タワーリング・インフェルノ

51u2ij5pvrl.jpg135階建ての超高層ビル”グラス・タワー”で発生した大火災からの脱出劇を描いたパニック超大作。

出演:スティーヴ・マックィーン、ポール・ニューマン、ウィリアム・ホールデン、フェイ・ダナウェイ、フレッド・アステア、O・J・シンプソン、リチャード・チェンバレン、ロバート・ヴォーンほか
音楽:ジョン・ウィリアムズ
脚本:スターリング・シリファント
監督:アーウィン・アレン、ジョン・ギラーミン


「ポセイドン・アドベンチャー」と並ぶ、パニック映画の金字塔。

160分もの長尺にも関わらず、見る度にその凄さを見せつけられる恐ろしい作品です。
どんなに遅い時間に見始めても、一度スタートボタンを押したが最後、決して眠る事を許してくれません。
これが30年以上も前に作られた作品とは…。

最近の作品とは違ってヴィジュアルに頼らない、あくまで脚本とカメラワーク、編集によって生み出されるスリリングな展開と、幾つもの人間ドラマによって一気に最後まで見せきってしまう構成の上手さ、そして全編に漂う、まるで自分もその場にいるかのような緊迫感はとにかく圧巻の一言。
特に後半のガス爆発によって崩れてしまった階段を捩れた手摺りをつたって下りていくシーンや、ゴンドラで隣のビルへ移動するシーン、ビルの外壁から落ちそうになるエレベーターの救出シーンなどは、後のパニック・ムービーに多大な影響を与えた屈指の名場面です。
この作品にはパニック映画に必要なものが全て詰まっていると言えるでしょう。

そして、超大作に相応しい豪華キャストの競演も魅力の一つ。
中でもポール・ニューマンとスティーヴ・マックィーンの存在感、カッコ良さは別格です。
2人とも、台詞や表情、さりげない仕草、どれをとっても絵になる、まさに”スター”と呼ぶに相応しい俳優。
でも、決してカッコ良く見せようとはしていない所が良いんですよね。

すぐにそれと分かるジョン・ウィリアムズのスコアや、完璧過ぎるタイトル・センス(20世紀フォックスとワーナー・ブラザースがそれぞれ企画していた「The Glass Inferno」と「The Tower」を合作した)なども含め、全てにおいて非の打ち所の無い大傑作。
この作品は映画館で観たかった…。



Similar Posts