Score:20th Anniversary World Tour Live with The Octavarium Orchestra/DREAM THEATER

スコア~フル・オーケストラ・ライヴ 2006

バンド結成20周年を迎えた超絶技巧派集団という部分ばかりが増大傾向にあるDREAM THEATERが、オーケストラとの共演で飾ったオクタヴァリウム・ツアー・ファイナルのNY公演と、これまでのキャリアを総括するドキュメンタリーからなる2枚組DVD。

この「Octavarium」ツアーでの来日公演は、アルバムがイマイチだったのと最近DREAM THEATERに魅力を感じられなくなってきたのとで観に行かなかったのですが、ツアーの最終日、地元ニューヨークでのライヴを収録したこの作品はそこそこ見応えがありました。
まず、いつものライヴでの酷い音と違って、各パートがクリアに聴こえるサウンドが素晴らしいです。
いつもライヴでははJohn Myungの音が必ずと言って良いほどMike Portnoyのバスドラに掻き消されてますもんね。

セット・リストはどうやらツアーとほぼ同じ。
意外性は皆無ですが、バンドの結成20周年を記念するツアーという事もあり、MAJESTY時代の”Another Won”をはじめ、各アルバムの収録曲を1曲ずつ時代順にプレイする(何故”A Change Of Seasons”をやらない!?)という趣向はDREAM THEATERというバンドの変遷を如実に物語っていて面白かったです。
やはりこうして並べて聴くとどんどん曲が詰まらなくなっていくのか分かりますね。
ほんとに最近の曲は単調、もしくはアイデアを寄せ集めただけという印象が強いです。


そして、この作品の最大の売りであるオーケストラとの共演ですが、ハッキリ言って大した事ないです。
そもそも肝心のオーケストラ内でのアンサンブルが合ってませんし、そんなのではバンドのプレイとも合うわけも無く(バンド側にもあまり合わせる意識なし)、所々聴くに堪えない箇所も…。
選曲もアレンジも無難。
20周年記念という以外にこれをやる必然性は全く感じられませんでした。
と言うより、20周年記念だからこそ、こんな事せずに歴代メンバーをゲストで登場させたり、もっとファンが聴きたがってる曲をプレイしたりして欲しかったです。

ただ、メンバーのプレイはツアー最終日、しかも地元と言う事もあってか絶好調。
James LaBrieはやはり力の抜け過ぎな歌い方が気になる(初期の曲に顕著)ものの、最後までバテる事無く歌い通してるし、ますますリュック・ベッソン化が激しいJohn Petrucciも流石のプレイを連発。
Jordanは珍しくOASYS1台だけじゃなく、アナログ・シンセやラップ・スティール・ギターなどでも活躍してるし、Mike Portnoyは手癖全開ながら相変わらず余裕のプレイで、ちゃんと音の聞こえるJohn Myungもいつも通り冷静沈着でタイトなプレイでボトムを支えています。
バンドの頭脳であり最高権力者であるMike PortnoyがDVDの監督を担当してるので、ちゃんと見せ所も分かってるし、見ていて映像的なストレスを感じる事はほぼありません。

そんな2時間半にも及ぶ本編よりも、個人的には寧ろ2枚目の20周年記念のドキュメンタリー(約50分)の方が興味深く見ることが出来ました。
これだけの為に買っても損は無い!とまではいきませんが、メンバーへのインタビューや貴重なライヴ映像によってバンドの歴史を紐解いていく内容は素直に感心させられます。
ドミニシの変貌振りはちょっとショックでしたが…。

同内容のCDも同時購入しましたが、よく考えるとあまり意味なかったです。


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コメント

  1. のり says:

    ドミニシも『レオン』とかに出てきそうな感じすね(^^
    特典の方の昔のJohn Myungがめっちゃメタラーでオモロかったですわ

  2. sin says:

    使いっ走りとかすぐ殺される役とかやろ?(笑)
    確かに特典のJohn Myungはメタラーやったな。
    当時エネルギーを使い果たしてしまったのかもってくらい頭振りまくってたし(笑)

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