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tellmesomething.jpg99年の公開当時、オープニング2日間で40万人を動員し、韓国史上最多動員数を記録した傑作ハード・ゴア・スリラー。

出演:ハン・ソッキュ、シム・ウナ、ヨム・ジョンア、チャン・ハンソン、ユ・ジュンサン、アン・ソクァンほか
音楽:チョ・ヨンウク、パン・ジュンソク
脚本:コン・スチャン、イン・ウナ、シム・ヘオン、キム・ウンジョン、チャン・ユニョン
監督:チャン・ユニョン


“韓流”なんていうブームが起こるなんて思いもしていなかった頃、僕が韓国映画を見るきっかけとなった作品。

“ゴア・スリラー”の名の通り残酷なシーンが多く、世に出回っている評価もそこにばかり言及しているので、どうもそれだけの作品だと思われがちですが、それは大きな間違いです。
この映画の最大の見所、そして魅力は、全編に散りばめられた数々の「謎」。
しかもこの「謎」、なんと何一つ明かされることなく終わってしまいます。
その為、公開から数年経った今でもこの「謎」を解き明かすべく、多くの人が議論し続けている程。
僕は5回見て何とか自分なりの「答え」を出しましたが、この映画、見れば見るほど「謎」が深まっていきます…。
監督は何かのインタビューで「ちゃんとした答えがある」と言っていたように記憶しているのですが、いつか”完全版”が発表される日は来るのでしょうか。

主人公の刑事を演じるハン・ソッキュは、犯人を追い詰めているはずが逆に精神的に追い詰められていくという難役を迫真の演技で見事に演じ切っています。
そして、シム・ウナの今にも壊れそうな脆さとミステリアスさを同居させた演技の見事なこと。
脚本やスタイリッシュな映像の見事さもさることながら、この2人がいてこそこれ程の作品に成り得たように思います。
この作品の後の「Interview インタビュー」以降、ゴシップが原因で表立った活動をしていないようですが、早く復帰してまた素晴らしい演技を見せてもらいたいです。

サスペンス、ミステリー好き必見の傑作。


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