ジャケット

1992年と2007年の2つの時を往き来しながら自らの死の謎を探る青年と、そんな彼と恋に落ちる孤独な女性の悲愴な運命をスリリングに描いた異色サスペンス。
主演は「ヴィレッジ」「キング・コング」のエイドリアン・ブロディ、「キング・アーサー」「ドミノ」のキーラ・ナイトレイ。
共演に「ペイバック」「ブレイド」シリーズのクリス・クリストファーソン、「バックドラフト」「マシニスト」のジェニファー・ジェイソン・リー、「カクテル」「ドラッグストア・カウボーイ」のケリー・リンチ、「依頼人」「マイ・フレンド・フォーエバー」のブラッド・レンフロ、「Jの悲劇」「ミュンヘン」のダニエル・クレイグなど。
監督は「リメンバランス/記憶の高速スキャン」「愛の悪魔/フランシス・ベイコンの歪んだ肖像」のジョン・メイバリー。
製作にジョージ・クルーニー、スティーヴン・ソダーバーグ、音楽にブライアン・イーノが参加。

ここ数年良質な作品を数多く世に送り出しているセクション8作品という事よりも、断然キーラ・ナイトレイ見たさで観に行ってきました。
いやぁ、やっぱりキーラ・ナイトレイ良いですね。
これまでは作品の中でその容姿がやや先行していた感がありましたが、この作品でのキーラ・ナイトレイはますます女優としての存在感、演技力に磨きがかかっていて、内から滲み出る演技への執念めいたものさえ感じました。
これでまだ21歳だと言うのだから驚いてしまいます。
エイドリアン・ブロディも悲しみを背負った主人公を見事に演じていて、この2人の演技は本当に見応えがありました。


作品自体もなかなか面白くて、ドラマ、サスペンス、SFがミックスされた不確かな未来と過去を探っていくストーリーと抑制の効いた演出が見事でしたね。
サブリミナル効果を狙ってるんじゃないかと思うほどのフラッシュバックや陰鬱なトーンが不穏で異質な雰囲気を生み出し、ラストの一筋の希望をどこまでも美しく際立たせていました。
バタフライ・エフェクト」や「メメント」なんかに通じる部分もありますが、それよりももっと人間の持つ様々な感情を抉り取ったような作品です。

派手さはないので好き嫌いが分かれそうですが、僕は好きな作品ですね。
それにしてもブラッド・レンフロ変わり果てたなぁ…。


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