Silence/A.C.T

サイレンス
スウェディッシュ・ハード・ポップ・バンドA.C.Tの、「Today’s Report」、「Imaginary Day」、「Last Epic」に続く、3年振りとなる4thアルバム。

待ちに待ったA.C.Tの新作は、全く期待を裏切らない素晴らしい仕上がり。
メロディ、アレンジ、パフォーマンス、その全てが高次元で結びついたサウンドは、あくまでこれまでの延長線上にありながらも、A.C.Tというバンドが新たな次元へと足を踏み入れた事を容易に感じさせるもの。
前作「Last Epic」ではややプログレ・メタル的なアプローチが目立っていましたが、今作ではA.C.Tの最大の武器であるメロディをより前面に押し出し、次々と表情を変えていくバラエティに富んだ楽曲群に普遍的な大衆性を持たせる事に成功しています。
その為、サウンド・プロダクションもややヘヴィさを抑えた仕上がりで、”プログレ”だとか”メタル”だとか、そんなカテゴライズは関係なしに、広く一般層にもアピールし得るこれまでで最も聴き易い作品と言えるでしょう。
聴く度に新鮮な驚きを運ぶ変幻自在のアレンジ・センスも勿論健在で、特に多彩な音色を操るJerry Sahlin(Key)と確かな技術を独自の感性で表現するThomas Lejon(Dr)の良い意味で自由奔放なプレイは作品にこれまで以上の躍動感とスリルを与え、唯一無二のA.C.Tサウンドを更にカラフル且つダイナミックに彩っています。


アッと言う間にA.C.Tワールドへと誘ってくれるオープニングの佳曲”Truth Is Pain”、軽快なリズムが心地良い”Puppeteers”、憂いを帯びたコーラスが堪らない新たな名曲”This Wonderful World”、プログレ・メタルmeetsアフリカン・リズムな”Hope”、CHEAP TRICKを想起する新機軸のポップ・チューン”Unseless Arguments”、最早恒例となった9パート、計22分にも及ぶ目まぐるしくもドラマティックな組曲”Consequences”など、美旋律満載のまさに夢心地の70分間。
ここまで聴く者をイマジネーション溢れる世界へと連れて行ってくれるバンドはそうはいません。

ジャケットも含め、A.C.Tの非凡なセンスが見事に発揮された必聴盤。


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コメント

  1. のり says:

    あ、C/A/TからA.C.Tに変えたんですか Σ【゚Д゚】
     
    まだ全部聴いてないです(苦笑)全部聴くのはいつになるやら…
    “Into the Unknown”あたりで止まってますヽ(_ _|||))

  2. sin says:

    あぁ、iTunesのやつね(笑)
    あれ、何でなんやろなぁ。
    どのアルバムでも最初はそうなってるわ。
    いつも修正して取り込んでます…。

    今回のアルバムはほんまにアレンジが凝ってるから何回聴いても楽しめるね。
    やっぱ凄いバンドやわ。

  3. マット says:

    イマジナリーフレンズに続き、これも購入しました。
    いいですね!ラストエピックも買いでしょうか?

    A.C.T.、ちと6/8というか3拍子の曲が多いような気がするのですが、
    もしかして、そこが特徴なのでしょうか?

  4. sin says:

    ありがとうございます!
    良いでしょう?
    A.C.Tはどの作品もハズレなしなので是非全部聴いて下さい。

    6/8が多いのはハネた曲が多いからだと思いますよ。
    まぁそれでもそんなに多いとは感じませんけどね。
    逆に6/8が少なければ4/4が多いと言う事になりますし(普通はそうは感じないんでしょうけど)、何を基本とするかによると思います。

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