痩せゆく男

誤ってジプシーの老婆を轢き殺してしまった主人公が呪いによってみるみる痩せ細っていく恐怖を描いたスティーヴン・キング原作の異色ホラー。
主演は「ロボコップ3」「ハイド・アンド・シーク/暗闇のかくれんぼ」のロバート・ジョン・バーク。
共演に「週末はマフィアと!」「美しい人」のジョー・マンテーニャ、「アナコンダ」「スパイダーパニック!」のカリ・ウーラー、「奇蹟の輝き」「プロフェシー」のルシンダ・ジェニー、「陪審員」「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」のマイケル・コンスタンティンなど。
監督は「チャイルド・プレイ」「ランゴリアーズ」のトム・ホランド。

デッド・ゾーン」が予想以上に面白かったので、今まで見てなかったスティーヴン・キング作品を見ようと思い立って借りてきたのがこの作品。
正直なところ、スティーヴン・キングの映像化作品は原作との比較云々ではなく、映画としていまいちなものが多いと思います。
僕が成功していると思うのは「スタンド・バイ・ミー」「ショーシャンクの空に」デッド・ゾーン」「ランゴリアーズ」「シャイニング」「ペット・セメタリー」くらい。
「ローズ・レッド」なんか雰囲気は良いんですけどねぇ。

そんなわけで、この「痩せゆく男」も大して期待はしてなかったのですが、これがなかなか良い出来でした。
ストーリーは単純明快で日本昔話とかでも出てきそうな話ですが、それを奇を衒わずに正面からドラマ重視で描き、人間の持つ根源的な狂気と恐怖を上手く描き出しています。
その中でも、ジプシーの呪いという如何にも恐ろしい呪術的な恐怖と、精神的に追い詰められた主人公の狂気との対比が見事。
ジプシーを脅迫するシーンや、ラストのブラックな展開には思わずにんまりしてしまいます。


公開当時、主人公を演じたロバート・ジョン・バークの特殊メイクによる痩せっぷりが話題になってましたが、「マシニスト」のクリスチャン・ベールを見てしまった今では残念ながらあまりインパクトは感じられませんでした。
ただ、狂気に取り憑かれ、まるで別人のように不気味な表情、佇まいになっていく演技は素晴らしかったと思います。

スティーヴン・キング作品の成功例に加える作品が増えました。


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コメント

  1. YK says:

    だいぶと前に観ました。最後どんな終わり方だったか忘れてしまいましたが…(爆)
    ぼじおくんが☆ミ凸ヽ(^-^) タイコバン!押したのでもう一回観てみようと思います。

  2. sin says:

    流石ですねぇ。
    これはずっと見ようと思ってたのに後回しになってたやつです(笑)
    結構突っ込み所もあって、なかなか楽しめましたよ。
    ラストがお気に入りです♪

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