デビルズ・リジェクト/マーダー・ライド・ショー2

1247588the-devil-s-reject-posters.jpg殺人鬼一家の館を舞台にド派手に展開する前作から一転、砂埃舞う荒野を舞台に復讐に燃える保安官の追跡劇と殺人鬼一家の逃避行が残酷描写と寂寥感いっぱいに綴られるスラッシャー・ロード・ムービー。

出演:シド・ヘイグ、ビル・モーズリイ、シェリ・ムーン・ゾンビ、ウィリアム・フォーサイス、ケン・フォリー、マシュー・マッグローリー、レスリー・イースターブルックほか
音楽:ロブ・ゾンビ
脚本:ロブ・ゾンビ
監督:ロブ・ゾンビ



いやぁ、もうテンションが上がる上がる。
今回は被害者たちではなく、キャプテン・スポールティングをはじめとする極悪非道ファミリーが主人公。
逃走の中、情け容赦無い悪行を重ねながらも、徐々に保安官たちに追い詰められていくファミリーたち…。

この「デビルズ・リジェクト」が描くのは、救いの余地の無いファミリーにいつしか感情移入し、応援してしまっている自分を知る恐ろしさ。
視点や価値観次第で正義が悪になり、悪が正義になりえる。
そんな紙一重の危うさを描いてみせた快作です。

前作とは打って変わって、陽の光を浴びた昼間のシーンが多いのも印象的で、ロード・ムービー(むしろアメリカン・ニュー・シネマ?)としても成立しているのも特筆すべき点で、この作品でロブ・ゾンビは”ホラー映画好きのミュージシャン”から”映画監督”へと変わったと思います。
「俺たちに明日はない」や「明日に向かって撃て!」を思い出さずにはいられないラスト・シーンの美しさに涙…。

ちなみに、本作一番の驚きはマザー・ファイアフライを演じたのが「ポリス・アカデミー」シリーズのキャラハン警部、レスリー・イースターブルックだった事!


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