シンデレラマン

大恐慌時代のアメリカに勇気と希望を与えた実在のボクサー、ジム・ブラドックの半生を映画化した感動作。
主演は「グラディエーター」「ビューティフル・マインド」のラッセル・クロウ。
共演に「ブリジット・ジョーンズの日記」「シカゴ」のレニー・ゼルウィガー、「コンフィデンス」「サイドウェイ」のポール・ジアマッティ、「コラテラル」「エリザベスタウン」のブルース・マッギルなど。
監督は「バックドラフト」「アポロ13」のロン・ハワード。

タダ券を貰ったので鑑賞。

ラッセル・クロウもレニー・ゼルウィガーも特別好きな俳優じゃないので、大して期待はしてなかったのですがこれがなかなか良かったです。

144分という長丁場の作品なのですが飽きもきませんでしたし、何より丁寧なタッチで描かれる家族愛にちょっと感動しました。
考えてみればロン・ハワードが監督なんですよね。
「ウィロー」「バックドラフト」「遥かなる大地へ」「アポロ13」「ビューティフル・マインド」など、こうやって並べて見てみると好きな作品が多いです。

この作品でも人物間の絆や愛情、友情を丁寧に、決して押し付けがましくなく描く手腕を見事に発揮していました。

ただ、欲を言えばもっと子ども達との交流をもっと描いて欲しかったですし、もう少し捻りが欲しかったのも事実。

でもまぁ伝記映画ですからそこらへんは仕方ないのかも。

そう考えるとなかなか良く出来た作品だと思います。



ラッセル・クロウは家族を愛する父としての姿、そして家族の為に戦う一人のボクサーとしての姿を好演していましたね。

もっとボクサーとしての部分が強調された演技をするのかなと思っていたので意外だったのですが、非常に見応えのある演技でした。
まぁ演技は上手い人ですからね。

だからこそ個人的には悪役というか、屈折した役を演じて欲しいのですが。

レニー・ゼルウィガーはまぁまぁかな。
夫を愛し、何よりも子どもたちを愛する母親像という点に関しては上手く表現していたと思いますが、作品内で重要な設定である貧しさはあまり感じられませんでした。

やっぱりこの人はコメディエンヌとしての方が魅力的です。

己の為ではなく、父親として家族を養う為にボクシングを選び、そして見事に成功を収めたジム・ブラドック。
彼の人生と、ジムに希望を託した当時のアメリカの人々の心情に、様々な思いが過ぎった作品でした。


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コメント

  1. 映画「シンデレラマン」

    家族愛が濃密に描かれた、安心して感動できる文化庁推薦的映画です。決してロッキーのようなマッチョなボクシング映画ではなく、あくまでもテーマは愛。それも家族の愛なのです。

    ラッセルクロウ演じる主人公とその子供たちの心の繋がりは誰もが理想とする親子の形。と…

    原題:Cinderella Man  -貧困から抜け出したらヒーロー-

    1920年代から1930年代にファイトした男、骨折から引退するもセカンドチャンスを掴み大恐慌時代のアメリカに希望を与えるチャンピオンになった実在のボクサーの物語。ジム(ラッセル・クロウ)と彼を支え…

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