デッド・ゾーン(1983)

交通事故に遭い5年の昏睡状態から覚めた時、手に触れるだけで相手の未来を予知出来るようになった男の悲しい運命を描いたスティーヴン・キング原作のSFサスペンス。
主演は「ディア・ハンター」「ステップフォード・ワイフ」のクリストファー・ウォーケン。
「SF/ボディ・スナッチャー」「天国の日々」のブルック・アダムス、「地獄の黙示録」「ウォール街」のマーティン・シーン、「裸のランチ」「シンデレラマン」のニコラス・キャンベル、「エイリアン」「ザ・グリッド」のトム・スケリット、「愛と喝采の日々」「マトリックス リローデッド」のアンソニー・ザーブなど。
監督は「ヴィデオドローム」「ヒストリー・オブ・バイオレンス」のデヴィッド・クローネンバーグ。

リメイクされたTVドラマ版が意外に面白かったので見てみたのですが、この映画版もかなり面白かったです。
映画化されたスティーヴン・キング作品の中でも最高傑作と評されるのも納得の作品でした。
アウトサイダーとなってしまった主人公が感じる悲哀や疎外感を全身から滲ませたクリストファー・ウォーケンの素晴らしい演技と、それを淡々と冷徹に切り取っていくデヴィッド・クローネンバーグの演出。
その両者の完璧とも言える融合が、オープニングからエンディングまで終始一貫した緊迫感を生み出しています。
ジョニーが見るヴィジョンを必ずしも真実とは限らない曖昧なものとして描いているのも良かったですね。
若干淡々とし過ぎていて盛り上がりに欠ける部分が無きにしも非ずですが、それを帳消しにするほどこの独特の雰囲気には抗い難い魅力があります。


それにしてもクリストファー・ウォーケンの格好良いこと!
この作品でのクリストファー・ウォーケンからは、近年の胡散臭い雰囲気は微塵も感じられません。
しかもこれで当時40歳?
もっと若く見えますね。
劇中で後に出演する「スリーピー・ホロウ」の話をしているのにも驚かされました。
ティム・バートンのことだから、きっとこれを知った上でのキャスティングだったんでしょうね。
クリストファー・ウォーケン自身も、まさか自分が首なし騎士を演じる事になるとは思ってもみなかった事でしょう(笑)

この映画版を見て、TVドラマ版は多少設定の違い(サラの息子がジョニーの子ではない、など)は
あれど、かなり忠実に作ってる事も判明しました。
TVドラマ版はまだ完結してませんが、果たしてラストは映画版と同じになってしまうんでしょうか…。


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