向かったケイト。しかしほろ酔
製作年度 2004年
製作国 イギリス/ドイツ
上映時間 85分
監督 クリストファー・スミス
製作総指揮 ロバート・ジョーンズ
脚本 クリストファー・スミス
音楽 ジ・インセクツ
出演 フランカ・ポテンテ 、ポール・ラットレイ 、ケリー・スコット 、
ケン…
監督 クリストファー・スミス 主演 フランカ・ポテンテ 2004年 イギリス/ドイツ映画 85分 ホラー 採点★★★ 終電を地下鉄のホームで寝過ごしてしまったケイトの目前に、来るはずのない列車が停車する。彼女に惹かれつけてきたガイと共に乗り込むが、途中の地下坑道内で…
『0:34 レイジ 34 フン』
2005年イギリス(85分)
監督:クリストファー・スミス
脚本:クリストファー・スミス
出演:フランカ・ポテンテ
ショーン・ハリス
ヴァス・ブラックウッド
ジェレミー・シェフィールド
ポール・ラ…
『CREEP』 イギリス・ドイツ/2004
監督:クリストファー・スミス
出演:フランカ・ポテンテ ショーン・ハリス ヴァス・ブラックウッド
ジェレミー・シェフィールド ポール・ラットレイ ケリー・スコット
始発まで 生きていたい――。
地下鉄を…
深夜の地下鉄構内で暗闇の恐怖に苛まれる英国発のスプラッタ・ホラー。終電後の地下鉄駅に取り残された女性が、闇に潜む何かに追い詰められていくさまをスリリングに描く。監督はこれまで短編やTVの脚本を手掛け、本作で劇場長編デビューのクリストファー・スミス。主演…
本国ではなかなか高評価だったらしいこのブリティッシュ・ホラー。
サイコ・サスペンスとホラーの要素とを頑張って混ぜくってる感じ。
ニューハーフに見えてしまう主演のフランカが、とってもキュートなワンピースドレスを着て、地下鉄構内で姿カタチの見えないサイコ…
劇場で観ました。地下鉄構内の閉鎖された空間で、神出鬼没の殺人鬼の恐怖を描いた内容です。前半は正体不明の殺人鬼に襲われる恐怖感がありました。しかし、ケイトが殺人鬼クレイグに捕まって、殺人鬼の姿が映されてからは恐怖感は薄れて、お約束の鬼ごっこの展開でした。…
0:34 レイジ 34 フン
イギリス国民を恐怖のどん底に突き落としたブリティッシュ・ホラーの傑作。 by yahoo
まさにその通り。 傑作!! あたしはこういうの、大好き!
原題 CREAP どういう意味か、よくわかりません。うまい訳が見つからなかったから、この…
amazonで0:34 レイジ34フンを見る
この映画、全国公開は夏頃だったのですが、富山では10月末になってようやく公開。2週間限定なので慌てて見に行ってみれば、帰りに寄ったビデオ屋ですでにレンタルが始まっていたという、嫌がらせのようなオチが付きました。やれやれ。
amazonで0:34 レイジ34フンを見る
この映画、全国公開は夏頃だったのですが、富山では10月末になってようやく公開。2週間限定なので慌てて見に行ってみれば、帰りに寄ったビデオ屋ですでにレンタルが始まっていたという、嫌がらせのようなオチが付きました。やれやれ。
試写会「0:34 レイジ34フン」開映18:30@ヤマハホール
「0:34 レイジ34フン」 CREEP 2004年 イギリス・ドイツ
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
監督・脚本:クリストファー・スミス
助監督:マックス・キーン
製作:ジュリー・ベインズ、…
やっほぉ~☆
やっと観れたよぉ~{ルンルン}
なかなか面白かったぁ~ってか映像が結構好みだったよぉ
あの殺人鬼、目が可愛すぎてなんか憎めなかったなぁ
ラストは可哀想とまで思ちゃったw
それにしてもむこうの地下鉄の駅ってメチャメチャひろいねぇ~閉じ込められたらマジ怖い。。。{汗}
どうも~
TB&コメントありがとうございます♪
映像良いですよねぇ。
あの独特の雰囲気はかなり好みでした。
目は確かに可愛かったかも(笑)
最初はそれが逆に不気味でしたけどね。
地下鉄に閉じ込められるのは僕も絶対勘弁です(苦笑)