ルパン

モーリス・ルブラン原作のルパン・シリーズ生誕100周年を記念して製作されたアドベンチャー・ロマン
主演は「スパニッシュ・アパートメント」「真夜中のピアニスト」のロマン・デュリス。
共演は「ゴスフォード・パーク」「海辺の家」のクリスティン・スコット・トーマス、「ジャンヌ・ダルク」「スズメバチ」のパスカル・グレゴリー、「ドリーマーズ」「キングダム・オブ・ヘブン」のエヴァ・グリーンなど。
監督・脚本は「ルーブルの怪人」のジャン=ポール・サロメ。

「ルパン」というと日本人はルパン三世を思い出す人が多いと思います。
小学校の頃にホームズやルパンなんかを図書館で借りて読み漁っていた僕でさえそういう印象は強いですからね。
この作品は、若きルパンが妖しげな魅力を持つカリオストロ伯爵夫人を助けたことから、フランス王家の財宝を巡る争いに巻き込まれていく物語「カリオストロ伯爵夫人」をベースに、ルパンの波乱万丈の半生を映画化したもの。
トレーラーを観た時は結構面白そうかなと思ったんですが、作品としてはイマイチでした。
ルパンの不幸な生い立ちやカリオストロ伯爵夫人との愛憎に重点を置くあまり、冒険活劇としての胸躍るスリリングさが殆どなく、ダークな雰囲気ばかりが先行してしまった印象です。
確かに多少なりともそういう要素は必要だと思いますが、あそこまでしてしまうとちょっと…。
冒険活劇ではなく、一種の時代劇サスペンスとして見ればまだマシなのかも知れませんが、やっぱりルパンですからねぇ。

ただ、セットや衣装はほんとに豪華で、そこらへんはかなり見所です。
特にカルティエが全面協力したジュエリーが次から次へと登場するので、宝石好きの人には堪らないかも。



ルパン役のロマン・デュリスもなかなか良かった(但し、顔は濃い目)のですが、この作品は女優陣が良かったですね。
カリオストロ伯爵夫人を演じたクリスティン・スコット・トーマスは、妖艶な魅力と裏表を見事に使い分けた演技でロマン・デュリスを完全に食う存在感を放っていましたし、「キングダム・オブ・ヘブン」で一目惚れしたクラリス役のエヴァ・グリーンは相変わらずの美しさ。
特にエヴァ・グリーンはダニエル・クレイグ版007のボンド・ガールにも決まりましたし、要チェックの女優さんです。
「ドリーマーズ」も見てみようかな。


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コメント

  1. ルパン

    なんだか、とっても謎の多い映画でした。。。
    華やかなミステリーをイメージしてたら、
    結構サスペンス?
    宝石類は、ゴージャズだったけれど。

    財宝や絵に秘められている暗号を解く、って、
    なんか最近よく耳にするようなフレーズ(笑)。

    芸術の国では、そうい…

    DVDで鑑賞。
    昨年、劇場鑑賞時の感想を
    私のHP「うたかた(泡沫)」に載せていたので、
    文章を一部手直しをして、こちらにもUPしました!

    STORY:1884年、フランス。
    叔父スービーズ公爵の屋敷に暮らす少年、
    アルセーヌ・ルパン(ロマン・デュリス)は、

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