Vフォー・ヴェンデッタ

独裁国家となった近未来イギリスを舞台に、反ファシズムを掲げテロ行為を繰り返す謎の男”V”と、その戦いに巻き込まれていく一人の女性の葛藤と成長を描いたアラン・ムーアとデヴィッド・ロイドによるコミックを映画化した作品。
主演は「クローサー」「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」のナタリー・ポートマン、「マトリックス」「ロード・オブ・ザ・リング」のヒューゴ・ウィーヴィング。
共演に「クライング・ゲーム」「プルートで朝食を」のスティーヴン・レイ、「ゴスフォード・パーク」「銀河ヒッチハイク・ガイド」のスティーヴン・フライ、「ヘルボーイ」「スケルトン・キー」のジョン・ハート、「ブラッディ・サンデー」「サハラに舞う羽根」のティム・ピゴット=スミス、「英国万歳!」「ベント/堕ちた饗宴」のルパート・グレイヴスなど。
監督はジェームズ・マクティーグ。
製作はジョエル・シルヴァーとウォシャウスキー兄弟。

劇場に観に行きたかったけど結局時間が無くて行けなかった作品。
アクション要素を抑え、政治的なメッセージを強く押し出した作風はなかなか好きな感じで楽しめました。
ありがちなヒーローものとは違っていちいち演劇的な演出を用いているところや、Cozy Powellのドラム・ソロでお馴染みのチャイコフスキーの「1812年」を効果的に使うあたりもお見事。
ただ、200時間をかけて並べられたという2万2000個のドミノ倒しはもう少し凝っても良かったかなと思いました。

惜しむらくは”V”のキャラクターが象徴であるが故に人間性を感じにくく、カリスマ性に乏しいのと、行為そのものが結局テロリストと何ら変わらないという事。
大義名分があれば暴力も正義になるという論理を崩していれば傑作になりえたかも知れません。

ちなみに、ヒューゴ・ウィービングは「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」のビル・ナイや、「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」のレイフ・ファインズ並みに素顔分からずでした(苦笑)


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