ある香りにとりつかれた一人の青年の驚くべき半生は描いた、パトリック・ジュースキントの禁断のベストセラー「香水 ある人殺しの物語」を映画化した作品。
主演は「レイヤー・ケーキ」「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」のベン・ウィショー。
共演に「ピーター・パン」のレイチェル・ハード=ウッド、「ダイ・ハード」「ハリー・ポッター」シリーズのアラン・リックマン、「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」「ネバーランド」のダスティン・ホフマンなど。
監督は「ラン・ローラ・ラン」「ヘヴン」のトム・ティクヴァ。
この作品、とにかく一つ一つの物や人の撮り方が見事。
花、果物、魚、動物、水、人間…豊かな色彩と繊細な質感を追求した美しい映像の数々は、観る者の想像力を掻き立て、本当はそこにないはずの匂いを感じさせます。
主人公以外に魅力的な登場人物がいないのと、その主人公にあまり感情移入出来ないのがこの作品の唯一の欠点だと思いますが、それを補うだけの魅力がこの個性的な物語にはありますね。
2時間半全く飽きずに観る事が出来ました。
噂のクライマックス・シーンは確かに圧巻。
ああいうシーンを撮るだけでも大変なのに、それをあそこまで芸術的なものに高めたのは本当に凄いと思います。
一歩間違えば完全にギャグになってしまいますからね。
やたらとあのシーンを宣伝の目玉にしているようですが、知らずに観た方が絶対良いと思います。
ラストも「そう来るか~」というオチで、愛を与える事は出来ても、決して愛されない主人公の孤独と哀しみがよく伝わってきました。
あれはやはりキリストからきてるんでしょうね。
「殺さなくても匂いは取れたんじゃないの?」とか、「全部人間の香りで調合するの?」とか他にも色々ツッコミ所満載ではありましたが、映画としては十分楽しむ事が出来ました。
これから観に行く方は事前情報を極力遮断するようにしましょう。
ちなみに、僕は香水の匂いってあまり好きではありません。
適度な量なら良いんですけど、そういう人って少ないですよね。
石鹸やシャンプーの匂いの方が好きかな(笑)
パフューム ?ある人殺しの物語?
匂いフェチにはたまらない???最高級の香水を作るのに普通ココまでするぅ?
評価:★6点(満点10点) 2006年 147min
監督:トム・ティクヴァ
出演:ベン・ウィショー ダステ…
井上夢人さんの小説で「オルファクトグラム」という作品があります。 視覚の代わりに
監督 トム・ティクヴァ 主演 ベン・ウィショー 2006年 ドイツ/フランス/スペイン映画 147分 サスペンス 採点★★★★ 嗅覚っていうのは視覚や聴覚よりも記憶に直結されているのか、旅先で撮った何十枚という写真を見るよりも、久々に開けた旅行バッグから香る僅かな残…
‘07.03.17 『パフューム』@TOHOシネマズ錦糸町(olinas)
これ見たかった。「パリの魚市場で魚のはらわたの上に産み落とされたジャン・バティスト・グルヌイユは、人並み外れた嗅覚の持ち主だった。調香師になった彼は究極の香りを求めるあまり・・・」という話で、要するに…
写真が横向いちゃってごめんなさい・・・・・(*_ _)人
『パフューム』見ました!!
