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香港警察と銀行強盗団のメディアを巻き込んで繰り広げられる緊迫の攻防をスリリングに描いたサスペンス・アクション。
出演は「冷静と情熱のあいだ」「インファナル・アフェア」のケリー・チャン、「星願 あなたにもういちど」「シルバーホーク」のリッチー・レン、「トリックマスター」「カルマ-震える記憶-」のニック・チョン、「ワンナイト イン モンコック」「カンフーハッスル」のラム・シュー、「龍城恋歌」「射鵬英雄伝」のユウ・ヨンなど。
監督は「フルタイム・キラー」「PTU」のジョニー・トー。

劇場公開時に結構話題になってましたが、確かに面白い作品でした。
潔いくらいテンポを重視していて、とにかく無駄なシーンが殆ど無い。
予算の為かアクションは決して派手ではありませんが、それでもハリウッドや日本の大作アクションに引けをとっていません。
メディアを利用した犯罪サスペンスというのは、これまでにもありましたが、この作品に登場する携帯カメラやネットを使ったリアルタイムの実況中継型犯罪の作品は初めてではないでしょうか。
しかも、それを警察側は威信回復のために巧妙に利用し、犯人側はその嘘を暴きながら警察の隙を作り出し抜こうとする。
その頭脳戦、心理戦のやり取りが面白いです。


アクションも見応え十分で、否応無く見る者を引き込むオープニングの7分間ワンシーン・ワンカットの銃撃戦を筆頭に、ラストまでスピーディかつスリリングな展開が途切れません。
地道且つ周到な準備が透けて見えるこのオープニングだけでも一見の価値はあると思いますね。
物語が思いもよらない方向へと転がっていく意外性や、サスペンスの中にあるユーモアやドラマも見事な匙加減でした。

香港版「踊る大捜査線」なんて宣伝では書かれてましたけど、こっちの方がよっぽど「現場」をスリリングに描いていて面白かったです。
香港の底力を見せつけられる作品でした。


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