ファニーゲーム

そのあまりにも挑発的で暴力的な内容に世界各地で物議を醸した衝撃の問題作。
出演は「カフカの「城」」「ピアニスト」のスザンヌ・ロタール、「ホロコースト -アドルフ・ヒトラーの洗礼-」「善き人のためのソナタ」のウルリッヒ・ミューエ、「ベニーズ・ビデオ」のアルノ・フリッシュ、「GIGANTIC ギガンティック」「ヒランクル」フランク・ギーリングなど。
監督・脚本は「ピアニスト」「隠された記憶」のミヒャエル・ハネケ。

ここまで徹底して観客に不快さ、後味の悪さを感じさせる作品もないでしょう。

何の理由もなく、ただ暇潰しの”ゲーム”として繰り返される暴力。
それを淡々と撮り続けるカメラ。
そのあまりの不条理さに被害者同様、観客も冷静な思考を奪われ、自分もゲームに参加させられているかのような錯覚に陥ってしまいます。
しかし、恐らくはそれこそが監督の意図であり、観客がこの作品(=暴力)に後味の悪さを感じることは成功を意味しているのだと思います。

感情も、理由も、付随するもの全て剥ぎ取った暴力そのものの怖さ。
決して人には薦められませんが、これも一つの人間性だと思います。


Similar Posts