デュエリスト

朝鮮王朝時代を舞台に、容疑者である刺客とそれを追う女刑事が壮絶な闘いを繰り広げながらも互いの間に芽生えた許されぬ愛に葛藤する歴史アクション・ドラマ。
主演は「友引忌」「ボイス」のハ・ジウォンと「オオカミの誘惑」「彼女を信じないでください」のカン・ドンウォン。
共演に「MUSA-武士-」「シルミド/SILMIDO」のアン・ソンギ、「情事 an affair」「NOWHERE ノーウェアー」のソン・ヨンチャンなど。
監督は「NOWHERE ノーウェアー」のイ・ミョンセ。

日本公開が決まるずっと前から楽しみにしていたこの作品。
その割に結局劇場へは足を運べなかったのですが、やっとサンプルで見る事が出来ました。

とにかくその映像美に目を奪われっぱなし。
光と影、白と黒のコントラスト。
そしてそこに滲み出すかのような朱の美しさ。
単純な色の取り合わせながら、それぞれの色が互いを際立たせ、特にハ・ジウォンとカン・ドンウォンの対決シーンでは影の使い方が非常に効果的な役割を果たしていました。
そのアクション・シーンがまた素晴らしく、まるでラヴ・シーンのようなその舞いにすっかり見とれてしまいましたね。
「HERO」や「LOVERS」、「PROMISE」などのこの手のアジア系時代劇の色彩感覚はかなり好きなんですが、その中でもこの「デュエリスト」の美的センスはかなり衝撃的でした。


ただ、これほど映像は素晴らしいのに内容が…。
ハッキリ言ってあってないようなものです。
とにかく極端に会話が少ない。
その為、基本的な情報が乏しく、登場人物や時代、そのシチュエーションの背景がかなり分かり辛くなってしまっています。
2人が惹かれあう理由も良く分からないのでラストも全く盛り上がりません。
折角素晴らしい映像があるのに本当に勿体無かったですね。

あと気になったのがハ・ジウォン演じるナムスンのキャラ設定。
何であんなに男勝りな設定なんでしょう。
同じ原作を基にしているTVドラマ版の「チェオクの剣」でもヒロインを演じているんですが、その時の役柄と違うとは言えかなり違和感を感じてしまいました。
ストーリー的にチェオクのようなキャラクターの方が良かったと思うんですけどねぇ。
カン・ドンウォンは台詞も殆ど無く、名前すら明かされない”悲しい目”を、その憂いを湛えた瞳で見事に演じていました。
写真で見た時は「変な髪形」と思ったんですが、実際に見てみるとそうでもありませんでしたね。
むしろかなりカッコ良かったです。
ただ、髪を上げてしまうとやっぱりイマイチ…。
これからも長髪路線を希望します。

ちなみにこの作品、韓国版、ヨーロッパ版、日本版など数パターンあって、日本版は編集もよりラヴ・ストーリー重視になり、音楽も差し替えられているそう。
他のヴァージョンがリリースされればまた見てみたいかも。


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