Witch Hunt

東北地方太平洋沖地震から1週間。
まだまだ胸がざわついて平穏な日々とは言えないけど、生きている幸せを噛み締めながらこの週末のライヴに臨みます。

MottovsBTR468c

●3月20日(日) 京都 SilverWings
「田辺モット vs BTR(Rush Tribute) – The Time Machine Live – 」
開場:17:00 / 開演:18:00
前売:3,000円 / 当日:3,500円 (1drink別)
出演:モット歪みまShow (ロッキー長井(Vo), 大村里枝(Gt), 廣瀬鉄平(Gt), 岡田英之(Key), 田辺モット(Ba), 内田伸吾(Dr) ) / BTR (RUSH Tribute)

元Sense of Wonderの田辺モットさんを中心としたスペシャル・バンド”モット歪みまShow”と、恐らく関西唯一であろうRUSHのコピバン”BTR”の対バン。
何故か僕だけ2ステージ、実質ワンマンです。
“モット歪みまShow”の選曲はUriah HeepやMountainなんかのクラシック・ロック中心、そして、”BTR”は勿論RUSH。しかも、歴史的名盤「Moving Pictures」の完全再現+αをお届けする予定です。
BTRは全員の足技、小道具に注目が集まる事必至。きっと後ろから見た方が楽しめるんじゃないかと思いますが、前からで我慢して下さい。



さて、ここから少し長くなります。
これはあくまで僕個人の意見です。人それぞれ状況や価値観は違うので別の意見があって当然ですし、それを批判するつもりもありません。
ただ、奇しくも明日演奏するRUSHの”Witch Hunt”の歌詞にあるような恐ろしさも日々感じているのです。

今、音楽だけでなく娯楽全般が「自粛」ムードです。
何故「自粛」なのか?「節電」とは意味合いが違います。
娯楽性が少しでもあろうものならすぐに「不謹慎」と言われかねないことに対して、社会全体がビクビクしている。そんな空気。
楽しむ事、笑う事を「自粛」しなければいけない世の中に、僕は違和感を感じます。

確かに、地震、津波、原発と世界でも類を見ない程の未曾有の災害が立て続けに発生し、まだ被災地で苦しんでいる人が沢山いる中、「こんな事をしてる場合なんだろうか?」「いつも通り生活していていいんだろうか?」と誰もが自分に問いかけていると思います。それは凄く良く分かります。
でも、そんな状況だからこそ幸いにも被災を免れた人たちは普段通りに生活して、被災した人たちの分まで経済を支えていかなければいけません。
その経済には娯楽も含まれています。
経済を支えるという事は、仕事をし、収入を得て、お金を使うという事です。当たり前の事ですが、誰かがお金を使う事で誰かにお金が入るのです。
経済は食物連鎖と同じように複雑に絡み合ったサイクルで成り立っています。そのサイクルが崩れると、これからの被災地の支援や復興どころではなくなってしまいます。

専門家ではないので確かなデータがあるわけではありませんが、日本という国は娯楽に携わる事で生計を立てている(立てられる)人の割合が恐らく他の国よりも高いと思います。しかし、その多くは決して安定した収入を得られるものではありません。実際のところ、殆どが日雇い労働みたいなものです。
そんな状況で社会の無言の圧力に迫られ、「自粛」を続ければどうなるか?
娯楽を提供する人も、場所も無くなっていってしまいます。
娯楽を楽しむ側からは衣食住以外のものだったとしても、娯楽を提供する側にとってはそれが衣食住を得る為の手段なのです。

遠く離れた京都でいくら心に響く演奏をしたところで、被災地の人たちには届きません。
それは事実です。
でも、音楽に力がある事もまた事実です。
思い上がりでも、自己満足でもなく、現実的に一番ベストだと思える選択として、僕はライヴをやります。

冷静であること。
そして、人それぞれ環境は違うけど、日々、自分のやれる事を精一杯やること。
小さくても、目立たなくても、「自粛」なんかよりも、それが今一番大事な事なんじゃないかなと思います。

明日は自分に出来る精一杯の演奏をして、観に来てくれたお客さんも、共演するメンバーも、ライヴハウスもみんな幸せな気持ちにしてやろうと思っています。
チャリティ用の募金箱を設置する予定なので、幸せな気持ちになった分だけ募金に協力して下さい。
然るべき団体を通して義援金として被災地へ届けたいと思います。


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