レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語

51dkw6m6y5l.jpg40言語に翻訳され、全世界で3000万部以上を売り上げた謎の小説家レモニー・スニケットのベストセラー「世にも不幸なできごと」シリーズを映画化したファンタジー。

出演:エミリー・ブラウニング、リアム・エイケン、カラ・ホフマン、シェルビー・ホフマン、ジム・キャリー、ジュード・ロウ、メリル・ストリープ、ティモシー・スポール、キャサリン・オハラほか
音楽:トーマス・ニューマン
脚本:ロバート・ゴードン
監督:ブラッド・シルバーリング


ファンタジーというジャンルは、ストーリーは勿論の事、その世界観がとても重要になってきます。
キャラクター、デザイン、色彩、音楽。
それらのオリジナリティとクオリティ次第で、いくらストーリーや俳優の演技が良くても台無しになってしまう可能性があります。
しかし、この作品の世界観は文句のつけようが無いほどの素晴らしさ。
特に、衣装や建物、背景の随所に感じられるゴス要素の取り入れ方。
そのセンスの良さはエンド・ロール(かなり長かったですが…)に集約されています。
あのエンド・ロールからだけでも、この作品が他の作品と一線を画す事は簡単に見て取れるでしょう。

勿論、俳優たちの演技も素晴らしく、特にジム・キャリーは持ち前の芸達者振りで胡散臭いオラフ伯爵をシアトリカルに演じています。
主人公である3姉弟妹を演じた3人(4人か)もそれに負けない存在感を持っているので、決してジム・キャリーの独り舞台にはなっていません。
メリル・ストリープの登場シーンでは、流石に迫力に押され気味でしたが。

生きている以上、良い事もあれば悪い事もある。
結局、「幸せ」と感じるか「不幸せ」だと感じるか、それはその人の捉え方次第。
守られるべき存在である子供たちが、自分自身の力で困難を乗り越え、成長していく様子は、薄っぺらな作品には無い本当の意味のポジティヴさを感じさせてくれます。

ファンタジー好きやティム・バートンの世界観が好きな人、子供好きな人に是非オススメした作品です。


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