1981年に結成されて以来、ヘヴィ・メタル界の頂点に君臨するMETALLICAが、解散の危機に直面した2001年から、それを乗り越えニューアルバムを完成させるまでの3年間に密着、メンバー間の確執と衝突、メンバーそれぞれの苦悩や葛藤を赤裸々に映し出したドキュメンタリー。
出演は、ジェームズ・ヘットフィールド、ラーズ・ウルリッヒ、カーク・ハメット、ジェイソン・ニューステッド、ロバート・トゥルージロ、デイヴ・ムステイン、ボブ・ロックなど。
監督は「ブレアウィッチ2」のジョー・バーリンジャーとブルース・シノフスキー。
正直METALLICAはそれほど好きなバンドではありません。
名盤と思えるのは「Master of Puppets」くらいで、あとは好きな曲はあってもアルバムとして好きと言えるものは殆ど無い。
バンドとしてはMEGADETHの方が断然好きです。
しかし、6年ぶりのスタジオ・アルバムとなった「St.Anger」には衝撃を受けました。
決して名盤と言えるほど名曲、佳曲が収録されているわけではありませんが、アルバム全体に漲る緊張感、攻撃性、まるで新人バンドのようなその荒削りなサウンドには有無をも言わせぬ迫力がありました。
そんな「St.Anger」という興味深いアルバムが作られる過程、即ちMETALLICA復活までの過程を克明に描いたドキュメンタリー作品。
当然興味を惹かれたのですが、劇場へは観に行けず、DVDで見る事にしました。
音楽業界のみならず、その存在が大きくなればなるほど身動きが取り辛くなるという事は往々にしてある事です。
メンバーそれぞれよりも遥かに大きな存在へとなってしまったMETALLICAという存在と、そのMETALLICAという名の怪物に押し潰されそうになるメンバーの姿。
どこまで作品としてリリースする事を意識していたのかは分かりませんが、確かにここまでバンドの、そして音楽ビジネスの内部を曝け出した作品というのはなかなか無いと思います。
まさに満身創痍。
恐らくそこらへんにいる普通のバンドならあっさり解散していたでしょう。
解散しなかったのは、色んな意味でそれがMETALLICAだったから。
それに尽きると思います。
ただ、この作品内に登場するようなメンバー間の確執や、様々なトラブルは決して特別なものではなく、バンドというものを一度でも(本当の意味で)真剣にやった事のある人間なら、程度の差こそあれ誰しもが近い経験をしていると思います。
そういった意味でも、とても楽しめた作品でした。
METALLICAファン、そして音楽好きなら必見でしょう。
劇場、爆音でしたよ~♪(^^
ヘットフィールド、普段ぐだぐだでもステージあがると豹変しますよね。あの辺はやっぱり普通の人とは違いますね。
ムステイン、妙な出方してましたね…
MANOWARばり?(笑)
いやぁ、何だかんだ言ってもMETALLICAってアホなんやと思うわ。
不器用と言うか、あんまり先見てないというか(笑)
ステージとプライベートが違うのはまぁ当然やね。
METALLICAのジェームスを演じてるんやろう。
確かムステインの映像はMETALLICAが勝手に使ったんやろ?
裁判になってた気するわ。
個人的にはあのシーンが一番印象的やった。
なんか、ゴォォォォ!!ゆうてましたよ(笑)
演じてる部分もあると思うんですが、もともと人から注目されて何かやるのに慣れてると言うか、マリア・カラスみたいにステージにあがると中から何か別の人格が出て来たみたいに変わるタイプだと思いますよ~。
ムステイン、そうなんですか…
メガデスのドキュメンタリーにも、メタリカでてましたね(笑)
凄いな(笑)
うん、「演じる」っていうのは意識的なものよりもむしろ無意識的な部分が大きいと思うよ。
人に見られる事を生業としてる人は誰でもそういう部分あるんちゃうかなぁ。
俺も演奏してる時と普段の自分とは多少違うと感じる時あるしね。
結構面白かったですよね☆
個人的にはトラジローのベースの音が他のやつと全然違ったことが驚きw
意識的にできるようになるといいですねぇ♪
行き過ぎると多重人格になりそうですが…
そういえば、DT観に行かなかったんですか?(^^
>みやっち
セルに入ってる特典映像も見たいんやけどねぇ。
トゥルージロの音かなり太かったな。
指であれは凄い…。
>のりやすくん
まぁねぇ。
自由自在に切り替えられるのがベストかな。
多重人格的な部分は誰でも持ってるんちゃう?
DTは今回パスってます~