感想を一言で言うと・・・・・・・・・・悲しいなぁ・・って感じでした。
この男の人は主人公で、
ある日突然、自分は誰の記憶にも残ってないし
生きている証なんて…
多分映画とは全く関係のないこと書くと思います。
今週は見たいものがいろいろあったのでシネコン2軒はしご。
こちらは、久しぶりの「109シネマズ川崎」での鑑賞。
年末のポイント倍増期間に、結構見たから、今回は無料鑑賞。
(駐車券のサービスは受けられないから、結局出費は一緒なんだけど)。
かつてのパリの街というのは、相当に悪臭漂う街だったというのは聞いたことがあります。下水設備がなく、糞尿は、道路に捨てていたのだとか。だから、まるで、道路の真ん中が下水道になっていたようなものだったのだとか。そして、そんな街中を足を汚さずに歩ける履物とし…
世界がひれ伏す香りとは?MOVX京都にて鑑賞、18世紀のフランスが舞台。類稀なる才能を持つひとりの孤児がいた。彼の名はジャン=パティスト・グルヌイユ(ベン・ウィショー)、何キロ先の匂いを嗅ぎ分けるという驚異の嗅覚彼の出生も凄いものがある。パリの魚市場で産み落…
750人もの全裸男女が一斉に睦み合うテレビCMが話題を集めて
*ネタバレ注意(一応)
(然しながらにあの予告を創った人間のセンスを疑う)
映像美を増幅させる音楽に酔う。
予告で使われているあの曲にさえも引き込まれてしまう。
匂いと臭いの違いを本当に実感させられた。
孤独で哀れな男の、究極の純…
今年20本目の映画は『パフューム』です。2時間以上ある作品ですが飽きずに観れました。
私は自他共に認める匂いフェチです。特にいい匂いよりかは少し異臭の方が好きだったりするんです。(変態だなんて思わないで!)特に愛犬の肉球の匂いはくせになる匂いで暇さえあ…
原題:Perfume -The story of a murderer- ※いわゆるひとつのネタバレ
赤毛の女性は芳醇にして妖艶、天国へといざなう至高の香りを放つ・・?「ラン・ローラ・ラン」は好きな映画だが、これは感動も共感も教訓も得られなかった
冒頭いきなり衝撃的なシーンが…
鼻よすぎ。
監督:脚本:音楽 トム・ティクヴァ
出演 ベン・ウィショー アラン・リックマン ダスティン・ホフマン 他
見る前は不安でした。ただのキワモノじゃないかって。
上手く作られてて、面白かったですね。
「ハンニバル ライジング…
東京フィルの生演奏付き試写会。
ゲストの芸人さんのパフォーマンスでアロマが流れ、
映画のタイトルにふさわしい、香つきの鑑賞となりました。
原作は、世界45カ国で1500万部も出版された大ベストセラーで
スピルバーグやスコセッシが映画化権を切望したそうだ。
監…
「パフューム ?ある人殺しの物語?」を観てきました?♪
18世紀のパリ、悪臭立ち込める魚市場で一人の子供が産み落とされた。その子の名は、ジャン=パティスト・グルヌイユ(ベン・ウィショー)、驚異的な嗅覚を持ったグルヌイユは、ある日芳しい香りを持つ女性を誤って…
実は香水が嫌い!
血の流れない「ハンニバル」
香りの生存証明。
「パフューム ある人殺しの物語」TOHOシネマズ六本木ヒルズSC2で鑑賞
これがウワサの…、衝撃、衝撃、衝撃。たしかにすごい作品でした。グロい映像と相対して柔らかな光の加減、騙され続けるようにうまく書かれた脚本とその意外なストーリー。役者たちの飄々と…
『パフューム』鑑賞レビュー!
それは、昨日まで人だったもの。
?ある人殺しの物語?
スピルバーグ スコセッシが奪い合った
禁断のベストセラー、ついに完全映画化!
原作は、45ヶ国語に翻訳され全世界で
1500万部以上の売り上げを記録
世界が…
最近、テレビCMで「パフューム ある人殺しの物語」よく目にします。
コマーシャル戦
天才と奇人は紙一重。 パフューム 18世紀のパリ。悪臭立ちこめる魚市場で一人の赤ん坊が産み落とされる。危うく捨てられかけた赤ん坊は、間一髪で拾われ、グルヌイユ(Ben Whishaw)と名付けられて育児所に引き取られる。グルヌイユは友だちもいない孤独な子どもだったが…
評価:80点
『PERFUME:THESTORYOFAMURDERER』公開:2007/03/03(03/03)製作国:ドイツ/フランス/スペインPG-12監督:トム・ティクヴァ原作:パトリック・ジュースキント 『香水ある人殺しの物語』(文藝春秋刊)出演:ベン・ウィショー、ダスティン・ホフマン、アラン・リッ…
わたしの嗅覚、犬並み{/kaminari/}
ナンテいつも豪語?してたけど、犬の嗅覚は人間の1億倍!なんだってー。
猫は人間の10倍らしいから猫並みにしておこ☆
でも鼻が良くてもいいことなんてほとんどない{/kaminari/}(笑)
自分のつけた香水が、ほんのりいつまでも香って…
けっこうな触れ込みに期待を膨らませ鑑賞『パフューム -ある人殺しの物語-』3月3日公開。汚臭漂う18世紀パリで産み捨てられたグルヌイユ。彼は、遠く離れた匂いも嗅ぎ分け、どんな香りも記憶し、再現できる超人的嗅覚の持ち主だった。ある日彼は、かつてない香りを放つ赤…
東京国際シネシティフェスティバルにて…
(原題:Das Parfum : Die Geschiche eines)
※カンの鋭い人は注意。※映画の核に触れる部分もあります。
鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。
—-この映画、スゴい評判だよね。
確か「衝撃のラスト!」とか言われているんでしょ?
