World Scratch/東京エスムジカ

World Scratch
日本語・韓国語・英語・中国語を話す在日4世の李瑛愛(Vo)、石垣島出身の島歌を歌う平得美帆(Vo)、作詞・作曲・編曲を手掛ける早川大地の3人からなる東京エスムジカの1stアルバム。

全編に民俗的アプローチを散りばめた、そのアジアン・テイストを基調とした無国籍な空気感がこの東京エスムジカの魅力。
生楽器を主体とした素朴な響きと現代的なサウンドとが僅かの反発もなく自然に調和し、そこに2人の繊細でありながら生命の力強さを感じさせる歌声が重なる絶妙なバランスは、これがデビュー作とは思えない程の完成度。
日本語のみならず、英語、ポルトガル語、チベット語なども取り入れ綴られる歌詞もこの世界観の形成に大きな役割を果たしており、曲毎に様々な情景を色鮮やかに映し出し、聴く者の心に異国の風を運んでくれます。

ガムランを取り入れた哀愁漂う”月影のワヤン”、近年の邦楽シーンにおいて唯一と言って良い程の衝撃だった幻想的な名曲”月凪”、壮大なスケールで旅立ちを歌う”Standing On the Ground”、スパニッシュ・ギターのストロークが心地良い”オレンジの実る頃”、昭和歌謡的な雰囲気を持つ”レンガ通り”、アルバム随一の躍動感を放つ”百万年の愛の歌”、アイヌ語で叙事詩という意味を持つスピリチュアルな名バラード”月夜のユカラ”など、捨て曲というものが全く見当たりません。

これこそポップ・ミュージックとワールド・ミュージックの融合の理想形。
歌声の持つ力を改めて感じさせてくれる必聴の傑作です。


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コメント

  1. Hiromi says:

    sinさん、こんにちは!

    東京エスムジカって、そういうグループだったんですね。こちらの「レコセル」というサイト http://www.recosell.com/ で、2,3年前くらい前からサイトを挙げてプッシュしていたので、グループ名だけは知ってましたが・・・よさそうですね~。聴いてみたいと思います!^^)

  2. sin says:

    レコセルでプッシュされてたんですか、知りませんでした。
    僕は有線で流れてきた”月凪”に一発でやられました。
    かなり良いグループなんで是非聴いてみて下さい♪
    オススメですよ~

    あ、ちなみに今そこそこ売れてる「ナナムジカ」というグループもいるので気をつけて下さいね(笑)

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