ホワイト・ドッグ/魔犬

人種差別主義者によって黒人だけを襲うように調教された犬と、それを調教し直そうとする新人女優の間に巻き起る展開を描いた社会派サスペンス。
出演は「ブラック・サンデー」「トゥー・ムーン」のクリスティ・マクニコル、「ゾンビ伝説」「マーズ・アタック!」のポール・ウィンフィールド、「シエラ」「エデンの東」のバール・アイヴス、「ROOTS/ルーツ」「新・悪魔の棲む家」のリン・ムーディ、「ピラニア」「ハウリング」のディック・ミラーなど。
監督は「ザ・シャーク」「ストリート・オブ・ノーリターン」 のサミュエル・フラー。

ホラー友達に「マニアの間で高値で取引されてる」と教えてもらってすぐに近所のビデオ屋であっさり見つけた作品(笑)
「魔犬」というチープでありながら禍々しさも同時に醸し出す副題から想像される「犬が人を襲いまくるパニックもの」とは趣の異なった、意外にも社会派な内容にはちょっと驚いてしまいました。
決してA級作品ではないし、確かにマニアしか見ない作品だとは思うのですが、この作品で描かれる黒人差別問題や、迫害の道具とされた犬たちの悲惨な運命には興味深いものがありました。
黒人だけを襲わせる”ホワイト・ドッグ”に調教する為に、幼い頃からわざと黒人に痛めつけさせる。
これは世代が変わっても受け継がれていく悪しき復讐の連鎖と同じではないでしょうか?
何とも物悲しいラストが印象的でした。

そう言えば、音楽をエンニオ・モリコーネが担当してました。
ほんと手掛けてる作品幅広いですね。


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