…
18世紀のパリ。ひとりの男がみつけた、究極の香り・・・
犬の嗅覚はやっぱりスゴイよ・・・。あれ?
そんなテーマの話じゃなかったでしたっけ?失礼しました。
数か月前からかなりオシャレ映画イメージのポスターを
見かけてましたが、実際観てみると・・なるほど映像も重厚で
ダスティン・ホフマンも出ているし、
音楽…
《パフューム ある人殺しの物語》 2006年 ドイツ/フランス/スペイン映画
CAST:ベン・ウィショー、ダスティン・ホフマン、アラン・リックマン 他
STORY:18世紀フランス。魚市場で産み落とされ孤児になったジャン=バティスト・グルヌイユ(ベン・ウィショー)は幼い頃から鋭い嗅覚を持っていた。ある日ジャン=バティストは、美しい女…
タイトルと予告編から、上品で美しい映像と殺人鬼の対比が面白そうと期待して『パフューム ?ある人殺しの物語?』を観てきました。
★★★
私達には嗅げない(見えない)匂いの世界が彼の周りには存在している。
描けないはずの“香り”が映像を通して描かれているところ…
sinさん☆
こんばんは!
見応えある作品☆
長さを感じさせない出来映えでしたよね。
この監督、パリジュテームでも1本(五分の作品)参加してるんですよー、ナタリーポートマン主演。
そちらもすごく良かった!
機会があればみてくださいねー。
確かにシャンプーや石けんの自然な香りもいいですね♪
こんにちは、TBありがとうございます。
「パフューム」は匂いをテーマにした究極のフェチ映画でしたが、監督の料理の仕方が旨かったので1級のサスペンス作品に仕上がっていました。
ラストの解釈は釈然としませんでしたが、好きな作品です。
これからも「masalaの辛口映画館」を宜しくお願いします。
>migさん
ほんと見応え抜群の作品でしたね。
映画館で観るべき作品だと思います。
トム・ティクヴァ、「パリ・ジュテーム」にも参加してるんですね!
チェックしてみます♪
毎回音楽も自分で手掛ける珍しい監督ですよね。
>masalaさん
こちらこそコメント&TBありがとうございます!
確かに娯楽映画としては前代未聞のフェチ映画かも知れません(笑)
こちらこそよろしくお願いします♪
先日、夜中にこの映画の宣伝番組やってました。
ストーリーなど大体想像できましたが、観て見たい作品です。
なぜ、やっくんが宣伝部長なのか、疑問ですが(爆)
ところで久々に映画を見ました。
「リトル・ミス・サンシャイン」です。
VWバスが出てくるから見ようか。と。(爆)
久々に「いい映画見た!」と思いました。じいちゃんがアカデミーを獲ったのも頷けます。ぼじおくんにも見て欲しいなあ。どんな感想なのか読んでみたいし。(笑)
こんにちは
私も、香水ってあこがれましたが好きではないんです。
どうしても、マダム系の香水やオヤジ系の香りが鼻について…。
でも、万人に愛される香りも作れるものなのだと。
気持ちの入れ方なんですね。
愛されたい欲望がそんな香りを産み出すなんて皮肉!
>YKさん
かなり宣伝してるみたいですねぇ。
最近の日本の映画会社の「とりあえずタレント使っとけ」的姿勢にはほんと腹が立ちます。
表面的な部分でしかアピールしようとしてませんからね。
「リトル・ミス・サンシャイン」観に行かれたんですか!?
あれも観たい作品です。
最近は単館系の作品の方が良質なの多いですよね。
>chikatさん
いらっしゃいませ♪
そうなんですよねぇ、僕はどうも人工的な強い香りがダメみたいです。
作品の中に出てきた”究極の香り”、嗅いでみたいですよね。
どうなっちゃうか分かりませんが(笑)
sinさん、こんにちは。TBいただきありがとうございました。何度もお返しを試したのですが上手くいかなかったので、コメント欄にて失礼します。
本作はとにかく意見が真っ二つに分かれているようですね。それだけ個性、というかアクの強い作品だったということで。割り切って楽しめれば、かなりハマると思うのですが。
クライマックスのシーンは宣伝で見ちゃっていたせいで正当な評価ができません。とにかくそれだけが残念でした。
クラムさん、こちらこそありがとうございます。
TBの件は申し訳ありませんでした。
仰られているように、ほんとにこの作品は個性的だと思います。
僕にとってはそこが結構重要なので、割と楽しめました。
何度も観るかというと、それはないかなぁという感じですが。
クライマックスは絶対宣伝で見せるべきじゃなかったですよね。
ああいうのは口コミで広まってこそだと思います。